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62182 (c) 2010 Twentieth Century Fox Film Corporation. https://tv.rakuten.co.jp/content/62182/
世界中で大ヒットした『トレインスポッティング』(1996年)や第81回アカデミー賞で8部門に輝いた『スラムドッグ$ミリオネア』(2008年)などのダニー・ボイル監督が実話をベースに描いたサバイバル・サスペンス。
ユタ州のブルー・ジョン・キャニオンへ、ひとりでロッククライミングを楽しもうと出かけた青年アーロン(ジェームズ・フランコ)。いつものように軽快に進んでいたが、足を滑らせて壁と落石の間に右腕を挟まれ、動けなくなってしまう。助けを求めようとも広大な荒野にその声は吞み込まれていくだけで、石を削ろうにも万能ナイフなど巨石にかなうはずもなく…。
127時間は、彼が生還するまでの時間なのだが、それは絶望的ともいえる時間だ。自転車に乗ったアーロンを軽妙に映し出すポップな始まりから、一転しての孤独な戦いとなるのだが、わずかな食べ物と水、そして知恵を働かせながら生き延びていくアーロンのタフさがすごい。その一方で、持っていたカメラで記録していくも、だんだんと幻覚を見るようになるのがリアル。そうした姿を1人芝居で表現したジェームズ・フランコの演技も見応えたっぷりだ。眺めているだけならば雄大で心癒される景色が、死の恐怖が迫るものとなる瞬間に、ギュッと心臓が縮み上がりつつも目が離せなくなる。
143916 (c) 2000 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED. https://tv.rakuten.co.jp/content/143916/
「バーティカル・リミット」とは、限界高度というような意味を持ち、人間の限界を越える、生命の維持が最も困難な“死の領域”とされる標高8000メートルでの救出作戦が描かれる。舞台となるのは、エベレストに次ぐ標高だが、登頂に関しては世界1難しいともいわれるK2。難所が生み出す景色は崇高だ。
主人公のピーター(クリス・オドネル)は、3年前にロッククライミング中の事故で父を失った。父は、自分と妹・アニー(ロビン・タニー)の命を救うため、3人がつながった命綱をピーターに切断するように命じたのだった。それ以降、写真家として活躍するピーターだが、アニーは父の夢を継いで登山家となっていた。そのアニーがK2登山の途中で氷のクレパスに閉じ込められる事故が発生。偶然、仕事でK2のあるカラコルム山脈に来ていたピーターは、救出部隊に加わる。
生命が持ちこたえられるのは22時間。タイムリミットがある上に、高難度の地形に悪天候でさらなる危険がはらむ。思わず「あぁ」などと声が出るほどに手に汗握る展開の救出劇に加えて、サスペンスに彩られた人間ドラマも進行する。
204738 (c) 2016 Wild Ontario Men Inc. and Baker Boys Productions Inc. All Rights Reserved. https://tv.rakuten.co.jp/content/204738/
本作では自然の脅威以上に、“人間の脅威”に打ち震える。雪に覆われた田舎町で孤独に暮らすエリオット(ジョエル・キナマン)は、別れた妻の元にいる2人の息子、ブラッドリー(トム・ホランド)とケイレブ(パーシー・ハインズ・ホワイト)を数日間預かることになる。ひょんなことからライフル銃の正しい使い方を教えようと伐採場へと向かうのだが、帰宅途中に運転したがったブラッドリーに任せると事故を起こしてしまう。極寒の中、3人は山小屋へ避難することに。
久々の親子水入らずの時間でエリオットの気持ちが空回り状態から、潜んでいた狂気が顔をのぞかせるさまにゾクゾクする。それが最初にあらわになるのが、元妻の再婚相手の転勤で息子たちも海外で暮らすことになると聞いた時だ。
息子たちを愛しているのは確かなのだが、その思いが引き金となって、ゆがんだ方向へ。舞台となるしんとした雪深い山と対照的に、息子たちが父の嵐のような感情と向き合う恐怖の2日間が描かれる。
(文・神野栄子)
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