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こんな世界は嫌だ! 未来に起こり得る恐怖がテーマの「ディストピア映画」をピックアップ

こんな世界は嫌だ! 未来に起こり得る恐怖がテーマの「ディストピア映画」をピックアップ
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(C)2023 Miller Avenue Rights LLC; IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.
破滅状態の世界を舞台に、さまざまな恐怖を感じさせる映画が多く登場している昨今。SNS、超管理社会、戦争、ウイルス蔓延⋯など、人間を窮地に追い込むのは一体何なのか? 今回は、近未来で絶対に起こってほしくはないが、起こり得る人間界の破滅を描いたディストピア映画を紹介しよう。
目次

ディストピア パンドラの少女(2016年)

240378 (C) Gift Girl Limited/ The British Film Institute 2016

ベストセラー小説原作のSFパニックスリラー。舞台は近未来、真菌のパンデミックにより、人類のほとんどが凶暴な“ハングリーズ”と化し、生き残ったわずかな人々は壁に囲まれた安全な基地内で暮らしていた。

そんな中、イングランドの田舎町にある軍事施設には、ウイルスに感染しても外見に変化がなく、思考能力も保ち続ける「セカンドチルドレン」たちが収容されていた。彼らからワクチンを作り出すべく、研究が進められていた。ある日、子どもたちの中に高い知能を持った少女メラニー(セニア・ナニュア)が現れ、壊滅状態にある人間界が思いもよらぬ展開を迎えることとなる――。

ウイルス蔓延によって、人類はゾンビ化と社会の崩壊という絶望的状況に直面する。その中で突如現れた“ハイブリッド人間”メラニーは、希望の光としての存在でもあった。しかし物語の終盤、彼女は予想だにしない行動をとってしまう。その危うさが本作の見どころの一つである。

『ディストピア パンドラの少女』を観る


ディストピア 2049(2017年)

258606 Ⓒ2017 2474608 Ontario Inc. Possibility Films All Rights Reserved

暗黒の未来世界を描いたSFアクション映画。舞台は2049年のアメリカ、激増する犯罪を取り締まるため、「SEA(州取締局)」という機関が設立され、国民は装甲スーツで全身を覆い隠した非情な兵士“平和維持者”とドローンによって、市民は常に監視される超管理社会のもとで支配されていた。そんな中、反逆者と認定されてしまったマーフィー(コリン・パラディン)とジーン(レイヴン・クーセンズ)の兄妹は、自由を求めて戦う決意を固める。

劇中では町の至るところに兵士が登場し、さらにドローンが目を光らせて人々を監視する自由のない世界が描かれている。その描写からは、表向きのユートピアの裏に潜む“ディストピア”を強く感じ取ることができる。

『ディストピア 2049』を観る


ザ・サークル(2017年)

242859 (C)2017 IN Splitter, L.P. All Rights Reserved.

エマ・ワトソン主演のSNSを題材にしたサスペンススリラー。世界No.1のシェアを誇る巨大SNS企業「サークル」に採用されたメイ(ワトソン)は、あることがきっかけでカリスマ経営者・ベイリー(トム・ハンクス)の目に留まる。メイは新サービス「シーチェンジ」のモデルケースに抜てきされ、自らの24時間をすべて公開するという役割を担うことに。

彼女には瞬く間に1,000万人以上のフォロワーが付き、アイドル的な人気を博していくが、プライバシーのない生活、そしてSNSに身も心も侵食されていくメイの姿が描かれる。

インターネットとの共存が当たり前となった現代において、劇中に映し出される“ユーザーの承認欲求を利用して個人情報を監視する社会”は、まさに近未来に起こり得る社会現象であり、鑑賞後に思わずゾッとしてしまうほど。近い将来、人間はSNSに支配されかねない⋯そんな未来の監視社会に対する警鐘を鳴らす作品である。

『ザ・サークル』を観る


シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年)

506889 (C)2023 Miller Avenue Rights LLC; IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.

内戦が勃発した近未来のアメリカを舞台に、真実を突き止めるジャーナリストたちが戦場の最前線をくぐり抜け、首都ワシントンへと向かう姿を描いた作品。テキサス州とカリフォルニア州の同盟からなる“西部勢力”と政府軍の間では、日夜激しい武力衝突が繰り広げられていた。ジャーナリストのリー(キルステン・ダンスト)らは、14カ月間一度も取材に応じていない大統領への単独インタビューを実現すべく、ホワイトハウスへと向かう。

その旅路では、戦場と化したアメリカ各地の様子が随所で映し出される。内戦の兵士から放たれた「おまえは、どの種類のアメリカ人だ?」の言葉のごとく、同国民同士で殺し合いを続ける狂気が痛ましく描かれている。もしも今、アメリカが2つに分断されたら、こんな最悪の終焉が待ち受けているのか…リアルな恐怖を覚えたのと同時に今置かれている状況を見つめ直すきっかけにもなる衝撃作である。

『シビル・ウォー アメリカ最後の日』を観る

(文・suzuki)

https://news.tv.rakuten.co.jp/2023/02/dystopia.html 【映画】壊滅状態の地球。ディストピア映画特集

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506889,242859,258606

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