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【後編】天寿光希さん&飛龍つかささんインタビュー:『Neo Doll』出演

【後編】天寿光希さん&飛龍つかささんインタビュー:『Neo Doll』出演
天寿光希と飛龍つかさが、交互役替わりでふたりの博士を演じる、ミュージカル『Neo Doll』が上演される。Rakuten TVでは、千秋楽公演を独占ライブ配信する。今より少しだけの未来の物語。労働力として生み出された人工知能AI「Doll(ドール)」の開発が進み、人々の心を癒し平和的解決を人間にもたらす機能を持つ、歌って踊る「Neo Doll」が誕生した。ふたりが演じるのは、そのNeo Dollを創造したふたりの博士だ。 前編では宝塚在団中から深い縁がありながら、一緒に芝居をするのは初めてという仲の良いふたりに、どんな風に稽古に取り組んでいるか、作品について、またお互いについて聞いた。 そして、後編ではRakuten TVで配信している宝塚歌劇団の作品から、ふたりのおすすめ作品をセレクトしてもらい、それぞれのセレクト理由や思い出を語ってもらった。 (文・写真:岩村美佳)

https://news.tv.rakuten.co.jp/2023/08/tenju-hiryu01.html 【前編】天寿光希さん&飛龍つかささんインタビュー:『Neo Doll』出演

天寿さん&飛龍さんのおすすめ作品はこれだ!

VERDAD!!(’21年星組・舞浜アンフィシアター)
銀ちゃんの恋(’21年花組・ドラマシティ・千秋楽)


VERDAD!!

(c) 宝塚歌劇団

ーー天寿さんは『VERDAD!!』を選んでくださいましたが、セレクト理由や、思い出などをお聞かせください。

天寿:
2021年の夏はこれで決まり。あんなに暑い夏、コロナ禍で、いつ公演ができなくなるかわからない中で完走できて、16人という限られた人数で、2幕物のショーをやらせていただきました。そして私事ですが、初めての組長として、礼真琴を筆頭にひとつのショーを作らせていただいたという、経験の全てが尊いことと、何より、本当にしんどかったんですけど、本当に好きなんですよ。みんなすごく若くて、私より全員若かったですが、歩けなくなるぐらい毎日稽古して、日にちがない中でショーを2本作るという、本当にいろいろ大変な経験をしてきていた中で、何とか完成したものだったので、そういった苦労が積み重なった稽古場からの、舞台に行ってからの楽しさが半端なかったんですよ。なので、やっぱり大変苦労して積み重ねた稽古の先に見えるもの、そして、コンサート型でお客様も一体となった夏、あの作品を見ると体温が43度ぐらいになります(笑)。

ーーRakuten TVでご覧いただけるのが、STAGE Pick Up デラックス#3という、1幕を中心にお届けしたバージョンなんですが、おすすめのシーンとかありますか?

天寿:
1幕は「宝塚」なんです。本当に宝塚の名作場面をピックアップした構成になっています。最初の黒燕尾は、亡き羽山紀代美先生の振付で、ぜひご覧いただきたいです。1幕は本当に、先輩方の歴史を感じながら、今の自分たちを上乗せしていく作業だったので、思いが本当に重かったのが「宝塚」の1幕、「愛」で完結した1幕でした。2幕は、今の星組16人でやらせていただいた、その嬉しさと感情が爆発しての2幕の冒頭シーンで大好きです。みんなが帽子を被ってかっこよく2幕の幕を開け、そこからいきなり『VERDAD!!』の主題歌に行くという流れが、私がファンだったら最高に好きという冒頭でした。ぜひご覧いただいて、推しに手を振ってください!

飛龍:
もう、めちゃくちゃ観たくなりました!すごい!

天寿:
(笑)。

銀ちゃんの恋(’21年花組・ドラマシティ・千秋楽)

(c) 宝塚歌劇団

ーー飛龍さんは『銀ちゃんの恋』を選んでくださいましたが、セレクト理由や、思い出などをお聞かせください。

飛龍:
私の宝塚人生にとって欠かせない作品なので、選ばせていただきました。ひとつを選ぶのはすごく悩みましたが、『銀ちゃんの恋』でヤスを演じさせていただいた日々が、本当にヤスの映画人生そのもので熱くて、それしかないというか、本当に命をかけていたなと思いますし、また作品の世界観も昭和ノスタルジーな感じで、今ちょっと昭和レトロとかが流行ってるじゃないですか。現代の人たちも、何か心が温まるような、人情味溢れた作品なので、そういった点でもおすすめできます。本当に涙なしには見られない作品だと思います。でも、ヤスのように生きるのは、普通の人には難しいなと思うんです。でも、それでも感情移入してしまうヤスのまっすぐさと不器用さと熱さみたいな、そこを突き詰めて生きた時間だったので、お客様からもたくさんの反響をいただいて、『銀ちゃんの恋』という作品自体も、ヤスという人物も愛されてるんだなっていうのをすごく感じて、とても嬉しかったですし、宝塚に入ってこの役がやれてよかったと思う作品だったので、皆様に観ていただきたいなと思いました。

ーー上演が決まったとき、配役が決まる前から、飛龍さんがヤスを演じるだろうと、皆さんが予想されていましたよね。

飛龍:
それもすごく嬉しかったです。まだ『銀ちゃんの恋』に出演できるか私も分からない時から、すごく反響をいただいたんですよ。びっくりしていました。

天寿:
それはすごいことだよ。

飛龍:
どうしよう、すごいことですよね。本当にありがたいです。

ーーその期待にも存分に応えられて素晴らしかったですよね。改めて拝見して、いい作品だなと思いました。

飛龍:
本当にいい作品ですよね。やっぱり何かひとつのことに、周りが見えなくなるほど熱中することって、とても素敵なことじゃないですか。なかなかできない。役を通して、自分もそれを体験できたことがすごく幸せでした。

ーーぜひ、皆さんに2作品をご覧いただきたいと思います。

天寿:
本当に貴重な機会をありがとうございます。

飛龍:
自分もRakuten TVさんで観ます!

天寿・飛龍:
ありがとうございました!

https://news.tv.rakuten.co.jp/2023/08/tenju-hiryu01.html 【前編】天寿光希さん&飛龍つかささんインタビュー:『Neo Doll』出演

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