原作は1973年に刊行された小松左京による不朽の名作『日本沈没』。本作は刊行から48年の時を経て原作を大胆にアレンジし、原作でも描かれていた「環境問題」を2021年バージョンとして今に照らし合わせて鮮明に描き出す。さらに、主人公を含めた登場人物をオリジナルキャラクターにして2023年の東京を舞台にすることで、今だからこそ描くべき物語が展開。沈没という目に見えない危機が迫る中で「見出していく希望」をテーマに描いていく。
主人公の環境省官僚、天海啓示を演じるのは『罪の声』『人間失格 太宰治と3人の女たち』『銀魂』などの小栗旬。その天海が参加している“日本未来推進会議”に経産省代表として参加している常盤紘一を、『BLUE/ブルー』『宮本から君へ』などの松山ケンイチが演じる。
今回新たに発表されたキャストは、乃木坂46の与田祐希。乃木坂46のメンバーとして活躍するほか、ファッションモデルとしても活動し、その愛くるしい表情で特に同世代から絶大な人気を得ている。ドラマ『ザンビ』や映画『ぐらんぶる』などに出演経験があるが、ゴールデン帯のドラマおよびTBSドラマに出演するのは本作が初。日曜劇場初出演にしてレギュラー出演となる。
与田が演じるのは、天海と常盤が通う行きつけの居酒屋の看板娘。未曾有の危機を迎え、緊迫感のあるやりとりを繰り広げる中で、天海たちがホッと一息つけるこの居酒屋は、仕事の緊張感から解き放たれる貴重な場所となっている。そして、その居酒屋で働く山田は天海たちにとって癒しの存在である。一方で、日本が沈没するかもしれないという危機に直面したとき、市井の人である山田はどのように危機に立ち向かうのか。そして、天海らはそんな彼女を見て何を感じ、何を決意するのか・・・。
ドラマ『日本沈没―希望のひと―』は、TBSにて2021年10月10日(日)スタート(毎週日曜21:00)。
コメント
与田祐希
希望を信じて、過酷な状況にも立ち向かっていく人間の強さ、そして脆さも感じました。
そんな中私が演じさせていただく山田愛はとても明るく前向きなキャラクターなので、この作品の中で少しでも元気や笑顔を届けられる存在になれていたらと思います!
あらすじ
2023年、東京。東山総理(仲村トオル)は、世界環境会議で地球物理学の権威である世良教授(國村隼)のもと「COMS<コムス>」のさらなる推進を高らかに表明した。
さらに官房長官の長沼周也(杉本哲太)が、東山が“未来の日本”を見据えて各省庁の優秀な若手官僚たちを集めた“日本未来推進会議”を発足すると発表。そのメンバーに環境省の天海啓示(小栗旬)、経産省の常盤紘一(松山ケンイチ)も選ばれていた。目的達成のために強引な手段もいとわない天海は、自身の提案を通したいがために東山総理にすり寄り、同時に総理の抵抗勢力である政界のドン・里城副総理(石橋蓮司)をも懐柔しようとする。さらには、両者に顔が利く「生島自動車」会長兼経団連会長の生島誠(風間杜夫)を同期の常盤に紹介してもらい、近づいていく。
そんな折、ネットに関東沈没へ警鐘を鳴らす田所雄介(香川照之)の記事が載る。この記事が原因で、一部の団体がデモを起こし、天海は事態収束のために田所と対面する。しかし、田所は天海の話に一切耳を傾けず、「近い将来、伊豆沖で島が沈没する。その島の沈没は、私が恐れてきた関東沈没の前兆になる」という不気味な予言を放ち、天海は翻弄される。
そんな矢先、天海は週刊誌・サンデー毎朝記者の椎名実梨(杏)に「Dプランズ」という環境ビジネスで稼ぐ企業と環境省のあらぬ癒着疑惑を突きつけられる。
一抹の不安を抱えつつ、常盤と共に趣味のスキューバダイビングに出かけた天海は、そこで衝撃的な出来事に遭遇する・・・。
キャスト・スタッフ
原作:小松左京「日本沈没」
脚本:橋本裕志
プロデュース:東仲恵吾
出演:小栗旬、松山ケンイチ、杏、ウエンツ瑛士、中村アン、高橋努、浜田学、河井青葉、六角慎司、山岸門人、竹井亮介、高野ゆらこ、与田祐希(乃木坂46)、國村隼、風吹ジュン、比嘉愛未、宮崎美子、杉本哲太、風間杜夫、石橋蓮司、仲村トオル、香川照之 ほか
情報提供元:ウィルメディア編集部(https://www.willmedia.jp/)
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