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タイドラマ『Laws of Attraction』が視聴者を引き寄せる“クセ強ポイント”

タイドラマ『Laws of Attraction』が視聴者を引き寄せる“クセ強ポイント”
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引き寄せの法則という意味を持つ、タイドラマ『Laws of Attraction』。タイ・中国で大ヒットした、嫉妬と権力争いが巻き起こす泥沼愛憎劇『To Sir, With Love』と同じWo監督、同じメインカップルということで、今回も人間ドラマや怒涛の争いが期待される本作。主人公は、優秀だが金のためなら事実もねじ曲げる悪徳弁護士・チャーン(Filmことタナパット・カーウィラ)と実直なテコンドー講師・ティン(Jamことラチャタ・ハムパーノン)の2人。タイで放送がスタートするや否や“クセになる”と夢中になる人が多かったということで、その“クセ強ポイント”を紹介しよう。


大ヒットドラマ『To Sir, With Love』に続いて登場した『Laws of Attraction』は、前作以上に権力者の傍若無人っぷりが目に余る作品だ。主人公の1人である悪徳弁護士のチャーンは今日も金持ちの被告のために法廷に立ち、汚い手を使って殺人事件の証人の発言を操作し、有罪確実だったマダムの判決をひっくり返していた。おかげで敵も多く、その夜も被害者の弟に殺されそうになっているところをたまたま通りかかったテコンドー講師のティンに助けられる。たくましく清潔感のあるティンはとても頼り甲斐のありそうな人物で、チャーンも一目で好意を抱くが、2人は最悪の状況で再会することになる。

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ある日、ティンの姪が政治家の息子であるタンタイが運転する車に轢かれて死んでしまった。祖母と2人、兄夫婦の忘れ形見である姪を大事に育てていたティンは、彼に正当な罪を償わせたいと願うも父親のタッテープが警察上層部に手を回し、何事もなく済まされそうになっていた。そんな時、ティンの前に現れたのがチャーンだった。弁護士であることを知り、てっきり自分たちの味方になってくれるのだと思い喜ぶティンだったが、「助けてもらったお礼に」と言いながらチャーンが笑顔で提示したのは高額の慰謝料だった。最悪の展開に怒り心頭のティンはすぐにチャーンを追い返すが、この後、事態は急変する。

金に汚いが探究心も強いチャーンは事故のてんまつに疑問を覚え、タンタイに事故の真相を尋ねたことが原因で突如、解雇される。その後、タッテープの手下に襲われたチャーンは間違いなく何かあると確信し、一転して被害者の弁護人になると言い出す。当然ティンは拒絶するが、祖母に気に入られたチャーンは被害者側の一員として事故の決定的証拠を探し出す。だが、チャーンの真意は掴みづらく、正直疑わしい。決定的証拠を手に入れた途端、タッテープ側に寝返るようにも見える。

チャーンという人物は影があり、笑顔もいびつだ。ティンの祖母やご近所さんと話す時は穏やかだが、自分に敵意を持つタッテープやティンと話す時には表情が歪む。どうやら、過去に何かあったらしく、原因は少しずつ見えてくるが、彼のくせ者ぶりは大いに気になるポイントだ。そして、もう一つの“クセ強ポイント”は、タッテープ親子の悪人ぶりだ。SNSを使ってうその情報をでっち上げるのはかわいい方で、手下にチャーンやティンを襲わせたり、何度もティンの家に押し入らせたり…。しかもタッテープは、息子に対しても暴力的。実際ダメ息子ではあるのだが、殴った挙句に自宅に監禁して、「お前なんか、いなきゃよかった」と言い放つ。まさにこの親あって、この子ありなのだ。

だが、驚くべきなのは、弁護士であるチャーンがこの父親に負けず劣らずの男で、やられたらやり返す攻防戦を繰り広げるのも“クセ強ポイント”だ。各所を金で丸め込んでいるタッテープの悪事を暴くには、ティンが求めるような正攻法では無理なわけだが、どんな手を使うのか想像できず、その展開にいちいちヒヤヒヤ。第4話ではチャーンが着々とタッテープを追い詰めていくが、彼が大人しくやられているはずもなく、どんな報復を受けるのかと思うと気が気ではない。結果、先が気になって仕方がなくなり、ついつい連続視聴してしまうのだ。

すると、いつの間にかチャーンを疑う気持ちが消え、ティンとチャーンを応援しているのだから不思議だ。事件の真相に近付くに連れ、2人の親密度も増していくので、BLファンの方もご安心を。そして、タッテープら強者が得をする腐った仕組みの世の中で、弱者であるティンとチャーンはいかにして勝利を手にいれるのか。全8話なので、週末の一気見にいかがでしょう?

(文・及川静)

https://news.tv.rakuten.co.jp/2024/04/bl-list.html BL関連記事一覧 https://news.tv.rakuten.co.jp/2024/01/k-tosirwithlove.html 泥沼愛憎劇かと思いきや、意外と感傷的な新感覚タイBLドラマ『To Sir, With Love』

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