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ジェーン・パトリック(ティーことブンヤキアット・ウォンサージェーム)は、何でも願いをかなえてしまうことから「神」と呼ばれているが、同時に決して近付いてはいけない男とも言われている。しかし、サッカーボールを拾ってもらったことをきっかけに知り合ったジェーンアーリー(ヘンことタットポン・ロートセーンルアン)は、皆が言うような危険さを感じることもなく、彼のやさしさに触れ、距離を縮めていく。
例えば、誰にもあげたことがないネックレスをジェーンにプレゼントしてくれたり、交際を前提にジェーンの両親や家族に自分から挨拶に行きたいと言い出したりなど、むしろ誠実に見える。だからこそ、親友に「ジェーン先輩に近付くな」と警告された際には激怒し、仲違いまでしてしまう。
540140 第2話 https://tv.rakuten.co.jp/content/540138/
ところが、ジェーンのおかげで生徒会長になった友人が横領で逮捕され、元カレに暴力を受けている女性に「こうなったのは全部パトリックのせいだ」と言われるなど、疑いを持たざるを得ない出来事が散見する。パトリックの裏稼業を疑い始めたジェーンは、彼の家で甘い時間を過ごしながらも少しずつ探り出す。そうして、ジェーンの疑いが確信へと変わり始めた時、パトリックが彼自身の事実について語り出す。その内容は確かに飛躍し過ぎているように感じるが、一概に間違いだとは言い難いものでジェーンも困惑する。
なぜならば、パトリックには危険の香りが漂うが、それ以上にジェーンを引きつけるものがあるからだ。まずは彼が確固たる意思を持った大人であるということだ。他人の意見にいちいち惑わされるジェーンはまだ幼く、先輩のパトリックへの強い憧れが見て取れる。そして、パトリックの近寄りがたい表情の奥には孤独とやさしさがあり、ジェーンを守りたいという気持ちにうそ偽りはない。
540141 第3話 https://tv.rakuten.co.jp/content/540138/
と同時にジェーンを独占したいという激しい執着や強引さも見受けられ、そこに危うさが浮かび上がる。この両方の顔にジェーンは翻弄されていく。劇中に昨今の心理学用語のギバー、テイカー、マッチャーが出てくるが、パトリックは自分の裏稼業について「マッチャー」だと説明する。願いをかなえる代わりに代償を払うのは、ビジネスなら当然だろうと。確かにそうかもしれない。
そんなパトリックは、ジェーンに対しては完全にテイカーだ。だからこそ、パトリックは紆余曲折の上にジェーンが別離を望んだ時、それすらも受け入れた。そして、第7話で偶然再会するまでジェーンの人生から消えていたのだ。そこに、愛以上の何があるというのだろうか。
540142 第4話 https://tv.rakuten.co.jp/content/540138/
全12話の本作はこの第7話から社会人編に切り替わり、2人は新たな局面を迎える模様。仕事にも厳しく、ジェーンに対しても一定の距離を崩さないパトリックの姿勢はいつまで保たれるのか。パトリックが鉄仮面のような表情を崩したその時、彼の本当の魅力が溢れ出すのではないだろうか。
本作で2作目となったティーとヘンの再共演は、配信前から話題となり、YouTubeでの公式パイロットの再生数は、360万回越え(※2026年9月時点)。ふとした瞬間に腰に手を回す仕草、ゆっくりと交わす目線、唇に触れる指先などの何気ない触れ合いだけでも「熱量が高い!」と濃厚なケミストリーが好評だ。終盤に向けての高まると思われる2人のケミストリーと、パトリックは本当は神なのか、悪魔なのか、その正体にも注目したい。
(文・及川静)
https://news.tv.rakuten.co.jp/2026/06/info-dont-be-too-emotional.html 完璧な先輩は、神か悪魔か。Tee監督が贈る最新タイBL『ジェーン・パトリックの功罪』が配信開始 https://news.tv.rakuten.co.jp/2024/04/bl-list.html 【BL関連記事一覧】新作・おすすめ・ランキングをご紹介! https://news.tv.rakuten.co.jp/2024/07/bl-search.html おすすめBLドラマ・映画ガイド|新作や更新中作品をまとめてチェック【2026年版】
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