Jimmy & Seaが演じるタイBL『My Magic Prophecy』の主人公カプの萌えシーン3選

Rakuten TVで『My Magic Prophecy』を観る

物語は予知夢を見るタロット占い師のインことイントゥ（Seaことタウィナン・アスクンプラサート）が、大学の同級生の兄で理論派の医師・タップことタプファー（Jimmyことジッタラポン・ポーティホック）が車に轢かれて死んでしまう予知夢を見たことから始まる。タップは占いが好きすぎる母親に勧められてインに占われることになるが、彼は占いなどの科学的に説明できないことが大嫌いなタイプ。しかも不吉な予言をされたことに腹を立て、2人は最悪の出会いを果たす。しかし、インはたびたび予知夢で危険な目に遭うタップを放っておけず、事あるごとに彼の命を救うことになる。

それをきっかけにタップのインを見る目が変わり、より親密な関係になっていくのだが、助けるのはインばかりではなかった。実はインは予知夢で見ていたのに両親の命を救えなかったという深い心の傷を抱えており、そのことを知ったタップは医者としての知識を生かしてインに寄り添っていくのだった。こうして徐々に距離を縮めていく2人は、時期ごとに異なる“萌え”を発動していく。

序盤は、会えば憎まれ口を叩き合うキュートな萌えシーンが続出。
第1話では、会うたびにタップがインに冷たい視線を向けて挑発的なことを口にするので、年下のインも思わず生意気な口をきいてしまう状態。例えば、インが自転車で転んで病院に来たことを知るとタップがわざわざやってきて、近距離で「自分の運勢を占えば？」と嫌味を言い、それにインが悪態をつくことも。そんな2人の関係は、インが予知夢で見た危機からタップを救うことによって大きく変化する。

第2話でのタップは、ピンチから救ってくれたインに付きっきりで看病。自分が命を狙われるきっかけになっている集中治療室の患者の診察で大忙しのはずなのに、気づけばインの病室にいる始末。インが悪夢にうなされていると手を握り、熱っぽいとあちこちに手の甲を当てるなど、甲斐甲斐しく世話をするシーンはまさに萌えポイントだろう。

そんなある日、タップが刺客に襲われる事件が起き、いよいよ身を隠さなければならない状況に陥る。
そこでインが毎年訪れる田舎に身を潜めることになり、2人きりになったタップとインは急速に距離を縮めていくのだった。かつてインが暮らしていた田舎の家に滞在する第3話は、萌えシーンのオンパレード。お風呂上がりで半裸状態のタップが、インの髪が乾いているのかをなぜか壁ドンスタイルで確かめたかと思うと、今度は亡くなった両親のことで心神耗弱状態になったインをタップが抱き締めて落ち着かせるなど、楽しい時も苦しい時も共に過ごした2人の関係は確固たるものになっていく。

しかし、忘れるなかれ。タップは命を狙う輩から身を隠すために来ているのであり、今後もさまざまな災難が2人の身に降りかかるはず。おまけに第5話では恋のライバル的存在の出現も。予知夢という運命に抗う2人の恋の行方はもちろん、事件の結末やタップの友人たちの動きも気になるところだ。また、タップを演じるJimmyは医師として病院勤務の経験を持つ俳優のため、医者としての所作やセリフの言い回しが実になめらか。今作の見どころの1つになっているので、そこにも注目してみて！

（文・及川静）

Rakuten TVで『My Magic Prophecy』を観る