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『成化十四年~都に咲く秘密~』歐陽ママとお勉強ちゅう♡ #27

『成化十四年~都に咲く秘密~』歐陽ママとお勉強ちゅう♡ #27
(C) BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO.,LTD.
中国語映画・ドラマの翻訳や、日本で開催されたアジアBLドラマイベントMCなどに携わり、アジアドラマをこよなく愛する歐陽ママが、注目するドラマの台詞をきりとり、読者の皆様に中国語の表現の面白さなどをお伝えする「歐陽ママとお勉強ちゅう♡」。
目次

今週は必見ポイントのある第五話からご紹介。毎週言ってるけど本作は時代劇なので、当時の生活を垣間見ることができ……るのかしらね。本当かどうかは分からないけど、少なくとも何となく「昔はこうだったんだなあ」というのが分かる。本作はご飯のシーンもおいしそう。どんな物食べてたか興味あるわよね。例えば明朝の後の清朝のころの袁枚という人の書いた「隨園食単」という本があるんだけど、これはね当時のレシピなの。読んでみたらすごかった。「まず飼っている豚を絞めて……」ってはい、ムリ。中国は歴史の記述は膨大だけど、なかなか庶民の生活を描くものがないのよね。本作ではそういう生活感のあるシーンも見どころよ。

成化十四年~都に咲く秘密~』× 食事+お風呂

そんなわけで今週は食事のシーンとお風呂のシーンをご紹介。ちょうど第五話にどちらも描かれてるのよね。推官の唐泛、エリート官僚なのは紹介したけど料理はからきし駄目ね。第五話では生の大根になんかよく分かんない雑炊だか麺だか作ってるの。でもその後出てくる隨州は料理もばっちり。手際のいい料理のシーンは、見ていて気持ちいいわ。そして、それに続く入浴シーンよ。二つのシーンに中国語としても面白いものが入っているから、今週もお勉強しましょ。

作品紹介

成化十四年~都に咲く秘密~

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明王朝時代のシャーロック・ホームズとワトソンが平和と秩序のために活躍する推理物語ー“武術”と“知恵”を駆使し幾多の試練を乗り越えた2人はその友情を深めていく!

時は成化帝が世を治める明朝時代・成化十四年。都の行政機関である順天府で法を司る推官として抜群の推理力を誇る唐泛(とうはん/グアンホン)は、妓楼で起きた死亡事件を調べていた。事故死に見えたこの事件だったが、唐泛は被害者が何者かによって殺害されたと推察し、捜査を進めていく。その頃、秘密警察・錦衣衛の隋州(ずいしゅう/フー・モンボー)も、皇太子の学友が失踪した事件を調べていたが、偶然にもこの事件が妓楼の一件と深く交錯していることが判明する。図らずも共に謎を解明していくことになった二人は、この事件をきっかけに、時にぶつかりあいながらも絆を深め、最強の相棒へと成長していくのだった。やがて調べが進み、宮廷内の覇権争いが明らかになる中、宮中の人間の関与を疑い始めた唐泛と隋州の前に、万貴妃(ばんきひ/アリッサ・チア)派宦官の汪植(おうしょく/リウ・ヤオユェン)が現れ、二人を翻弄していく。

出演:グアンホン、フー・モンボー、リウ・ヤオユエン、アリッサ・チア、ワン・マオレイ、マオ・イー
監督:グォ・シュアン、ヤン・ホアン

『成化十四年~都に咲く秘密~』第一話は無料で視聴が可能。視聴はこちら

第五話 食事と入浴のシーン

“我吃不下去” “吃不下還給我吃” 訳:「食べられない」「食えないもんを俺に食わせるのか」

唐泛が「一生懸命作った」料理、「生の大根」」だもの。食べらんないわよねえ。
料理を見た隨州、まずは唐泛に「どうして(自分は)食べないのか」と聞く。それに対して唐泛が言うセリフ、
“我(ㄨㄛˇ|wǒ)吃(ㄔ|chī)不(ㄅㄨˊ|bù)下(ㄒㄧㄚˋ|xià)去(ㄑㄩˋ|qù)”、「食欲がない」って訳だったんだけど、確かに例えば「量が多すぎて食べられない」というような、「これ以上食べ続けられない」っていうニュアンスが含まれてるのよね。まあ簡単に言うと「食べられない」なんだけども。自分で作ったものを「食べられない」という唐泛に返すのは“吃不下還(ㄏㄞˊ|hái)給(ㄍㄟˇ|gěi)我吃”、“還”は「それでも」、“給”はいろいろ意味あるけどここでは「〇〇させる」ということで、「それでも俺に食わせる」。なので「お前は自分で食わないくせに、そんなもんを俺に食えっていうのか」というニュアンスなのね。短いフレーズだけど、裏に意味がある感じのやりとりになってたのでした。隨州、怒った顔もイケメンね♡

“這水溫不錯,要不要一起來泡?” 訳:いい湯だぞ、一緒に入らないか?

食事のあとはお風呂っていうことで、同じエピソードから入浴シーン。隨州がお風呂に行って(途中服脱ぐ)、さあ入ろうというところで浴槽に沈んでいた唐泛が現れてこう言う。
“這(ㄓㄜˋ|zhè)水(ㄕㄨㄟˇ|shuǐ)溫(ㄨㄣ|wēn)不錯(ㄘㄨㄛˋ|cuò),要(ㄧㄠˋ|yào)不要一(ㄧˋ|yī)起(ㄑㄧˇ|qǐ)來(ㄌㄞˊ|lái)泡(ㄆㄠˋ|pào)?”、“水”って、お湯なんじゃないの? と思われた方、中国語で有名な話だけど“湯”っていうのは「スープ」のことなのよね。台湾にある“下水湯”は「モツのスープ」だしね。んじゃ日本語の「お湯」のことはなんていうのか。“熱水”っていうのよ。熱い水なんだね。前半の“不錯”っていうのは「悪くない=なかなかだ」みたいな意味で、「温度がなかなかだぞ」。後半の“要不要一起+V”は「一緒にVしないか」っていう勧誘なのよ。浴槽、そんな大きいようにも見えなかったけどねえ。そんなナチュラルに誘っちゃって。隨州さん、誘いにのるのかのらないのか、鍛えられた身体も一緒にドラマを必見よ!

食事と言えば、台湾での外食

例えば台湾に旅行に行くと、毎日外で食事することになると思うのよね。中国語学習者としてはこれが最初の関門だったりしてね。食堂の呼び込みのフレーズ、“裡面坐”(中へどうぞ)、中に入ってすぐ聞かれることの多い、食べていくのか持ち帰りかを聞かれる“內用?外帶?”なんかもあるし。牛肉面を頼んでも、スープに種類があって麺も選べちゃったりと、日本だと食券を買うパターンがずいぶん増えた分、慣れないときっとドキドキしちゃうわよね。またどこかの機会で特集できるといいんだけどね。

執筆者情報

歐陽ママ

早稲田大学大学院修了。論文のテーマは台湾の文化。
2012年から2013年にかけて台湾で生活、日本語の先生などしてふらふらする。
新宿二丁目では2021年10月15日に新しいお店「美麗島」をオープン!

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歐陽ママ 中国語講座
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