まずは全ての原点と言えるシーズン1。勤務中に負傷した保安官のリック・グライムス(アンドリュー・リンカーン)が昏睡状態から目を覚ますと、周囲は世界の終末…。妻と息子を捜すことから始まり、仲間との合流、ゾンビとの遭遇、ゾンビから逃げる方法、ゾンビと戦う方法など、その後の長い旅の決まり事などの情報をキッチリと得ることができる。ゾンビだけでなく、“対人間”についてなど、考えさせられることも多い。他のシーズンは10話超(全16話など)だが、シーズン1は6話と短めなので、まさに入門編として鑑賞必須だ。
412229 ウォーキング・デッド シーズン2
シーズン2はウォーカーへの恐怖心により人間たちが精神的に参ってしまうなど、本格的なスタートを感じさせる。シーズン3になると人間同士の対立・対決が増え、本当の敵は?とハラハラさせる展開に。シーズン4は“終着駅”での新たな脅威と遭遇、伝染病のまん延など、絶体絶命のピンチを迎える。シーズン5は巨大な防壁に守られた街・アレクサンドリアが登場。ここは結構重要な場所だったりする。
シーズン6の終盤から登場する生存者グループ“救世主”のリーダー・ニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)。その後のシーズンにもいろんな影響を与える人物なので要注目。シーズン7は、まさにニーガンのシーズン。リックたちはニーガンを倒すために新たなコミュニティと組んで奮闘する。その新たなコミュニティの“ヒルトップ”と“王国”が加わり、ニーガンと全面戦争となったのがシーズン8。戦い続けることがサバイブする最善と言わんばかりに対決シーンが多くなっていたが、リックの息子の「殺し合いはもう終わらせなければいけない」という思いによって、気付かされることも多かった。
リックの意志を尊重して“救世主”たちと協力関係を築き上げていくシーズン9。ここまでのシーズンでもいろんな大きな展開があったが、シーズン9は“ウォーキング・デッド”ファンにとって最大の転機と言えるシーズンだった。放送される前からこのシーズンでリックがいなくなることが発表されていたが、やはり実際にリックがいなくなった時の喪失感は大きい。
412362 ウォーキング・デッド シーズン10
シーズン10は、ダリル・ディクソン(ノーマン・リーダス)たちと“囁く者”との争いが激しくなり、同時にサイドストーリーも多いので、ファイナルシーズンを楽しむためにもしっかり押さえておきたいシーズン。多くの謎を残しているが、ファイナルシーズンとなるシーズン11には、人間たちが行き着く“長い旅の終わり”が待っている。ダリル、マギー・グリーン(ローレン・コーハン)、そしてさまざまな人物が謎の“収穫者”に立ち向かうために困難なミッションに挑む。全24話3部構成という盛りだくさんなシーズンになっており、視聴者もこのシーズンを見ないとウォーキング・デッドの長い旅は終われない。