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『About Youth』歐陽ママとお勉強ちゅう♡ #53

『About Youth』歐陽ママとお勉強ちゅう♡ #53
中国語映画・ドラマの翻訳や、日本で開催されたアジアBLドラマイベントMCなどに携わり、アジアドラマをこよなく愛する歐陽ママが、注目するドラマの台詞をきりとり、読者の皆様に中国語の表現の面白さなどをお伝えする「歐陽ママとお勉強ちゅう♡」。第53回も『About Youth』でお勉強!
目次

あっという間に配信も終わってしまったわね…。最終話を見終えたあたし、台湾に住んでいたころのことを思い出したわ。道なんか歩いているとものすごいスピードで車が走り抜けていく。その脇をスイスイと原付がゆく。バスなんかキアヌ・リーブスあたりが敵から逃げてんのかって思うくらいのスピード出すの。自然「こんなスピードで大丈夫なのかしら」って思うわけ。住んでみるとね、それが結構事故るの目にするわけよ。「なんだやっぱりダメなもんはダメなんじゃん」って。
第7話までの丁寧な心理描写、伏線、そういったものが最終話でどうやって回収されるんだろう、大丈夫なのかしらと思ってたわけだけど…。あとは見てのお楽しみ。

https://news.tv.rakuten.co.jp/2022/09/220911mama-aboutyouth.html 『About Youth』歐陽(オウヤン)ママの注目作品紹介 https://news.tv.rakuten.co.jp/2022/09/220920mama-aboutyouth.html 『About Youth』歐陽ママとお勉強ちゅう♡ #51 https://news.tv.rakuten.co.jp/2022/09/220927mama-aboutyouth.html 『About Youth』歐陽ママとお勉強ちゅう♡ #52

About Youth “默默的我,不默默的我們” × メンが食べたい

いろいろ取り上げたいところはいっぱいあるんだけど、ついにこのネタが来たかっていう感じ。使い古されたジョークではあるんだけどね、これを知らなきゃ意味が分からないんだから仕方ない。「麺作って食べさせて」って意味なんだけど、まあ下ネタよ。他にも結構言い方はあるみたいなんだけど、あたしはあんまり詳しくないの。ホントだから!

第7話 ラブラブいちゃいちゃのレイレイと阿健

“我想吃麵” 
訳:メンが食べたい

第7話、阿健の思いもようやく報われ二人は親密な空間にいます。ポテトチップの謎のくだりがあって(あれって「レイ」の名前そのもののブランドだよね。綴りが違うけど)、レイが唐突に言う

“我(ㄨㄛˇ|wǒ)想(ㄒㄧㄤˇ|xiǎng)吃(ㄔ|chī)麵(ㄇㄧㄢˋ|miàn)”

これ、「メンが食べたい」の何がどう面白いのか。“下(ㄒㄧㄚˋ|xià)麵給(ㄍㄟˇ|gěi)你(ㄋㄧˇ|nǐ)吃”のジョークがわかんないといけないのね。まずは文法から見てみましょ。“下”ってものすごく意味の多い単語で、概念を理解しないとなかなか使いこなすのは難しいかもしれない。日本語の「下」だってたくさんたくさん意味があるわけだけど、「下校」は学校から帰ること、「下令」といえば命令のくだってくること、「投下」は落とすこと。このへんは日本語とも一致するけど中国語では「出かける、行く」とか「将棋を指す」、「用いる」、「ログアウトする」なんて意味もあるし、「数える」なんて想像できない意味も。“下麵”は「麺を(鍋に)落とす」のイメージから来ているんでしょう。料理でも“下”は鍋に何かを入れる、落とし入れることを言うもの。


“下麵給你吃” 
訳:麺を作って食べさせてあげる

そしてこのジョークの後ろ部分“給你吃”はよく出る構文よ。“給(人)V”の形で「〇〇にVしてやる」という意味になる。だから「麺を作って食べさせてあげる」なんだけどね、この“下麵”は「下半身」を表す“下面(ㄇㄧㄢˋ|miàn)”と発音も声調もまるで同じなのよ! だから「下半身を食べさせてあげる」っていうふうにも聞こえるわけ。
ヤダ!これは二つのものを掛けたジョークだったのね。まあおじさんっていうか、もう使い古されて誰も笑わない冗談なんだけどね…。何も徐啓章の家が麺屋さんだから突然徐啓章を思い出したわけでもなく、高校生レイレイが阿健を誘っているのでした。レイってドラマの中じゃ一番積極的っていうか好奇心強いんだろうなっていうのが伝わってくるキャラクターよね。ちょっと年上の阿健が虜にされちゃって。もうああいうカップルいるいるって感じ。それにしてもレイレイ大胆ね。その大胆さにあたしゃびっくりだよ。

素敵なセリフがいっぱいのドラマ

こんな下ネタで終わるのどうかと思ったのよ。素敵なドラマだもの。でもあそこのシーンはこれ知らないと理解しづらいだろうなと思って取り上げてみました。あたしらしいしいっかとも思った。あたしはドラマの中じゃ「徐おばさん」大好き。あんな友達いたらいいなって思わされる。そらそうよ、あたしがあの四人と一緒にいるよりは「徐おばさん」と麺ゆでて“下麵給你吃”って冗談言ってるほうがに会うってもんよ。それからあの弟、あたしが更生させてやるわ。案外いい男になったりしてね。

執筆者情報

歐陽(オウヤン)ママ

早稲田大学大学院修了。論文のテーマは台湾の文化。
2012年から2013年にかけて台湾で生活、日本語の先生などしてふらふらする。
新宿二丁目では2021年10月15日に新しいお店「美麗島」をオープン!

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歐陽ママ 台湾ドラマ 中国語講座

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