今回のテーマは<2021年にミタおすすめ作品>です。
編集部員・Hはミタ
ドラゴン・タトゥーの女
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個人的に何年かに一度やってくるデヴィッド・フィンチャー熱が到来したのが2021年でした。
フィンチャー作品を色々見た中でも、おすすめは『ドラゴン・タトゥーの女』。
内容ももちろん面白いんだけど、音楽をトレント・レズナー(Nine Inch Nails)が担当していて、オープニングのレッド・ツェッペリン「移民の歌」だけでも十分な満足感を得られます。
編集部員・Yはミタ
グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告
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ロバート・デ・ニーロが銃を持って座っている写真だけを観ると、マフィア映画に見えるこの作品。しかし実際は、孫とおじいちゃんの大戦争を描いた、家族で安心して見れるコメディ作品なのです。
1人暮らしが厳しくなったおじいちゃんが家にやってきたせいで、屋根裏部屋に押し込まれた孫のピーター。なんとかして自分の部屋を取り戻すため、おじいちゃんに様々な罠をしかけます。おじいちゃんも意地っ張りな性格ゆえ、孫のピーターに負けじと応戦、お互いに試行錯誤しながら、少しづつ家族としての距離感が縮まっていく、とても微笑ましい作品です。
編集部員・A村コーンはミタ
ミッドサマー
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映像の美しさと恐怖を巧みにミックスさせることで、非常識という脅威を大いに膨張させ、観ているものに生理的な嫌悪感、拒否感や不快感を良い意味で与えてくれる、ホラーを超越した堪らない作品。
単純にホラーが好きだが、一番怖いのは人間の思い込み。非常識が常識だったり、風習や掟、宗教など、どんな得体の知れないモンスター、幽霊やおばけよりも、あなたの隣にいる人間が一番怖いのです……。
編集部員・Mはミタ
とんかつDJアゲ太郎
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使われている楽曲すべてが”アガる”作品です。冒頭から「Apache/Incredible Bongo Band」でぐっと興味をそそられ、「I Believe In Miracles/Jackson Sisters」で体が揺らされ、「Heaven Is a Place on Earth/Belinda Carlisle」で完全にノックアウト。しかも、ただの面白い作品ではなく、意外と泣ける。したいことも無く、ただ家業のとんかつ屋を手伝う青年が、DJと出会い、恋をして、音楽を通し成長していく姿は感動です。
こんな良作を観たら、自粛生活があけ、最高の音楽で朝まで踊りあかす週末が早く戻ってきてほしいと、より一層強く願うばかりです。
編集部・Sはミタ
お嬢さん 劇場公開版
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個人的に過去最大級のダイエットを行ったこの1年ですが(継続中)、どうしてもお腹が減ったときは、おいしそうに食べる人を見てストレスを発散しています。
特にハ・ジョンウさんは、私の中でおいしそうに食べる俳優第1位です。この『お嬢さん 劇場公開版』は、“桃がプシャー”となるシーンが最高です(本編34分34秒から)。これまでの映画史で“桃がプシャー”となる作品はあったのでしょうか。あってもここまでプシャーとはなっていないはずです。しかも、桃ってプシャーとなると、とてもおいしそうに見えるんですね。小籠包から肉汁が飛び出す、みたいな感じでしょうか。
他にもハ・ジョンウさんがおいしそうに食事をする映画がありますので、ダイエットのストレスを発散したい方がぜひご覧になってください。私はこの1年、ハ・ジョンウさんに救われました。