人気作家MAMEの新作BL『Love Sea』の主人公の1人は、執筆活動のため、半ば強制的に南の島に送られた色白で都会っ子の作家・トンラック(ワストーン・チャイジンダー(Peat/ピート))。そして、もう1人はトンラックの友人にお世話係として雇われた筋肉隆々の島男・マハサムット(Fティティポン・センガーイ(Fort/フォート))なのだが、2人の相性は出会った瞬間から最悪だった。
長期滞在予定のトンラックが大きなトランクを持ってきていることは誰にでも予想できるはずなのに、マハサムットはバイクで船着場にやってきたのだ。ガイドとして雇われたと言うわりに、まるでサービスのなっていないマハサムットにトンラックのイライラはいきなりMAX。しかし、マハサムットは少しも悪びれることなく、近くにいた少年から荷台付きバイクを借り、トンラックを荷物と一緒に荷台に乗せてホテルへ。人気作家としてもてはやされてきたトンラックは、当然この雑な扱いに激怒する。
ところが、マハサムットはどんなにキレられてもどこ吹く風なのだ。トンラックの友人のコナーから何か言われているからか、日頃から大自然を相手にしているからか、理由は分からないが、妙な余裕があり、全く動じない。そのため、普段は売れっ子作家として君臨しているトンラックの方が押され気味に。これにはトンラックのプライドが許さなかったのだろう。少しずつ、反撃を試みていく。
例えば、マハサムットがトンラックの白い肌に見惚れるような表情を見せるといたずらにバスロープをはだけさせて誘うような表情を見せたり、金があることを見せつけるようにマハサムットを買おうとしたりする。ところが、何をしてもマハサムットの方が一枚上手で、それが余計にトンラックの神経を逆撫でしていく。こうして2人の攻防戦は、徐々にエスカレートしていくのだった。
トンラックがマハサムットを挑発する理由は、一目瞭然だ。一つは人気作家としてのプライドを傷付けられることが許せず、マウントを取るため。もう一つは、作品のラブシーンを書くためだ。そして、マハサムットの男っぷりに引かれている面もありそうだ。だが、マハサムットがなぜ最初からトンラックをおちょくるような態度を取るのかは、全く分からない。
マハサムットは一見、軽薄な男に見えるが、実は父親と仲違いをしても地元に残り、島の繁栄のために尽力しており、島の人々に慕われている。また、外国語が堪能のため、外国人観光客にも人気でガイドのご指名も少なくはない。おそらく仕事にも恋の相手にも困っていないであろうマハサムットが、どうしてこんなにトンラックを挑発する必要があるのか?
まさか雇い主のコナーから新たなBL小説のためにトンラックを誘惑してくれと頼まれている…なんてことが?その理由にいつ辿り着けるのかはまだ分からないが、互いに挑発し合うトンラックとマハサムットの関係は、序盤からヒートアップ。『Love in The Air』でもカップルを演じていたFortとPeatの息はピッタリで、終始ファンをドギマギさせくれそうだ。
(文・及川静)
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