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――ご出演が決まった今の思いをお聞かせください。
七海:第一弾を経て第ニ弾ができること、しかも同じメンバーで揃ってできることが、本当に嬉しいです。前回は稽古から本番まであっという間に駆け抜けましたが、毎日が本当に楽しかったので、またあの時間が過ごせると思うと、今からとても楽しみです。
音波:私も第一弾の千穐楽で、まだ続けたい気持ちがすごく大きかったので、新たなメンバーを加えての第二弾に出演できることがすごく嬉しいです。七海さんが仰ったように、お稽古は怒涛のように進んでいきましたね。
七海:部活だったよね、本当に(笑)。みんな言っていました。
音波:帰っていく姿も部活の2列横隊で、かわいく、みんな最後も「はい、今日もありがとうございました~」みたいな感じで(笑)。
七海:「また明日~」って。
音波:そう、綺麗に並んで帰っていく。演出の(植木)豪さんを筆頭に、その後ろにみんなが並んで帰っていく姿も、すごく体育会系な感じでした。お稽古場もずっと空気が良くて、一心に頑張ることをさせていただいた作品で、その空間にまた入れるのがすごく楽しみでなりません。
――初参加の野々花さんは、宝塚退団後初舞台ですね。
野々花:そうなんです。退団後、初の舞台がちょうど1年経ったタイミングですので、とても嬉しいですし、久しぶりの舞台なので、緊張とドキドキといろんな思いを抱えています。でも退団後は舞台以外の仕事をすることが多かったので、またこの舞台の世界を、一から皆さんで作る事を経験できるのはすごく楽しみで、お稽古も本番も楽しみにしております。
――おふたりとご一緒なのは、心強いのではないですか?
野々花:そうなんです!先輩方とは、現役中はご一緒に舞台をすることがありませんでしたので、退団してご一緒できるのがとても嬉しいなと思います。ご縁を感じています。
――前回の舞台で、お客様に届けた時の印象や、反響や思い出はありますか?
七海:まず、キャスト一人ひとりの熱量が本当にすごかったです。特にBG(SOLDIERS)の皆さんが、パフォーマーとして素晴らしい方たちだからこそ、より熱量を感じて、「負けないぞ!」みたいな気持ちにもなりましたね。そして、サイボーグ戦士の皆さん、スカールの中塚(皓平)さん、前回出演された0010のおふたりも、本番で一気に熱量が加速した印象でした。それを大高(洋夫)さんがしっかりと締めてくださり、やはり舞台の本番が持つ力はすごいなと。その中で、私は真ん中に立たせていただく島村ジョーとして、自分自身もさらにギアを上げていかなければと思いました。
アフタートークなどを終えてお客様をお見送りした時に、原作ファンの方にも「すごく良かったよ」「(作品を)長年好きでいて良かった」といった言葉をかけてくださり、嬉しかったです。
――原作ファンの皆さんからのそういう言葉は嬉しいですね。
七海:「ジョーだったよ!」という嬉しいお声がけもいただいて、本当に有り難いです。

――音波さんはいかがですか?
音波:お稽古場では、最初はセットのないフラットな場所で始まって、少しずつセットが組まれて立体になっていくんです。劇場に入ってから、3階建てのセットのすごい景色と、お客様の熱心な眼差しに圧倒されました。客席を含めて本当に熱い舞台だなと感じられる作品でした。
本番で印象に残っているのは、お兄様(七海)が客席を走り回った時のGoProを使った演出。その場で七海さんが走っている姿と、その姿を映したGoProの映像が同時にスクリーンに映し出されているのを見ていると、お客様が本当に楽しまれているのが分かりました。お客様自身がその映像に映り込んでいるのを見て、『キャー!七海さんもすぐ近くにいるし、私も映ってる!』といった感じで(笑)、劇場ならではの空間をより一層楽しんでくださっていました。
実は、お稽古場では映像がない状態で進んでいて、特に私やお兄様は(植木)豪さんの演出が初めてだったので、豪さんからは「映像と掛け合わせた時にぴったりはまるから、信じてください」と言われていて。
七海:そう、言っていた。
音波:豪さんが最初に皆で集まった時に仰っていたのですが、「そうなんだ、信じて進むしかないんだ」と、その言葉を信じて突き進みました。
お稽古中、「この音は何だろう?」「どういう状況になっているんだろう?」といった疑問が、実際に劇場で映像や音と組み合わさった瞬間、鳥肌が立つような感覚がすごかったです。
まさに「臨場感」や「体感」という言葉がぴったりで、音で体に振動が伝わってくるような感覚もありました。そういったことも含めて、お客様も出演者も一緒に楽しめる、本当に一体感のある作品だったなと思います。今回の第二弾も本当に楽しみです。
舞台「サイボーグ009 -13番目の追跡者-」
521404,521405,521406