世界各国の映画を見てみよう!【スペイン編】

世界各国の映画を紹介するこの企画、今回はスペイン映画をご紹介!

スペインは地中海に面した穏やかな気候のもと、イスラームとヨーロッパの文化が交ざりあい、独自の文化を発展してきた国である。そんな文化の影響はスペインの映画にも見て取れる。『マタドール』や『グロリアの憂鬱』などを監督したペドロ・アルモドバルの作品からは、スペインの哀愁と陽気さを感じ取ることができる。そんな有名監督を多数輩出してきたスペインの映画を今回は紹介したい。

注目のスペイン映画3選!

悲しみに、こんにちは

かつて少女だった私たちへ―。実話から生まれた、忘れがたい名作

フリダは部屋の片隅で、荷物がダンボールに詰められるのを静かに見つめていた。その姿は、まるで母親(ネウス)が最後に残していった置物のようだ。両親を“ある病気”で亡くし一人になった彼女は、バルセロナの祖父母の元を離れ、カタルーニャの田舎に住む若い叔父家族と一緒に暮らすことになる。母親の入院中、祖母たちに甘やかされて育てられていた都会っ子のフリダ。一方、田舎で自給自足の生活を送っている叔父と叔母、そして幼いいとこのアナ。彼らは、家族の一員としてフリダを温かく迎え入れるが、本当の家族のように馴染むのには互いに時間がかかり...。宝石の原石のような輝きとシャボン玉のような儚さをた携えた少女の“ひと夏”を描いた『悲しみに、こんにちは』は、きっとあなたの心も捉えて離さないだろう。

悲しみを乗り越えて、少しだけ大人になる少女の夏

あまりにも晴れやかなスペインの夏の中、少女は母の死を乗り越えていく。このコントラストが、悲しみに直面しつつも前を向く少女の心情と重なり胸が締め付けられる。そんな複雑な内面を見事に演じきった主人公のライア・アルティガスには今後も期待したい。

出演:ライア・アルティガス、パウラ・ロブレス、ブルーナ・クッシ、ダビド・ベルダグエル、フェルミ・レイザック
監督:カルラ・シモン
脚本:カルラ・シモン

ボルベール<帰郷>

巨匠アルモドバルが再び母の愛を描いた感動作。

15歳の娘と失業中の夫とマドリッドで暮らすライムンダは、スペインの太陽のように情熱的な女性。ある日彼女に二つの死が降りかかる。娘のパウラが義父を台所で刺し殺してしまったのだ。娘を守るため夫の死体をなんとかしようとする彼女に、今度は最愛の叔母が亡くなったという知らせが届く。一方でライムンダは、故郷ラ・マンチャで数年前に火事で焼死したはずの母の姿を見た、という噂を耳にする。生き返ったのか、幽霊なのか…。

スペインを代表する監督によって原色で彩られた名作

数々の名作映画を世に送り出し、スペイン映画の巨匠といえばこの監督と言っても過言ではない、ペドロ・アルモドバル。彼の作品の魅力は何といっても色彩。画面は溢れんばかりの原色で彩られているにもかかわらず、常にエレガントな印象を保っている。この映画では、強く生きるペネロペ・クルスの気高い姿に思わず息をのんでしまう。

出演:ペネロペ・クルス、ジラ・パエス、カルメン・マウラ、ロラ・ドゥエニャス
監督:ペドロ・アルモドバル
脚本:ペドロ・アルモドバル

※本記事は一部内容を2020年8月26日に修正致しました。


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