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『私のボスはネコ!?』歐陽(オウヤン)ママの注目作品紹介

『私のボスはネコ!?』歐陽(オウヤン)ママの注目作品紹介
新年快樂!今週は中華圏のお正月、「過年」とも「春節」とも呼ばれるけど、台湾や中国のドラマ・映画を見てきた皆にはそう遠い存在ではないんでないかしら? あたしはみんなで火鍋食べた。虎年(中華圏では干支はこの“トラ”)もよろしくお願い申し上げます。
目次

作品紹介

私のボスはネコ!?

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台湾初のファンタジーミニドラマ

蔣可淇(ジアン・コーチー 演:嚴正嵐/ヴェラ・イェン)の働く会社のボスである雷昊楊(レイ・ハオヤン 演:張睿家/レイ・チャン)は、絵に描いたようなツンデレのワガママ社長で、可淇はいつもボスをうっとうしく思っていた。しかし、周りの同僚は可淇であればボスとやりあえると考えている、そんな関係の二人。ところが昊楊にはどの「人間」にも言えない秘密がある。なんとその正体は猫の“妖”(あやかし)なのだ! 可淇は子供のころに猫を救ったことがあり、その恩に報いるため昊楊は可淇を自分の会社の後継者にしようとしていたのだが、結婚適齢期の可淇の世話を焼くうちに二人の距離は縮まって……。あってはならないはずの“妖”と人間の恋の行方は!?

出演:レイ・チャン(ブライアン・チャン/張睿家)、ヴェラ・イェン、リー・チーソニア・ユエン、ゲイリー・タン
監督:ジャン・ルイジー
脚本:リン・ペイユー

BL要素はなくとも、見慣れた名前に溢れた作品

脚本は「あたしたち」のドラマ常連のあの人!

2021年、台湾初のミニドラマとして本作は配信された。解説によると、ファンタジー要素もあり、そして「甘さ」と「ペット」という鉄板要素の融合したドラマだっていうじゃない。BLの要素はなさそうだし、あたし、タイトル聞いた時にさ、また忖度なしにいうけど、「大丈夫なの?」って思ったわよ。だってなんかあるだけ詰め込んでそうな(勝手な)イメージも持ったし、「ネコ」ってなによ、みたいな。でも見る前から安心できる情報が一つ。それは、脚本を書いたのが記憶に新しい我らが『隔離が終わったら、会いませんか?、『We Best Love』シリーズでも脚本を書いた実績と信頼の林珮瑜だということ! 珮瑜先生と聞いた以上は見ないわけにはいなない、というよりはむしろ楽しみになるってもんよね。

注目のキャストは「あの人」や「あの人」たち

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あたしも毎回ドラマ見る前には、当然キャストをチェックするわけ。そりゃさ、見ていてドキドキワクワク(古い)したいじゃない?今はテレビだけじゃなくていろんな方法でドラマや映画を見ることができるようになったから、事前の情報の重要があがってるものね。ところがこの作品に関しては名前見ただけで「むむむ」ってなること間違いなし!(特に男性の)キャストは驚きの「見たことある人」ばかりですもの。主人公のレイ・チャン、そしてその部下の沈子傑を演じるのは李齊(リー・チー)、さらに!途中出てくる取引先のイヤな社長には楊孟霖(ニック・ヤン)と、台湾沼のあたしたちにはその名を聞けば作品名も役名もすらすらでてくる人たちなわけ!もう期待するしかない!

短いドラマの中につまった「台湾らしさ」

見慣れたイケメンが動物になる?

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あたし、ファンタジーって難しいと思うのよね。あたしがひねくれた性格だからっていうのはこのさい措いておくとして、最初っから最後まで完全に舞台がファンタジーっていうならいいんだけど、そうじゃない、普段のあたしたちの生活の中にファンタジー要素の入るものって、何ていうか「そんなわけないじゃん」と思って冷めちゃったりするのよ(やっぱ素直じゃない)。
本作のファンタジー要素は主人公の雷昊楊とその部下の沈子傑が“妖”だっていうこと。昊楊は猫の、子傑は犬(しかもハスキー)の“妖”。“妖”ってなんなのかっていうのは後で詳しく話すとして、ドラマの中じゃ昊楊は光るもの追っかけたり猫舌だったり、子傑は興奮した犬さながら「ハアハア」行ったりボール投げられたら走って追いかけちゃったり、WBLでクールな役どころだった二人がもうただの可愛い動物みたいになっちゃってる。特にレイ・チャンは自分で猫を4匹飼っている“猫奴”の一人だから猫のことよく分かってるんだよねえ。

コンパクトなドラマはテンポよく見られる

本作は全7話と話数もコンパクトながら、一話も長くて20分程度とあっという間に見終えてしまうサイズ感。
だけどその分!一言ひとことの重みがあるっていうか、のちに回収される伏線もちょっとしたところに入っているってわけ。だからぼうっとしていると見逃してしまうかもしれないわよ。集中集中! 
RakutenTV Newsで紹介記事や中国語講座を担当させてもらっているあたしも、限られたスペースで書かせてもらっている分「短ければ短いほど難しい」というのは日常的に感じること。考えてみてほしいの。乱暴に無理やり簡単に言っちゃうけど「自分の会社の後継者として育てようと思っていた、過去に救われたことのある女の子」と、その「会社の社長(しかも正体は猫の“妖”)」が全7話、一話20分のドラマの中で「関係性が変わる」のを描くわけでしょ? 
そりゃドラマの中の一言ひとこと、視線、動きの重みが違うっていう意味、伝わるわよね?

重いテーマも明るい作品もある台湾のバラエティ

あたしの見終えた感想、それはもう「こんな“妖”だったらあたしも出会いたい」これに尽きるわ。ちっちゃいころにケガした鳥とか連れ帰って看病して、それで元気になってかえしたりしたこともあるんだけどなあ。いつになったらイケメンの“妖”が出てきてくれるのかしら。楽しみに待つことにするわ。
先月は『返校 言葉が消えた日』っていう重いテーマの作品を扱ったわけだけど、今月は打って変わって楽しくって明るくって甘くってペットでっていうそういう作品。あたしらが見慣れた台湾らしいドラマ、「帰ってきた」感じするわ。『返校』は『返校』で、台湾を理解するために必要な作品だったけど、『私のボスはネコ!?』を見終えたあたしは「そうそう、これこれ」と思ったのでした。

執筆者情報

歐陽(オウヤン)ママ

早稲田大学大学院修了。論文のテーマは台湾の文化。
2012年から2013年にかけて台湾で生活、日本語の先生などしてふらふらする。
新宿二丁目では2021年10月から新しいお店「美麗島」をオープン予定。

Rakuten TVで視聴する

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台湾ドラマ 歐陽ママ

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