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真逆の立場だから惹かれ合う!? 医師と死神が主人公のタイBLドラマ『Dear Doctor―死神が愛した医者―』

真逆の立場だから惹かれ合う!? 医師と死神が主人公のタイBLドラマ『Dear Doctor―死神が愛した医者―』
(C) STUDIO WABI SABI CO., LTD.
2022年3〜6月にタイで放送されたばかりの『Dear Doctor―死神が愛した医者―』は、日本でも人気を博した『ラブ・バイ・チャンス』シリーズや『Until We Meet Again〜運命の赤い糸〜』などを生み出したStudio Wabi Sabiが贈る、新感覚のBLドラマ。優秀な医師と死神が引かれ合うという風変わりな設定で、外科医を1992年生まれで30歳のナットことナチャポン・ラッタナモンコン、死神を25歳のカーンことカシデート・ホンラダーロムが演じ、大人のカップルゆえのしっとりとしたラブストーリーになっている。

多くの命を救う優秀な外科医のプラカーン(ナット)は、ある日、勤務先の病院で黒いスーツ姿のトゥアビー(カーン)と出会う。不思議なことに彼の姿は他の人間には見えないらしく、プラカーンは事態が飲み込めずに最初は呆然とするが、何度か遭遇するうちに彼の正体が死神で、亡くなった人の魂を迎えに来ていることに気付く。しかし、なぜ自分にだけ見えるのかは謎のまま、幾度となく病院で鉢合わせするのだった。

414638 (C) STUDIO WABI SABI CO., LTD.

トゥアビーはユニークな死神で、仕事をしていない時はプラカーン以外の人にも見える上にスーツ姿とは対照的なアロハシャツ姿で普通に生活をしている。なぜかプラカーンに強く執着していて、彼の家の隣に住み始め、どんどん彼の生活に食い込んでいく。この行動には理由があり、彼とプラカーンにはある縁があったのだ。トゥアビーの思い出のなかには小さなプラカーンがおり、思いが強すぎるゆえに彼の前に現れてしまったのだ。

一方、彼が死神であることに気付いたプラカーンは、立場的にも彼の存在を歓迎できずにいたが、妙に人懐こいトゥアビーを受け入れていく。そして、彼にあることを気付かされたプラカーンは、自分の間違いを認めて、トゥアビーに償いを申し出るなど、少しずつ変化していくのだった。当初は死神というダークな存在ゆえにトゥアビーを警戒していたが、時間を重ねるうちに大切な存在へと変化していく。

414642 (C) STUDIO WABI SABI CO., LTD.

しかし、距離が近くなって本心が言えるようになると、今度は気持ちをぶつけすぎて相手を傷つけてしまったり、トゥアビーはプラカーンが大切な存在だからこそ、死神の自分がそばにいてはいけないのではないかとい思ってしまったり、好きゆえに一緒にいられない状況が生まれたりもする。まるでプラカーンの好きな「甘さ半分のミルクティ」のように、恋愛の甘さと現実の厳しさが50:50で描かれているドラマだ。そして、不滅の死神との恋物語ということで、最終話ではこれまでのタイBLにはない少々衝撃のシーンも描かれるので、そこも堪能してほしい。

演じる2人は、まだ“タイBL”がジャンルとして確立されていなかった2016年に、オムニバスドラマ『Views of Love』の第1話『Grey Rainbow』でカップルを演じたナットとカーン。当時も大きな話題となったそうだが、今作はそんな2人が満を持しての再共演となった。医師と死神として出会ったばかりの時は硬い表情で視線を交わす2人だったが、心を通わせてからは温かなまなざしで見つめ合い、そのギャップに驚かされるばかり。大人同士のしっとりとしたラブシーンをお見逃しなく。

414643 (C) STUDIO WABI SABI CO., LTD.

そして、Studio Wabi Sabiと言えば、サブカップルが話題になることでも有名。『ラブ・バイ・チャンス』第1弾のMeanPlanや『Until We Meet Again〜運命の赤い糸〜』のBoun&Premなど、続編につながるサブカップルが誕生しているので、『Dear Doctor―死神が愛した医者―』でも、看護師と新人医師のキータとナティーの2人にもぜひご注目を!

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タイBL アジアドラマ
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