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『We Best Love 永遠の1位』歐陽ママとお勉強ちゅう♡ #3

『We Best Love 永遠の1位』歐陽ママとお勉強ちゅう♡ #3
中国語映画・ドラマの翻訳や、日本で開催されたアジアBLドラマイベントMCなどに携わり、アジアドラマをこよなく愛する歐陽ママが、注目するドラマの台詞をきりとり、読者の皆様に中国語の表現の面白さなどをお伝えする「歐陽ママとお勉強ちゅう♡#3」。今回は『We Best Love 永遠の1位』の台詞をピックアップ!
目次

今回は「歐陽ママとお勉強ちゅう♡#1」でピックアップした『We Best Love 永遠の1位』から。
シューイーは大学4年生。大学に入学し、小・中・高とずっと勝てなかった天才同級生シードーと離れ、やっと「万年2位」の地位から脱し、いよいよ1位を謳歌するはずだった。だが、なぜかシードーが転入してきて、大切な日を台無しにする。許せないシューイーは、なんとか彼を懲らしめようと、幼稚な仕返しを始める。そんなある日、失恋したシューイーの映像を撮ったシードーは、その映像を使って、卒業まで自分の雑用係になれと言ってくるのだたが…。

『We Best Love 永遠の1位』に登場した専門用語から

アタシの組合(新宿二丁目界隈)では、いわゆる専門用語ってのがそりゃもういっぱいあるわけ。例えば好きなタイプの強いこだわりを表す「〇〇専」も「若専」、「老け専」(年上好き)に始まって「誰専」(誰でもいい)とか「ノンケ専」とかね。この「ノンケ」、視聴者の皆さんは知ってる人もいるんじゃないかしら。ヘテロセクシュアルや異性愛者と言ったりもするけど、要は「ストレート」の人よね。なぜ「ノンケ」っていうのか、その由来はいろいろ言われているけどわかっていないの……。

作品紹介

We Best Love 永遠の1位

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成績1位の天才型英才と、彼のせいでいつも「万年2位」の努力型秀才の胸キュンラブストーリー!

シューイーは大学4年生。大学に入学し、小・中・高とずっと勝てなかった天才同級生シードーと離れ、やっと「万年2位」の地位から脱し、いよいよ1位を謳歌するはずだった。だが、なぜかシードーが転入してきて、大切な日を台無しにする。許せないシューイーは、なんとか彼を懲らしめようと、幼稚な仕返しを始める。そんなある日、失恋したシューイーの映像を撮ったシードーは、その映像を使って、卒業まで自分の雑用係になれと言ってくるのだたが…。

出演:リン・ズーホンユー(YU)エヴァン・ルオリー・チーレイ・チャン(ブライアン・チャン/張睿家)シー・チーティエン
監督:ジャン・ルイジー
脚本:リン・ペイユー

大学の保険医ペイ・ショウイーの“掰彎”発言!

“然後趁機…” 訳:それから機に乗じて…

第3話、前エピソードで麻辣鍋を食べお腹を壊したシューイーが保健室で休んでいるシーン。シューイーはベッドで寝ているんだけど、シードーが「講義に出るよ」とショウイーに言うと、ショウイーのセリフ「優しいところを見せておいて」“然(ㄖㄢˊ|rn)後(ㄏㄡˋ|hu)趁(ㄔㄣˋ|chn)機(ㄐㄧ|jī)...”と続くわけよ。この“然後”もよくでてくる単語ね。「それから、そして」って意味の順接の接続詞だけど、日常会話でもよく使われる。「んでさあ」なんて砕けた語感にも訳せるわ。“趁機”の“趁”は「~のうちに、~に乗じて」という意味で、“趁熱吃!”(熱いうちに食べて!)なんて料理を勧めるときに言ったりする。“機”は“機會”(機会、チャンス)の“機”で「臨機応変」なんていうときの機。だからここは「それから機に乗じて」ってことになるわ。


“掰彎他” 訳:彼を同性愛者にする

同じ発言の後半は、“掰(ㄅㄞ|bāi)彎(ㄨㄢ|wān)他(ㄊㄚ|tā)”よ。アタシは見ててたまげたわ。“掰”は「両手で力を込め、ものを分ける」って意味なんだけど、この字は確かに二つの「手」の間に「分」が挟まれてるわよね。あらかわいい字。“彎”は「曲がっている、まっすぐでない」という意味。「彎曲」の彎よね。この“掰彎”は辞書に出ていない単語のはずだけど、“彎”の「まっすぐでない」を読み替えて「ストレートでない=同性愛者」という意味に使ってるわけ。だから「(優しいところを見せて、)それから機に乗じてゲイにしちゃう」っていうふうに訳せるわけよ! ペイ・ショウイー! このセリフの後にみせるシードーの表情、ちょっと慌てたふうにシューイーに振り返るのよ。そして「友達になりたいだけだ」って言う。切ないシーンになってるわよね。

*発音表記(注音|拼音)

最後に

“掰彎”をストレートの人たちは知っている?

今回は少し細かいシーンを見たけれど、この“掰彎”、アタシはてっきり組合の専門用語だと思ってたの。日本だとストレートの人は「ノンケ」すら知らないものだもの。ノンケさんに「俺ノンケだから」とか言われると、「ノンケは自分でノンケって言わねえのよ! あんたさてはポテンシャルあるね!」なんて言ったりしたものだわ。“掰彎”も気になったアタシ、台北で雑誌編集をしてる組合員(台湾人/20代)に問い合わせたわ。そしたらさ、「若い世代は大体知ってるはず」ですって……。ああ、アタシも若くないのね……。

執筆者情報

歐陽(オウヤン)ママ

早稲田大学大学院修了。論文のテーマは台湾の文化。
2012年から2013年にかけて台湾で生活、日本語の先生などしてふらふらする。
新宿二丁目では新型コロナの影響もありあたふた。今は新しいお店をオープンしようと画策中。

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