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舞台は、韓国有数のリゾート地・済州島。美しい自然に囲まれたシェアハウス「トゥギャザーハウス」に集まったのは、ムードメーカーのリウォン、クールビューティーなヒヨン、落ち着いた雰囲気のソヨン、ボブスタイルが似合うジナ、メガネが目を引くハンギョル、香りフェチのダギョ、ボーイッシュなミラン、そして途中参加したゴージャスな雰囲気のミヌの8人。『ボクらの恋愛シェアハウス』同様、年齢や職業は明かされておらず、彼女たちは出会いと共同生活を通して互いを探り合い、好感を育んでいく。
もちろん“恋愛”がメインなのだが、特に興味深く見ることができるのは、単なる恋愛リアリティーに留まらず、女性同士の“友情”や“嫉妬”、そして“支え合い”といった感情の機微にも深く迫っている点ではないだろうか。『彼女たちの恋愛シェアハウス~ToGetHer~』は、女性特有の繊細で複雑な人間関係も物語の中心に据えている。
たとえばカップリングが成功し、デートに出かけるカップルに残ったメンバーたちが軽口を交えつつも嫉妬心を覗かせる場面があれば、過去の恋愛話に共感しながら寄り添う場面もある。彼女たちは、とにかくよく語り合う。デート中のカップルはもとより、各参加者がベッドルームやリビングで、今気になることや感じたことを率直に打ち明け、解決策を模索していく。会話による濃密なコミュニケーションは、女性版ならではかもしれない。
ときには、同じ相手にひかれている者同士が相談し合い、励まし合うこともある。彼女たちは、ライバルというよりも、恋愛という共通の目標に向かう仲間のような関係を築いていく。親交を深めながら互いを知っていく過程には、恋愛を一時の情熱によるものではなく、深い友情から育まれるものと捉える姿勢が表れているのかもしれない。
本作が描くのは、恋愛の甘さと同時に、その裏にある不安や葛藤、そして“誰かと真剣に向き合うこと”の難しさと尊さである。これは性別にかかわらず、誰もが共感できるテーマであり、その普遍性こそが、多くの視聴者をこの作品に引きつける要因なのかもしれない。
さらに、済州島というロケーションも見逃せない要素だ。広大な海と緑、そして開放感あふれるトゥギャザーハウスは、彼女たちの心を静かに揺さぶり、時に新たな気持ちを後押ししてくれる。
本作は単なるエンターテインメントを超え、恋愛や人とのつながりが持つ“かたちの豊かさ”を描き出す作品である。恋愛と友情が交差する場所で、彼女たちは何を見つけ、何を失うのか──。その一瞬一瞬のリアルを、ぜひ目撃してほしい。
(文・坂本ゆかり)
https://news.tv.rakuten.co.jp/2025/05/info-together.html 韓国恋愛リアリティ『彼女たちの恋愛シェアハウス~ToGetHer~』Rakuten TVで配信中! https://news.tv.rakuten.co.jp/2024/07/k-sharehouse3.html 「ボクらの恋愛シェアハウス」新シーズンが楽しくなるためのポイントをおさらい https://news.tv.rakuten.co.jp/2024/04/bl-list.html 【BL関連記事一覧】新作・おすすめ・ランキングをご紹介! https://news.tv.rakuten.co.jp/2024/07/bl-search.html 【2025年最新】おすすめBLドラマ&映画ガイド|迷ったらここから検索!
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