本ドラマは、台湾最大のテレビ局「三立電視」と日本のエスピーオーが共同製作する新たなオリジナルBLドラマシリーズ。大学を舞台にした『Stay By My Side』に続く第2部の作品となる。
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有名な会社の秘書室に男性初の秘書として就職した堯舜宇(ヤオ・シュンユー)。それまで家業の朝食店の手伝いをしていて、初めての就職となり意気込んでいたが、仕えることになったのは、完璧主義者の社長・夏商舟(シア・シャンジョウ)だ。怒りっぽいうえに神経質で、書類を置く角度にまでこだわるという。
秘書室長に社長の身の回りの世話をするように命じられた舜宇は、「新人の僕にそんな大事な役目を?」と恐縮する。だが、商舟に厳しく当たられていた先輩の女性秘書たちは、内心ようやく後輩ができたと喜び、安堵していて、新入りの舜宇がこき使われることに。その仕事内容は、頭痛解消のためのマッサージや、朝食の用意、お見合いをぶち壊す手伝いまでも。
けれども舜宇は懸命に商舟の意図を汲み取り、期待に応えようと頑張っていく。商舟は、そんな舜宇を始めこそウザったく思っていたものの、やがて好奇心が芽生え…という展開になる。
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その展開はオーソドックスともいえるが、オレ様な商舟と、純情かつ先輩秘書から商舟対策の分厚いマニュアルをもらって気合入れるほどに一生懸命な舜宇のやり取りには、“萌え”要素がいっぱいで、キュンキュンしまくること間違いなしなのだ。
例えば、マッサージのシーン。オレ様な商舟に委縮しながらも、薬を常用することに「副作用が心配です」と注意して、自ら「マッサージの心得があります」と申し出た舜宇。ちゃんと言うべきことは言うタイプのようだ。マッサージしてもらった商舟は、それまで厳しかった表情がやわらいでいき、しまいには眠りにつく。そんな姿に「眠ってる社長は普段と違う。今なら何をしても許してくれそう」と密かに思う舜宇。一方、その後に舜宇は商舟が起きるのを待ちながら眠ってしまうのだが、先に起きた商舟は「こいつ度胸があるのか空気が読めないのか」と思いつつ、小声でつぶやいたのは「まつ毛が長いな」という言葉。
まだなんともないはずなのに、これからを予測させるような感情が沸いている様子。そして、なぜか2人の顔の距離が近すぎたりするところもドキドキする。それは、振り返れば、初めて会社で顔を合わせたときに、つまずいた舜宇を商舟が抱き止めるシーンからそうだった。さらに、商舟がネクタイを結ぶのにまだ慣れていない舜宇のために、バックハグのようなスタイルで後ろから手ほどきしたり、節約が得意だという舜宇が作ったパンの耳で作ったスティックを、舜宇には見せないようにして商舟がおいしそうにほおばったりする場面も。
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舜宇を演じるシャオ・ホンのかわいらしさと愛嬌のある顔立ち、対して商舟を演じるマオ・チーションの凛々しく端正な顔立ちがそれぞれ役柄にぴったりなのも、雰囲気を盛り上げる。
このあと、舜宇に思いがけない出来事が起きる。それで2人の距離はまたグッと近づいていく。オレ様ながら可愛い面もある商舟と、純情で可愛いけれど芯には自分もちゃんと持っている舜宇。キュンが詰まった2人の恋路に夢中になるはずだ。
(文・神野栄子)
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