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柚香光が厳選!宝塚歌劇のおすすめ作品3選:インタビュー後編

柚香光が厳選!宝塚歌劇のおすすめ作品3選:インタビュー後編
今年5月に惜しまれつつ宝塚歌劇団を卒業した柚香光が、退団後初のコンサート『TABLEAU』を開催する。男役の衣を脱ぎ、新たな世界に解き放たれた柚香の新しい魅力が溢れるコンサートに期待が高まる。
インタビュー前編ではコンサートへの思いや、ダンス、歌の表現をどのように極めてきたのかなど、話を聞いた。宝塚からシームレスにつながっていく未来にはどのような世界が広がっているのか、今の思いを語ってもらった。
そして後編では、Rakuten TVで配信している宝塚歌劇団の作品から、おすすめ作品をセレクトしてもらい、それぞれのセレクト理由や思い出を語ってもらった。
(写真・文:岩村美佳)
インタビュー前編はこちら
柚香光インタビュー

Rakuten TVで配信している宝塚歌劇団の作品から、セレクトしていただいたおすすめの3作品についてお話を伺わせてください。

全部自分が出ている作品を選んでしまいました。

もちろん大丈夫です。

やはり思い入れがありますし、コロナ禍で、全然他の組を観に行けていなかったものですから、それもあって、すみません。


おすすめ作品
花より男子

347903 (c) 宝塚歌劇団 https://live.tv.rakuten.co.jp/content/487359/

最初に選んでくださったのは『花より男子』ですが、理由をお聞かせください。

漫画も元々好きでしたが、曲も衣裳も演出も脚本も、全部のバランスがすごく好きで。冒頭に観ていると心がちょっとキリッとなるような描写もあるので、苦手な方には、飛ばして観ていただきたいところもありますが。そういう描写がある分、心して作ったつもりでございますし、全体の作品として、すごく好きです。

本当に面白い作品でしたね。

そうですね。あとは、お客様との劇場での空気感ですね。入り待ちから出待ちまで、朝皆様にお目にかかってから、楽屋で準備をして、舞台に立ってお客様とお目にかかって、カーテンコールがあって、出に行くまで、全部の時間がすごくありがたかったなと。いろんな時間が、すごく私はありがたくて、漫画を読んだことがある方もない方も、ドラマをご覧になったことがある方もない方も、楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。

―この取材前に、『はいからさんが通る』かな?『花より男子』かな?とスタッフみんなで予想していたんです。

『はいからさん~』もかなって思ったのですが…。『はいからさん~』は、これまでいろいろなところで歌わせていただいているので…。

―サヨナラショーでも歌っていらっしゃいましたね。

はい。なので、久しぶりに『花より男子』を選ばせていただきました。

『花より男子』を観る


おすすめ作品
Cool Beast!!

455987 (c) 宝塚歌劇団 https://tv.rakuten.co.jp/content/455987/

ショーは『Cool Beast!!』を選んでくださいましたが、おすすめポイントをお聞かせください。

『Cool Beast!!』は、個性的なショーなんです。宝塚のショーのなかでは結構独特というか、ひとつの世界観を作っているようなショーなので、王道ではもちろんないですが、ひとつの作品としてすごく色味が強くて、柚香の個性の一面をご覧いただけるんじゃないかなと思いますし、あとは人間じゃないものを踊りで表現するのも、すごく楽しかったので。体はバキバキでしたが(笑)。

そうなんですね!あれだけ踊ると、バキバキになるんですね。

夏でしたし、暑さで体力の消耗も激しく身体もバキバキでしたが、自分にとってはすごく大切な作品です。

―東京公演千秋楽バージョンと、全国ツアー公演バージョンと、両方ご覧いただけます。

東京公演千秋楽は相手役の華優希ちゃんの卒業公演でもあり、全国ツアー公演は初めて星風まどかちゃんと組んだ作品でもあるので、そういった意味でも私にとってとても大事な作品です。相手役さんが変わることによって、同じショーでもまた違う色味をご覧いただきたいと思ってお届けしていますので、その辺の違いも楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。

『Cool Beast!!』を観る


おすすめ作品その
巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜

459386 (c) 宝塚歌劇団 https://tv.rakuten.co.jp/content/459386/

そして、『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』を選んでくださいました。

リストは、ピアニスト兼作曲家の方で、芸術家のフランツ・リストを描いた作品ですが、やはり芸術家さんを演じられたのが、すごく個人的に嬉しくて。あとは好きなナンバーがたくさんあるので、単純にそういう意味でも観ていただきたいなと思います。

好きな方が多いですよね。そして、東京公演が少ししか上演できませんでしたね。

それもあって。東京公演をご覧いただけた方が少なかったので、プッシュです(笑)。

わかりました。プッシュしましょう。やはりもっと観たかった作品ですね。

はい。もう少し上演を重ねたら、もっと「こうだ!こうしたい!」という発見があったんじゃないかなという思いもあります。あとは、髪の毛をこうやって振り乱したのも楽しかったのでもう少し上演したかったです(笑)。

振り乱しながらピアノを弾いていましたね。

そんなにかきあげるなら(髪を)切ったらどうだい?ってどこかの柚香が思いますが(笑)。髪の毛を使っての感情表現も楽しかったです。

芸術家を演じるのが嬉しかったのは、どうしてでしょうか?

リストさんと自分を同列に並べるのはおこがましいですが、音楽に関わってお仕事させていただいていますので、そのなかで感じる葛藤や挫折は、他人事ではないような感情もたくさんありました。

柚香光インタビュー

芸術を表現するという意味で、リストと出会って新たに知ったことはありますか?

音楽が美しかったですよね。今は簡単にいろいろなものを聴けて、しかも街じゅうに音楽が溢れていて、音がない時間ってすごく少ないと思うのですが、当時の暮らしを考えると、音がないのがベースですよね。人の声か、風の音か、川なのか、せめて馬車とか、そういう音じゃないですか。音楽が、ピアノの音が人の心にどれだけの感動や刺激を与えたかって、エンタメに溢れた現代を生きる私たちとはきっと全然違うのではと。

確かにそうですね。

しかも、ネットや録音もないですから、生のピアニストの演奏を、生の音楽を聞きに行くのが、少ない音楽を体験できる手段というなかで、彼の演奏がどういう風に人々の心に響いたのかとかを想像すると、全然違うと。そういう発見がありました。元々の音楽の持つ力とかを想像する時間があったのが、すごく貴重だったなと思います。

確かに、今すごく新しい視点を頂きました。今後そういう時代の作品を観る時に、思考がちょっと変わりそうだなと思いました。

生のピアノの演奏会で失神する女性がいるって、すごいじゃないですか。アイドル的な人気があったり、コルセットで締めつけていたりというのはあったにせよ、失神する女性がたくさん現れたのは、相当ですよね。感覚って、暮らしも、感受性の部分も、憧れの人に対する熱量の向かいかたも、現代とは全然違うんだろうなという、いろいろな想像もすごく楽しかったです。

柚香さんのお話を踏まえて、ぜひ皆さんにご覧頂けたらと思います。

ぜひご覧ください!

『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』を観る

柚香光インタビュー
インタビュー前編はこちら

柚香 光 1st Solo Concert『TABLEAU(タブロー)』」配信詳細

https://im.akimg.tv.rakuten.co.jp/content/65/70/485607/main.jpg https://live.tv.rakuten.co.jp/content/485607/

ライブ配信日時
9月28日(土) 配信開始:16:30 / 開演予定:17:00
9月29日(日) 配信開始:12:30 / 開演予定:13:00

視聴チケット販売期間
9月7日(土)10:00〜各回開演30分後まで

視聴チケット販売価格
視聴チケット:各4,500円(税込)
視聴チケット(公演プログラム郵送サービス付き):各7,000円(税込)※送料別途必要

「柚香 光 1st Solo Concert『TABLEAU(タブロー)』」視聴チケットはこちら 


ヘアメイク=CHIHIRO(TRON)
スタイリスト=後藤仁子

ジャケット¥71500パンツ¥61600ブーツ参考商品/ディウカ(ドレスアンレーヴ)
イヤーカフ¥12100/ete bijoux
ネックレス¥11000/Pearl for Life(Pearl for Lifeカスタマーサポート)

問い合わせ先
ドレスアンレーヴ(ディウカ):03-5468-2118
ete bijoux :0120-10-6616
Pearl for Lifeカスタマーサポート(Pearl for Life):0120-806-044

Rakuten TVで視聴する

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