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「私、大丈夫だ!」咲妃みゆ×花乃まりあ、宝塚同期が『レッドブック』で響き合う“家族”以上の絆:インタビュー前編

「私、大丈夫だ!」咲妃みゆ×花乃まりあ、宝塚同期が『レッドブック』で響き合う“家族”以上の絆:インタビュー前編
韓国の大ヒットミュージカル『レッドブック〜私は私を語るひと〜』の日本初演で、咲妃みゆと花乃まりあが共演する。19世紀のロンドンを舞台に、小説を書くことで自分自身を表現するアンナが、社会の偏見と闘いながら「私」として生きる道を見つけ出す物語。
宝塚歌劇団の同期として、同時期にトップ娘役として活躍し、退団時期も重なるなど深い縁を持つふたりにインタビューを実施した。前編では出演への思いや同期としての絆、これまでの歩みを、後編では現在の生き方や互いへの思い、そして作品に込めるメッセージを聞いた。
(写真・文:岩村美佳)

インタビュー後編はこちら

ーーご出演が決まった思いをお聞かせください。

咲妃:翻訳台本を読ませていただいて、作品に込められたメッセージに強く共感を覚えました。この作品を日本のお客様に届けたい、自分も携わらせていただけるなら、こんなに嬉しいことはないと思い、即答で引き受けさせていただきました。
昨年10月に韓国で本作を観劇させていただいて、作品の魅力を強く肌で実感し、日本版の創作に向かう上での絶大なモチベーションになりました。その時に一番感じたのは、この作品がいかに韓国で愛されているかということです。物語と劇場に集う人々との間に、温かい繋がりを感じ、さらに『レッドブック』の虜になりました。
そして、私の大切で大好きな同期、りお(花乃まりあ)の出演を知った時の喜びといったら……!りおのお名前を見た時、心がじんわり温かくなり、「私大丈夫だ!何が待ち受けていようとも頑張れる!」と、強く思ったことを覚えています。出演が決まって、作品を観劇させていただいて、共演者の方も続々と決定していく、その一つひとつの出来事が、自分の中で感謝の積み重ねでしかなく、有難い気持ちで今日を迎えています。

稽古場写真:曳野若菜

花乃:私も翻訳台本を読ませていただいて、まず、すごく面白いなと思いました。韓国ミュージカルならでは楽曲の難しさや、今までにないような役柄ということもあり、ハードルが高そうだなと少し不安な部分もあったんですが、演出の(小林)香さん、そして、やっぱりゆうみ(咲妃)がアンナをやると伺ったときに、ゆうみの声で再生して読めるぐらいにすごくぴったりだなと。絶対に素敵な作品になるだろうなと思いました。
ただ、宝塚がお好きな方や、私たちを知っている方だと、アンナとドロシーの関係性が、どういうふうに見えるんだろうというのも考えました。韓国版では、ドロシー役を年齢が上の方がされていたりもするので。私がドロシーをやることが、ゆうみのアンナに対して、すごく良いエッセンスや作用をもたらせるように頑張れたらいいなと、ずっと思ってます。

ーー花乃さんのお話を聞いていらっしゃって咲妃さんはその言葉が沁みていらっしゃるようですね。

花乃:表情は文章に書いてもらえないよ(笑)。

咲妃:ずっとこういう顔してます。りおの言葉を聞くたびに。

ーー喜びを噛み締めていらしゃるんですね。おふたりは同時に音楽学校に入学して、卒業して、初舞台を踏んで組配属後のご活躍、そして、ほぼ同時期に組替えをされて娘役トップになって、ほぼ同時期に退団されて、その直後の映像作品『越路吹雪物語』で共演されて、今作で共演と、本当にリズムが一緒というか。

咲妃・花乃:確かにそうですね!

作品情報

ミュージカル『レッドブック〜私は私を語るひと〜』

<strong>ミュージカル『レッドブック〜私は私を語るひと〜』</strong>

●あらすじ

紳士の国・ロンドン。その中でも最も保守的だったヴィクトリア朝時代に生きる、主⼈公アンナ(咲妃みゆ)は少し変わっていた。淑女として振る舞うよりも「私」として⽣きたい―。 真面目で“紳士”であることしか知らない新米弁護士・ブラウン(小関裕太)や個性的な登場人物たちとの出会いをきっかけに、アンナは、官能的な小説を書くことで自分を表現し始める。 型破りで刺激的な内容は、瞬く間に評判を呼び、多くの読者を熱狂させていく。 一方で、「女性のあるべき姿に反している」「社会に悪影響だ」と非難され、ついに裁判にかけられてしまう……。

●スタッフ・キャスト

出演:咲妃みゆ 小関裕太 花乃まりあ エハラマサヒロ /中桐聖弥 加藤大悟 / 田代万里生 ほか

脚本:ハン・ジョンソク
作曲:イ・ソニョン
演出・上演台本・訳詞:小林 香
音楽監督:桑原まこ

●公演情報

【東京公演】東京建物Brillia HALL
2026年5月16日(土)〜5月31日(日)
【大阪公演】森ノ宮ピロティホール
2026年6月27日(土)〜6月30日(火)
【愛知公演】御園座
2026年7月4日(土)〜7月5日(日)

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