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ーーご出演が決まった思いをお聞かせください。
咲妃:翻訳台本を読ませていただいて、作品に込められたメッセージに強く共感を覚えました。この作品を日本のお客様に届けたい、自分も携わらせていただけるなら、こんなに嬉しいことはないと思い、即答で引き受けさせていただきました。
昨年10月に韓国で本作を観劇させていただいて、作品の魅力を強く肌で実感し、日本版の創作に向かう上での絶大なモチベーションになりました。その時に一番感じたのは、この作品がいかに韓国で愛されているかということです。物語と劇場に集う人々との間に、温かい繋がりを感じ、さらに『レッドブック』の虜になりました。
そして、私の大切で大好きな同期、りお(花乃まりあ)の出演を知った時の喜びといったら……!りおのお名前を見た時、心がじんわり温かくなり、「私大丈夫だ!何が待ち受けていようとも頑張れる!」と、強く思ったことを覚えています。出演が決まって、作品を観劇させていただいて、共演者の方も続々と決定していく、その一つひとつの出来事が、自分の中で感謝の積み重ねでしかなく、有難い気持ちで今日を迎えています。

花乃:私も翻訳台本を読ませていただいて、まず、すごく面白いなと思いました。韓国ミュージカルならでは楽曲の難しさや、今までにないような役柄ということもあり、ハードルが高そうだなと少し不安な部分もあったんですが、演出の(小林)香さん、そして、やっぱりゆうみ(咲妃)がアンナをやると伺ったときに、ゆうみの声で再生して読めるぐらいにすごくぴったりだなと。絶対に素敵な作品になるだろうなと思いました。
ただ、宝塚がお好きな方や、私たちを知っている方だと、アンナとドロシーの関係性が、どういうふうに見えるんだろうというのも考えました。韓国版では、ドロシー役を年齢が上の方がされていたりもするので。私がドロシーをやることが、ゆうみのアンナに対して、すごく良いエッセンスや作用をもたらせるように頑張れたらいいなと、ずっと思ってます。

ーー花乃さんのお話を聞いていらっしゃって、咲妃さんはその言葉が沁みていらっしゃるようですね。
花乃:表情は文章に書いてもらえないよ(笑)。
咲妃:ずっとこういう顔してます。りおの言葉を聞くたびに。
ーー喜びを噛み締めていらしゃるんですね。おふたりは同時に音楽学校に入学して、卒業して、初舞台を踏んで、組配属後のご活躍、そして、ほぼ同時期に組替えをされて娘役トップになって、ほぼ同時期に退団されて、その直後の映像作品『越路吹雪物語』で共演されて、今作で共演と、本当にリズムが一緒というか。
咲妃・花乃:確かにそうですね!
ミュージカル『レッドブック〜私は私を語るひと〜』