七海ひろき＆音波みのり＆野々花ひまり、宝塚在団中の“ご縁”とは？：インタビュー後編

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――皆さんが共演されることについて伺わせてください。七海さんと音波さんは前回共演されて、星組時代もご一緒されていました。今回は野々花さんが初参加されます。

野々花：（おふたりが）今も星組生にしか見えないです！

（現場全員笑）

野々花：現役生の時と変わっていなくて、“廊下ですれ違っている七海さんと音波さん”という感じなので（笑）。

――タイムスリップしたような？

野々花：本当に、ここは今宝塚かな？って。自分が一番変わっているんじゃないかって思うぐらい、おふたりが変わってなさすぎてびっくりしています（笑）。

七海&音波：（お互いに）変わらないね。

野々花：本当に、廊下を颯爽と歩いていた七海さんと、『タカラヅカスペシャル（タカスペ）』の時に共演させていただいた音波さんです。タカスペのお稽古で、振付が先に進んでいて、音波さんは公演中であとから参加されたんですよね。それでもすぐにできて、バリバリ踊っている、すごい先輩のイメージがあります。今回おふたりとご一緒できるのは本当に光栄すぎて、下級生の時に見ていたおふたりと一緒に、こんな舞台に立てるなんて、という気持ちで……。下級生に戻りすぎないように参加させていただきたいと思います。

七海：そうそう、一緒にね。

――野々花さんは、音波さんと8期違って、七海さんとは10期違うんですもんね。

七海：そっか、そうなんだ……。

音波：そんなに違うんだ……。

野々花：本当にペーペーです！

――野々花さんが入団された時には、おふたりは新人公演を卒業されている学年ですね。

野々花：そうなんです。私が入団した時に、93期さんが長の期だったので、新公外さんのおふたりでしたから、すごいことだなと思っております。本当にすごいご縁をありがとうございます。

七海：私も初めてご一緒するから、すごく楽しみで。でもきっとね、全員と初めて共演だから。

野々花：そうなんです。中塚（皓平）先生だけ、振付を受けたことがあります。

音波：（中塚さんは）宝塚の仕事は、雪組さんの振付が初めてだったって聞いた。

野々花：その時の振付でも、本当に最下級生だったので、一番後ろで踊っていました。

――何の場面でしたか？

野々花：『Gato Bonito‼』の「チャウシー」という場面でした。

音波：彩凪 翔ちゃんが、初めて振付を受けたって言ってた。

野々花：その場面では、めちゃくちゃ踊っていて「この先生すごいな」という印象で、私は、多分、先生も覚えていないぐらい一番後ろで踊っていました。
それ以来の共演で、ビジュアル撮影の現場で久しぶりにお会いしたのですが、スカールなので仮面を被っていらっしゃって。お顔を拝見して、「あっ、そうだ！」って。なので、おひとりだけ、ご縁がありました。

七海：それから、共演するなんてご縁があるね。

野々花：はい、ありがたいです。

七海：あとは、（天華）えまちゃんは、イワンの声を出しているから。

野々花：天華さんは1個上なので、ご一緒しています。