『HIStory 2 越界~君にアタック!~』歐陽ママとお勉強ちゅう♡ #2

中国語映画・ドラマの翻訳や、日本で開催されたアジアBLドラマイベントMCなどに携わり、アジアドラマをこよなく愛する歐陽ママが、注目するドラマの台詞をきりとり、読者の皆様に中国語の表現の面白さなどをお伝えする「歐陽ママとお勉強ちゅう♡」。

さて、第2回目の中国語講座は、『HIStory 2 越界~君にアタック!~から。
志弘高校バレー部を舞台に、どこまでもまっすぐな気持ちがぶつかり合うメインのツーシュアン(ザック・ルー)とユーハオ(ファンディ・ファン)の先輩後輩CPに加え、言えずに募る思いにこちらの胸が締め付けられてしまう、血の繋がらない兄弟CPのツェンウェン(ニック・ヤン)とツェンウー(パトリック・シー)の二組が織りなす、それは美しい青春の物語の台詞をピックアップ!

台湾BL金字塔の作品から、「思い」をテーマにセリフを紹介!

今回はアタシにとっても特別な作品、つい先日三周年を迎えた「越界~君にアタック!~」からご紹介。アタシの仲良し組合員(二丁目の仲間)はこの作品をきっかけにHIStoryにどっぷりはまり、中国語を始めたほどよ。気持ち、わかるわ。高校生らしい言葉遣いもさることながら、思いを伝えるセリフにも注目したい。何度も繰り返し見てきた作品だから、セリフを選ぶのに苦労したけど、心ときめいたシーンを二つ選んでみたわ!

作品紹介

HIStory2 越界 ~君にアタック~

汗、涙、そして恋の葛藤…。先輩と熱血男子がバレーボールを通して惹かれあっていく青春ラブロマンス

喧嘩っ早いが真っ直ぐな心を持つユーハオ(フェンディ・ファン)はその運動神経を買われバレーボール部から勧誘を受ける。一度は入部を断るユーハオだが、バレーボール部マネージャーのツーシュアン(ザック・ルー)のアタックに見惚れてしまう。怪我で選手の道を諦めたツーシュアンの気持ちを知ったユーハオは代わりに夢を叶えようと、猛特訓を始める。2人で練習を続けるうちにユーハオはツーシュアンに惹かれていく。そして迎えた大事な練習試合の前日、ユーハオはツーシュアンに告白するが思いもかけない言葉が返ってきてしまい…。
一方、ユーハオの親友のツェンウェン(ニック・ヤン)は血の繋がらない兄ツェンウー(パトリック・シー)への密かな想いに苦しんでいた。

出演:フェンディ・ファン、ザック・ルー、ニック・ヤン、パトリック・シー
監督:ツァイ・ミージェ

ユーハオのまっすぐな告白、そして兄弟のそれぞれが抱く思い

“我知道我越界了”/ラインを超えたけど

第3話、バレーの強化合宿中、ユーハオはツーシュアンのバレーや思い描く将来に対する熱い気持ちを聞く。このシーン、ツーシュアンの話を聞くうちにユーハオの顔がキラキラしてくるのよね、ああ。そしてユーハオはたまらず大胆な行動を取ってしまうの……。この、
“我(ㄨㄛˇ|wǒ)知(ㄓ|zhī)道(ㄉㄠˋ|dào)我(ㄨㄛˇ|wǒ)越(ㄩㄝˋ|yuè)界(ㄐㄧㄝˋ|jiè)了(˙ㄌㄜ|le)”
は直訳すると「私は自分が境界を越えたことをわかっている」ってことなんだけど、美しいのはやっぱり“越界”というこの単語よ。バレーのコートで、ネット越しのシーンなんだから当然「ラインをこえる」という意味があるんだけど、それに加えてやっぱり二人の関係の「一線をこえる」っていうユーハオの思いも含まれてくる。中国語のこんなふうな二つの意味を掛ける言い方って、おしゃれだと思うわ。

“我不想讓你知道有人喜歡你”/秘密にしたかった

同じく合宿の夜、弟のツェンウェンが眠っていたはずのツェンウーの背中に「好きだ」と告白。その告白を、目を閉じて振り返りもせずに聞いていたのよね。その翌日、あの屋上のシーンでの兄ツェンウーのセリフ。
“我(ㄨㄛˇ|wǒ)不(ㄅㄨˋ|bù)想(ㄒㄧㄤˇ|xiǎng)讓(ㄖㄤˋ|ràng)你(ㄋㄧˇ|nǐ)知(ㄓ|zhī)道(ㄉㄠˋ|dào)有(ㄧㄡˇ|yǒu)人(ㄖㄣˊ|rén)喜(ㄒㄧˇ|xǐ)歡(ㄏㄨㄢ|huan)你(ㄋㄧˇ|nǐ)
これは「お前のことを好きな人がいるってこと知られたくなかった」ってことです。うう、胸が、苦しいわ。この“讓〇〇(人でもモノでも)+△△(動詞)”ってフレーズは頻出だけど、英語の“let”と似た使い方よ。
 このシーンの目がうるうるしているように見えるニック! ずるい! かわいすぎる! 朴訥な雰囲気のパトリックも役柄ぴったりで、アタシはこのシーン、大好物――あ、大好きです。

*発音表記(注音|拼音)

最後に

盧彥澤(ザック・ルー/ひこざわくん)と邱子軒(ツーシュアン)

そう、この回でザック・ルーに触れないわけにはいかないわ。2019年3月16日、ザックを迎えたDVDお渡し会が開かれたの。アタシは司会の大役を仰せつかったのだけれど、楽しかったわぁ。ザックは打ち合わせ(入ってきて笑顔で“你好”よ?)から打ち上げまで(一緒にご飯食べたもんね!すごい食べっぷりよかった!)本当に誠実な人柄がひしひし伝わってくる人だった。会場にお越しいただいた方にはきっと伝わっていたと思う。まるでツーシュアンと一緒にいるような、夢の空間だったわよね。

執筆者情報

歐陽(オウヤン)ママ

早稲田大学大学院修了。論文のテーマは台湾の文化。
2012年から2013年にかけて台湾で生活、日本語の先生などしてふらふらする。
新宿二丁目では新型コロナの影響もありあたふた。今は新しいお店をオープンしようと画策中。


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