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身近にある恐怖!? 都市伝説をテーマにした日本のホラー映画4選

身近にある恐怖!? 都市伝説をテーマにした日本のホラー映画4選
日本各地で口伝えにより広まっている都市伝説。怖いものに限られたことではないが、“口裂け女”や“トイレの花子さん”などのうわさ話は幼いころ誰もが一度は聞いたことがあるのではないだろうか。

今回は、そんな都市伝説を題材にした日本のホラー映画を紹介。蒸し暑さが続く夏の夜、背筋がヒンヤリする体験はいかがだろうか。

牛首村

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20222月に劇場公開された『牛首村』。「呪怨」シリーズで海外のホラー映画ファンも震え上がらせた清水崇監督の作品だ。『犬鳴村(2020)、『樹海村(2021)に続く恐怖の村シリーズの第3弾となる本作は、“ウシノクビ”という都市伝説がモチーフに。作中でも語られる場面があるが、内容については誰も分からないながら、話を聞くと呪われていなくなってしまうというもの。そんな話を取り入れた物語が、北陸最怖といわれる実在の心霊スポット、富山県の坪野鉱泉などを舞台にして描かれていく。ある日、主人公の奏音が、ある心霊動画に映った自分にそっくりな女子高生を見て驚がく。その女子高生は牛の首のマスクを被せられ、廃墟に閉じ込められてしまう。導かれるように撮影地へと向かった奏音は、“牛首村”と呼ばれる場所の秘密と風習を知る。ふと背後に何かを感じたり、何かが見えたような気がしたり…そんな恐怖が映像となって現れる。女優デビューにして主演を務めたKōki,が一人二役を熱演し、萩原利久高橋文哉と旬の若手俳優が出演していることも注目だ。

学校の怪談

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学校の怪談』は、小学校の旧校舎を舞台に、小学生たちがうわさをしていた怪談話に出てくるお化けたちと遭遇するというストーリー。「私、メリーさん。今、〇〇にいるの」という電話がかかってきてどんどん場所が近づいてくるという“メリーさんの電話”、学校のトイレにいるとされる“トイレの花子さん”、下半身のないお化け“テケテケ”、「私、きれい?」と聞いてきて「きれい」と答えるとマスクをとって耳元まで口が裂けた顔を見せる“口裂け女”などのほか、音楽室のベートーベン、理科室の人体模型と、都市伝説と夜の学校の不気味な感じが絡み合う。ホラージャンルでありつつ、小学生たちと野村宏伸演じる教師の冒険物語でもあり、ハラハラドキドキの展開に。本作が1995年に公開後、毎年1作ずつ『学校の怪談2』『学校の怪談3』『学校の怪談4』とシリーズ化され夏の風物詩となった。この機会にシリーズでの鑑賞をぜひ。

高速ばぁば

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高速道路などを走行中に猛スピードで追走する老婆に遭遇するという、“ターボばあちゃん”“高速ばばあ”などといわれる都市伝説。それに着想を得たのが『高速ばぁば』だ。撮影で廃墟を訪れた3人組の女性アイドルたちやスタッフの身に、次々と恐怖の出来事が襲い掛かる。物語では車を追走するのではなく、彼女たちを走って追いかける老婆が登場する。じと~っと、どこか湿っぽい感じの画面の色合いがジャパニーズホラー的で、そのなかに赤い服に白髪という老婆が見え隠れする様子にゾクッ。物語はジャージの上着を着た“ジャージガール”というユニットを組んだアイドルたちの間でいざこざがある様子からスタートしており、人間の怖さも垣間見えるかも…。

こっくりさん 劇場版 新都市伝説

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都市伝説のなかでもかなり古くから語り継がれているものの一つが“こっくりさん”ではないだろうか。鳥居や五十音の文字などを書いた紙と硬貨やペンを使う一種の降霊術・占いで、西洋にも同じような都市伝説があるそうだ。『こっくりさん 劇場版 新都市伝説』では、こっくりさんと同じような“エンジェル様”を女子高生4人が行い、その日から参加メンバーが次々と悲惨な事故に遭ってしまう。片思いの先輩が同じで敬遠する姿など、女子高生の友情にもヒンヤリとしたものを感じる。

(文・神野栄子)

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