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『モアナと伝説の海2』『ライオン・キング:ムファサ』が配信スタート!ディズニー・ミュージカルの魅力

『モアナと伝説の海2』『ライオン・キング:ムファサ』が配信スタート!ディズニー・ミュージカルの魅力
(C) Disney
日本で2024年12月に相次いで劇場公開された『モアナと伝説の海2』と『ライオン・キング:ムファサ』。どちらも大ヒット作の続編であり、ディズニー伝統ともいえるミュージカル作品だ。ディズニー・ミュージカルの歴史を振り返りながら、両作品の魅力に迫る。

ドラマや映画の物語を彩るものとして音楽の力は大きい。もちろん会話劇のみでも面白いのだが、登場人物の心情や場面を盛り上げる“音”や“歌”に観る者の感情も揺さぶられる。

アニメーションスタジオとして始まり、2023年に100周年を迎えたウォルト・ディズニー・カンパニー。いまでは世界一ともいえる有名なキャラクター、ミッキーマウスがスクリーンデビューした『蒸気船ウィリー』(1928年)などの作品とともに成長を見せていく中で、ディズニー初の長編映画であり、世界初のカラー長編アニメーション映画として大ヒットとなったのが『白雪姫』(1937年)だ。同作は明確にはミュージカルに位置付けられていないが、7人の小人たちによる「ハイ・ホー」や白雪姫の「いつか王子様が」など、キャラクターが歌うことによって心情を伝え、物語を盛り上げている。なお、『白雪姫』は新たなミュージカル版として実写化したものが2025年3月に劇場公開される。

そして、同様にキャラクターたちの歌が挟み込まれた『ピノキオ』(1940年)や『シンデレラ』(1950年)から、さまざまな歌によって物語自体も進行していくミュージカル・アニメーションへとつながってきた。『リトル・マーメイド』(1989年)では「アンダー・ザ・シー」という歌で主人公である人魚のアリエルにカニのセバスチャンが海中での生活の楽しさを説いたり、『美女と野獣』(1991年)では「ビューティ・アンド・ザ・ビースト」で主人公のベルと野獣の愛を示したり、『アラジン』(1992年)の「ホール・ニュー・ワールド」は主人公たちが魔法のじゅうたんに乗って大空を駆け巡る印象的なシーンで使われる。世界中で“レリゴー”旋風を巻き起こしたといわれる『アナと雪の女王』(2013年)では魔法の力と共に自分も解き放つことを歌い上げる「レット・イット・ゴー~ありのままで~」など、劇中の場面をより強く印象付けることに楽曲が一役買っている。

今回新たにRakuten TVで配信がスタートした2作品。

モアナと伝説の海2

499172 (C) Disney https://tv.rakuten.co.jp/content/499172/

まず、『モアナと伝説の海2』は、2016年に公開された前作から物語上は3年後。壮大な冒険を経て、海と強い絆で結ばれたモアナは、ある呪いを解くために仲間たちと再び航海に出る。
南国を舞台にした圧巻の映像美は顕在。水しぶきや波の泡などがさらに進化したようで、リアルな海を表現している。そして楽曲はというと、オープニングの「帰ってきた、本当のわたしに」はモアナが航海から愛する故郷の島へと戻るシーンとなるが、見ているこちらも物語の世界に“帰ってきた”という感じも。また、3年経ったモアナが大海原を自由に渡れる喜びにもあふれたワクワクするリズムだ。
劇中歌「迷え!」は、謎の女性・マタンギがそのタイトルどおりにモアナを惑わす内容だが、物語の鍵にも。モアナははじめ「とんでもないアドバイスね」と言うのだが、道は一つじゃないのだというメッセージが込められていて、日本語訳では「心抑えてちゃ つまらないわね」という歌詞にハッとさせられる。「私はモアナ」という歌詞が含まれたエンドソングにもなっている「ビヨンド~越えてゆこう~」まで、冒険ストーリーにふさわしい心強い楽曲がそろっている。

今すぐ『モアナと伝説の海2』を観る

ライオン・キング:ムファサ

503430 (C) 2025 Disney https://tv.rakuten.co.jp/content/503430/

ライオン・キング:ムファサ』は、1994年公開のアニメ映画を2019年に実写とCGを融合させた超実写版としてよみがえらせた『ライオン・キング』の続編にして、前日譚。
息子シンバを命懸けで守った父で、ライオンの王であるムファサと、ムファサの命を奪ったスカーとの幼き日の出会いに始まり、隠された秘密が描かれる。“超実写版”と謳うだけあって動物たちの動きや毛並みの艶やかさ、雄大な自然の描写に改めて驚かされるのだが、楽曲も秀逸だ。
オープニングの「NGOMSO」は、『ライオン・キング』の「サークル・オブ・ライフ」冒頭の南アフリカの言語部分を担当しているアーティスト、レボ・Mの歌声で、すぐに『ライオン・キング』の世界へと連れていってくれる。「ブラザー/君みたいな兄弟」は、兄弟のようになっていく孤児のムファサと、のちのスカーとなるライオンの王子・タカの楽しさが出ていると同時に成長した2匹へとつなげ、「バイバイ」はムファサに恨みを持つ冷酷な敵ライオンのキロスの歌で、ヴィランの恐ろしさを忍ばせる。そしてタカがやるせない胸の内をとうとうと歌い上げる「裏切りの兄弟」へと続いていく。

今すぐ『ライオン・キング:ムファサ』を観る

多彩なミュージカルナンバーが、楽しさや切なさを心の奥まで届けてくれるはずだ。

(文・神野栄子)


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