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中国、韓国のドラマはどうしてそんなに長いの?アジアドラマ事情

中国、韓国のドラマはどうしてそんなに長いの?アジアドラマ事情
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中国ドラマ韓国ドラマの話数を聞いて、あまりの多さに驚いたことがある人は多いのではないだろうか?日本でも放送スパンの長い連続テレビ小説は150話強、大河ドラマは約50話と長めだが、ほかのものは基本1クールで12話以内がほとんど。しかし、中国や韓国の連続ドラマは週2が基本のため、自然と長くなるらしいのだ。ドラマの話数に焦点を当てて、両国のドラマ事情をまとめてみよう。

韓国のドラマ事情

日本でも1ジャンルとして定着した“韓流ドラマ”。韓国の地上波でドラマを制作・放送しているのは、公共放送のKBSを含め、MBS、SBSの3局だけ。ただし、韓国はケーブルテレビの普及率が高く、『愛の不時着』のtvN、『梨泰院クラス』のJTBC、日本でリメークされた『ボイス~112の奇跡~』のOCNなども人気作を作り出している。

そして、地上波、ケーブルテレビ共に、ドラマは週2で放送することが普通で、月火、水木、金土、土日ドラマと分けられており、全16〜20話がベースになっている。ちなみに日本で韓流ドラマブームを巻き起こした2002年の『冬のソナタ』はKBSの月火ドラマで、全20話だった。パク・ソジュンの出世作と言われる2013年の『金よ出てこい☆コンコン』は、MBCの週末ドラマで全50話に上った。

これ以上に驚きなのは、“日々ドラマ=イルイルドラマ”と呼ばれる、平日毎日放送されているドラマだ。それなら日本の“朝ドラ”と一緒だと思われるかもしれないが、韓国の場合は夜7時台に放送され、1話30〜40分程度で全120話が基本で、2019年の『愛よ、お願い(原題:夏よ、お願い)』は全128話、2020年の『危険な約束』は全104話だった。さらに本格時代劇もなかなかに長い。たとえばKBSの土日ドラマ『太祖王建』はもともと150話の予定だったが、好評につき200話まで延長されたというから驚きだ。

加えて韓国ドラマは放送時間がまちまちで、60分以上あることも珍しくない。韓国はドラマの間にCMが入らず、流れるのは冒頭とエンディングのみなので、作る側としては60分近く視聴者を引きつけておく必要がある。そのため、自ずとクオリティの高い作品が増えていったのだろう。

中国のドラマ事情

一方、中国の地上波は全国レベルではCCTVのみ(香港は除く)だが、北京、上海、広東などに省レベルでテレビ局がある。いずれもドラマは基本的に週2話放送がメーンで、中国の作品もとにかく長い。1話45分で、少なくとも25話、長いものでは全80話を超えるものもある。中国ドラマといえば、ハリウッドに負けない巨額の予算と規模の大きさが特徴で、日本でも人気のフュージョン時代劇は映像美も売りだが、こういったイマドキのスタイルの時代劇でも総じて長い。

例えば、2015年の人気時代劇『琅琊榜(ろうやぼう)〜麒麟の才子、風雲起こす〜』は、全54話だ。だが、全てのドラマがテンポよく、中身の詰まった作品というわけではなかったため、2020年にテレビ番組の所轄官庁である国家公電総局が40エピソードを超えないことを提唱し、30エピソード以内の短編シリーズを推奨。このためかは定かではないが、2019年の人気ブロマンス『陳情令』が全50話だったのに対し、2021年の『山河令』は全36話になり、最終話まで完走しやすくなっている。


昨今は中国や韓国でも倍速視聴をする人が増えているが、その理由の最たるものはやはり話数の多さだろう。しかも世界的に標準化された動画配信サイトのオリジナル作品は、見やすさを重視してか、いずれも1シーズンが8〜16話と短いものが多い。こういった傾向から、今後は1本40分以上のドラマで50話以上のものには、そうそうお目にかかれなくなるかもしれない。

(文・及川静)

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