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日本でも人気のダン・ルンが代名詞の“ツンデレ演技”を大放出!

日本でも人気のダン・ルンが代名詞の“ツンデレ演技”を大放出!
(C) China Huace Film&TV CO.,LTD
注目されなくなった落ちこぼれ俳優と、彼を支える素人マネジャーが繰り広げるラブコメディー『私だけのスーパースター~ Mr. Fighting ~』。このすっかり売れなくなってしまった俳優のハオ・ゾーユーを演じるのが、ダン・ルンだ。

端正な顔立ちと185cmの高身長を武器に、2012年にドラマ『花非花霧非霧』でデビューしたダン・ルンは、2017年のファンタジーラブ史劇『楚喬伝(そきょうでん)〜いばらに咲く花〜』で注目を集め、2018年の主演ドラマ『霜花(そうか)の姫〜香蜜が咲かせし愛〜』で日本でも人気が急上昇した。

『霜花の姫―』では天帝の息子として支え合ってきた異母兄弟の皇子とヒロインを取り合うことになる“戦神”の旭鳳(きょくほう)を演じ、兄弟の絆を切ってまでいちずにヒロインを愛する上に、ツンツンしていたかと思うと優しさも見せる役どころに多くの女性が心を奪われた。さらに同年製作の現代劇『スウィート・ドリームズ〜一千零一夜~』では、天才フラワーアーティストでCEOであるボーを好演。主人公が憧れの人の夢に入ることができるようになるというラブコメで、ダン・ルンは現実ではさっそうとスーツを着こなし、仕事のできるCEOだが、夢の中では頼りなく、少年のように照れる両極端な顔を見せた。そのギャップで視聴者を魅了し、“ツンデレ演技”は彼の代名詞と言われるほどになった。

もちろん、今回の『私だけのスーパースター~ Mr. Fighting ~』でも、その“ツンデレ演技”は健在だ。彼が演じるハオ・ゾーユーは、10年前にオーディション番組を経て華々しくデビューしたが、今や街を歩いていても誰にも気付かれないほど、人気が低迷。入ってくる仕事も顔が映らないものなど、もはや俳優といえなくなっていた。おまけに事務所の社長とも連絡が取れなくなり、自暴自棄になる。そんな彼に声をかけてきたのが、前社長からゾーユーのマネジメントを引き継いだという、新所属事務所の社長だと名乗るニウ・メイリー(ニー・ホンジェ)と、フー・ズー(マー・スーチュン)だ。

しかし、仕事がなく、すっかり腐っていたゾーユーは、メイリーが借りた高級車にスイカを投げつけて消える始末。その後もフー・ズーのアルバイト先に現れては面倒を起こし、そのせいで彼女はクビになってしまうなど、序盤はとにかくいいところナシ。彼の事情を知ってマネジャーになることを決意したフー・ズーに対しても上から目線で、電話にも出ず、素人集団に売られたことを嘆いて、昼間から酒を飲むなど荒れた日々を送る。

そんな彼にも親身になってくれるフー・ズーや、仕事を探してくれるメイリー。そして、娘のフー・ズーを心配して仕事を手伝う父親のフー・ファンシュー(ハン・トンシェン)らが家族のように接してくれるうちに、次第に心を開いていく。元がかなりひねくれているのでデレにたどり着くまでに時間がかかるが、ふとした瞬間の笑顔や、フー・ズーに本音が言えず、犬に対して優しい表情を浮かべるなど、少しずつゾーユーの素顔が見られる。これまでの“ツンデレ演技”とは少し異なるが、だからこそ、ダン・ルンのよりリアルな表情が堪能できる。

現代の北京の街を舞台に、ゆっくりと再生していく姿を描く今作。一度は全てを失ったゾーユーが、実際、芸能界では素人であるメイリーやフー・ズーらと共に、いかにして上り詰めていくのか。気付けば、原題の「加油、你是最棒的」通り、“頑張れ! あなたは最高だ!”とゾーユーを応援したくなる一作で、徐々に絆を深めていくゾーユーたちの姿に癒やされること間違いなし。全44話と長く感じるかもしれないが、ゾーユーの成長のごとく、ゆっくり、ゆったりとした気持ちで見てほしい。

(文・及川静)

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