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アメリカの“架空の内戦”描く衝撃作『シビル・ウォー アメリカ最後の日』など、ジャーナリスト魂が光る洋画4選

アメリカの“架空の内戦”描く衝撃作『シビル・ウォー アメリカ最後の日』など、ジャーナリスト魂が光る洋画4選
(C)2023 Miller Avenue Rights LLC; IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.
ジャーナリストやカメラマンが真実を追求し、世の中に切り込んでいく勇敢な姿に“ジャーナリズム”を感じさせる作品が多く製作されている中、2024年に公開された映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』では、アメリカで起こる“架空の内戦”の最前線で奔走する4人のジャーナリストたちの姿が描かれたことで大きな話題となった。今回は、そんな注目作がRakuten TVで早くも配信されたということでジャーナリストたちの魂が光る作品を紹介しよう。
目次

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年)

506889 (C)2023 Miller Avenue Rights LLC; IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.

本作は、アレックス・ガーランド監督と気鋭の制作会社「A24」のタッグで、内戦下でアメリカ・ワシントンに向かうジャーナリストたちを描いた作品。舞台は連邦政府から19もの州が離脱した近未来のアメリカ。テキサスとカリフォルニアの同盟からなる“西部勢力”と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。

勇敢で正義感の強いリー・スミス(キルステン・ダンスト)や彼女に憧れる新人ジャーナリストのジェシー・カレン(ケイリー・スピーニー)らは、取材車に乗り込み大統領の単独インタビューを行うべく、首都ワシントンのホワイトハウスへ向かう。しかし、旅路で待ち受けていたのは戦場と化した町や転がるように放置された死体の山であった。リーらが内戦の恐怖と狂気に飲み込まれながらも、ジャーナリストとしての使命を全うする姿が描かれる。

劇中ではロードトリップムービーのような穏やかな映像も時折差し込まれる一方で、同じアメリカ人同士が残虐に殺し合うシーンも多く、思わず目を覆いたくなるような光景も映し出される。また、架空の内戦を描いているとはいえ、現代の社会情勢を反映しているようなリアルさもあり、鑑賞後には対岸の火事として見過ごすことはできない気持ちになる。もちろん、役者陣の臨場感あふれる演技も迫力満点なので、ぜひ一度自分の目で確かめてもらいたい。

『シビル・ウォー アメリカ最後の日』を観る


ニュースの真相(2015年)

221373 (C) 2015 FEA Productions, Ltd. All Rights Reserved.

2004年にアメリカで実際に起こった、あるスクープ報道が引き起こした波紋の全てを描いた実録ドラマ。当時、アメリカの大統領再選を目指していたジョージ・W・ブッシュが父親の力を使って軍歴詐称疑惑を裏付けるスクープをCBSニュースのプロデューサーのメアリー・メイプス(ケイト・ブランシェット)が報道した。しかし、その決定的証拠を保守派のブロガーが「偽造」と断じたことから事態は一転し、メアリーや番組スタッフは世間から猛烈なバッシングを浴びる。「21世紀最大のメディア不祥事」とも言われ、ジャーナリストたちは窮地に追い込められながらも“真実とは何なのか”、そして“ニュースの本質とは何か”を世に問い掛ける作品となっている。

『ニュースの真相』を観る


スポットライト 世紀のスクープ(2016年)

193896 (C) 2015 SPOTLIGHT FILM, LLC

実話を基に、カトリック教会のスキャンダルを摘発した新聞記者たちの記者生命を懸けた闘いを描いた社会派人間ドラマ。神父による性的虐待、カトリック教会がその事実を看過していたというスクープを地方紙の特集記事欄“スポットライト”に掲載したことから物語は始まる。少数精鋭の地方紙記者陣が地道な調査や取材を繰り返しながら、報道を通して巨大権力に立ち向かっていく。そんな巨大なスキャンダルに挑む新聞記者にはマーク・ラファロレイチェル・マクアダムスら実力派キャストが名を連ねており、手に汗握るシーンの数々を見事な演技力で表現している。また本作は、「第88回アカデミー賞」で作品賞と脚本賞をダブル受賞した。

『スポットライト 世紀のスクープ』を観る


セプテンバー5(2024年)

506953 (C)2024 BERGHAUSWÖBKE FILMPRODUKTION GMBH. ALL RIGHTS RESERVED

1972年9月5日、ミュンヘン・オリンピック開催中に起きた衝撃的な人質事件を基に、テレビクルーの視点から事件の発生から終結までの1日を映し出した社会派サスペンス。オリンピックが大いに盛り上がる中、パレスチナの武装組織「黒い九月」がイスラエルの選手団9人を人質にするテロが発生する。オリンピック中継を行っていたスポーツ局は、突然凶悪テロ事件を担当することになり、報道とは無縁だったスポーツ記者たちがテロリストの立てこもる選手村にカメラを向け、生中継することを決意。劇中では「テロリストも生中継を見ている」という前代未聞の事態をはじめ、人質の犠牲映像が世界中に流されるかもしれないという、極限のプレッシャーに追い詰められながらも世界中に情報を発信し続けた記者たちのリアルな姿が緊迫感たっぷりに描かれている。

『セプテンバー5』を観る

(文・suzuki)

https://news.tv.rakuten.co.jp/2024/07/202406a24.html 【洋画】A24発の身の毛もよだつ映画特集 https://news.tv.rakuten.co.jp/2024/10/k-a24.html 『アイアンクロー』配信開始記念!人気の「A24」が手掛ける“押さえておきたい”名作&怪作選

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