ナットは1993年5月13日生まれの28歳で、この『Oxygen』が連続ドラマ2作目という遅咲きの新人。しかし、『Oxygen』のメインビジュアルを見てもわかるようにくっきり二重なのに涼やかな目元や、幸運を呼びそうなアヒル口、透き通るような美肌など、顔だけでも国宝級の美しさを誇り、さらに185センチと高身長の上に小顔でスタイルも抜群。2020年に『Oxygen』で注目を浴びてからはタイ国内での注目も高まり、ハイファッション誌にモデルとして登場するなど、一気に活躍の場が広がったのも納得である。
連ドラ2作目で主演に抜擢されたことも驚きだが、なんとナットはドラマの主題歌「My Oxygen」で歌手デビューも果たしてしまった。しかもその歌声はとてものびやかで、サビのハイトーンボイスに癒される人が続出。YouTubeの「Supanut Channel」にアップされている同曲のオフィシャルMVは530万回以上再生されており、タイ国内に限らず、韓流アイドルファンからのコメントも数多く寄せられている。2021年には新曲「be my girl」をリリースし、歌手としても精力的に活動中。しかし、もともとは歌うことは好きではなく、芸能界に入ってから練習したそうで、努力の人であることがうかがえる。そんなところも人気を高めているようだ。
ナットの人気をここまで高めたのは、もちろんドラマ『Oxygen』の影響だ。ナットが演じるソロは御曹司の上にイケメンだが、心に傷を抱え、不眠に悩む大学1年生。心を許す数少ない友人以外とはほぼ口を利かず、笑顔を見せることもない。そんなソロが眠れぬ夜に偶然立ち寄ったカフェで4年生のギー(チャナプーム・テーンウォン、通称ペッチ)に出会ったことから、彼の日常が変わっていく。ギーは幼少期に孤児になり、多くの苦難を経験してきたにも関わらず、明るく、心優しい青年で、ソロが眠れないことを知り、メニューにないホットミルクを特別に作ってあげる。そのミルクとギーの穏やかな笑顔がソロにとってかけがえのないものになっていき、同時にギーもソロを放っておけなくなり、互いにoxygen=酸素のような欠かせない存在になっていくのだ。
先輩のギーはソロよりも身長が低く、階段の一段上に立つとちょうど目線が合ったり、先輩のギーがソロの頭をポンポンしたり、向かい合う時は付き合う前から妙に距離が近いなど、BL好きのカフェ店員の女の子じゃなくても萌えてしまうシーンが第1話から盛りだくさん。しかも2人の距離はどんどん縮まっていき、それが最終話の第13話まで続くのだから、見ているほうは酸素が足りなくなって酸欠になってしまうかも!?
ギーを演じるペッチによると、ナットは恥ずかしがり屋で控えめなタイプで、ナット自身の公式インスタグラム(@supanut)にもたびたび登場している母親をとても大切にしている好青年。すでに次回作が決定しているようだが、そんな人柄も手伝って、今後ますます大きな俳優になっていきそうだ。出演作が渋滞する前に、まずは『Oxygen』での演技を堪能してみては?
(文・及川静)
https://news.tv.rakuten.co.jp/2024/04/bl-list.html BL関連記事一覧
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