ヒットBLドラマ『俺は恋愛なんか求めてない！』から、人気サブカップルのスピンオフドラマ『僕の指先に君の温度が触れるとき』が誕生！　

ドラマ『二番目の夫』で大ブレイクしたチャ・ソウォンと、K-POP2.5世代のトップアイドルB1A4のゴンチャンというトップスター同士の主演が話題となり大ヒットしたBLドラマ『俺は恋愛なんか求めてない！』は、上司が起こした不正に巻き込まれ一流企業から懲戒解雇処分された気弱なチ・ウォニョン（ゴンチャン）が、旅先で出会った会社会長のお気に入りの天才陶芸家ユン・テジュン（チャ・ソウォン）に会社復帰を狙い接近。その過程で恋に落ちていく物語だ。

作中には、メインカップルのウォニョンとテジュンのほかに、ウォニョンがアルバイトをするカフェのイケメン社長キム・ドンヒ（ドウ）と、彼の幼なじみコ・ホテ（ウォン・テミン）というサブカップルが登場する。ウォニョンとテジュンが恋人になっていくドキドキ感を味わせてくれたとしたら、その2人をアシストするドンヒとホテは“犬猿の仲”と言われているが、実はなかなか進展しない両思いカップルで、こちらの2人をヤキモキしながら応援していた方も多いはず。

ドラマの大ヒットを受けて2023年5月に韓国で開催された『俺は恋愛なんか求めてない！』のファンミーティングでは、なんとこのサブカップルの高校生時代を描くスピンオフドラマの制作が発表され、ドラマ『僕の指先に君の温度が触れるとき』が誕生することとなった。

母親同士が友達で、兄弟のように育ってきたドンヒとホテ。ホテは高校1年生のときに父親を事故で亡くし、ソウルから地元の江陵（カンヌン）に戻り、2歳年上のドンヒと一つ屋根の下で暮らすことになる。年上のドンヒは、内気で繊細な一面を持ち、感情をうまく表現できない人物。ホテは陽気で楽観的な性格でありながら、心の中に孤独を抱えている。同じ高校に通い、同じ家で生活をする中で、相反する2人は徐々に友情と愛情の違いに気付いていく。

最初に自分の感情に気付いたのは、ドンヒ。一方ホテは、女の子と付き合っても長続きせず、ドンヒにだけ抱く特別な感情があることに気付く。この2人の青い熱の高まりを表現しているのが、彼らの視線だ。彼らの繊細な視線を通して2人の感情が伝わり、視聴者は愛が芽生える過程をドキドキしながら見守ることとなる。全体的に映像の美しさが目を引く作品だが、特に2人が気持ちを確認し合うシーンの美しさは秀逸だ。

『俺は恋愛なんか求めてない！』でドンヒとホテの関係性が気になった方には、この作品がそのモヤモヤを晴らしてくれるだろう。『俺は恋愛なんか求めてない！』を見終わった後に、改めて彼らの過去を『僕の指先に君の温度が触れるとき』で見ると、どこからどう見ても両思いなのに、友達以上恋人未満の関係から抜け出せない不器用な2人に、またキュンとするはずだ。

2024年12月22日には、チャ･ソウォン、ゴンチャン、ドウ、ウォン･テミンのキャスト勢ぞろいで『俺は恋愛なんか求めてない！』×『僕の指先に君の温度が触れるとき』JAPAN FANMEETINGが東京・豊洲PITで開催される。韓国のファンミーティングは、テジュン役のチャ･ソウォンが入隊してしまったために彼を除いたキャスト3人により行われたが、日本でのファンミーティングには2024年5月に除隊したチャ･ソウォンも参加。完全体での日本ファンミーティングにも期待が高まる。

（文・坂本ゆかり）

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