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高3の夏休みという大事な時期に、担任のナム先生(カン・ヨンジェ)への片思いを悩んでいたウヒョン(キム・ジオ)は、ナム先生に自分の好きな相手が同性であることをカミングアウトしてしまう。そして秘かにウヒョンに思いを寄せていた親友のドハ(ハミン(BXB))に、片思いの相手がナム先生であることを言い当てられる。ウヒョンは、ドハから「つきあおう。卒業までにお前が僕のことを好きになったら僕の勝ち。ならなければお前の勝ち」という期限付きの恋愛ゲームを持ちかけられ、先生への思いを断ち切るためにもドハとつきあうことにする。
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本作最大の魅力は、主人公・ウヒョンを巡る 「親友同級生 vs 先生」 という三角関係だろう。ウヒョンにとって、行動力あふれる同級生・ドハと、憧れの担任・ナム先生は、それぞれ異なる意味を持つ存在だ。さらに、ドハが仕掛ける「卒業までに僕のことを好きになったら僕の勝ち」という期限付き恋愛ゲームという斬新な設定が、物語を一層スリリングにしてくれる。
高校生という揺れる世代のウヒョンにとって、ナム先生は大人の余裕と知性を備えた理想……、つまり「手が届かない憧れ」の象徴だ。先生という立場上、ウヒョンと適切な距離感を保つナム先生。その関係は、「叶わない恋」なのか、それとも「思春期特有の片思い」なのか――そんな曖昧さが、ウヒョンの感情の行方をよりドラマチックなものにしてくれる。
対するドハは、ウヒョンにとって、「当たり前のようにそばにいる存在」だ。親友だけに、お互いのことを誰よりもよく知っている。ウヒョンにとってドハは「安心できる存在」であるだけに、恋愛対象として自覚するのには時間が必要だった。だからこそ、ドハが仕掛けた期限付きの恋愛ゲームは、ウヒョンの心を揺さぶる。「ただの親友」としてしか見ていなかったドハが、グイグイ距離を詰めてくることで、ウヒョンの中で 「安心感」が「トキメキ」に変わるのだ。
ドハという存在が、ウヒョンに「理想と現実の間で揺れる気持ち」を突きつける。先生がファンタジーなら、ドハはリアル。どちらが本当に自分にとって大切なのか――。この葛藤こそが、本作で展開する三角関係を深みのあるものにしている。
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BL作品において、三角関係は見る者を惹きつける王道の要素だ。ライバルが登場することで、主人公の感情の変化が明確になり、関係性がよりドラマチックに描かれる。学園ものにおける三角関係の相手は、敵対する同級生、親友、憧れの先輩、かわいい後輩、幼なじみ……など同世代が多いが、本作では「親友同級生 vs 先生」との三角関係を描いている点が新しい。
そこに加わるのが、期限付きの恋愛という緊張感だ。もし「卒業まで」という期限がなければ、ウヒョンはずっとナム先生への憧れを引きずり、ドハの気持ちに気づくこともなかったかもしれない。期限が迫るにつれ、ウヒョンの気持ちがどう変わっていくのか、そしてその選択がどうなるのかという緊張感は高まっていき、見る者もハラハラしながらウヒョンの恋の行方を見守ることになる。また、体格のいいウヒョンがもやもや悩み、小柄なドハが積極的にアタックするというキャスティングも新鮮味を与えてくれる。
さらにこの作品には、最後の最後にまた一波乱があるのも見逃せないポイントだ。果たしてウヒョンは、親友同級生のドハを選ぶのか、卒業という足枷が外れる機を待って憧れの先生を選ぶのか――。その結末を見守ってほしい。
(文・坂本ゆかり)
https://news.tv.rakuten.co.jp/2024/04/bl-list.html 【BL関連記事一覧】新作・おすすめ・ランキングをご紹介! https://news.tv.rakuten.co.jp/2024/07/bl-search.html 【2025年最新】おすすめBLドラマ&映画ガイド|迷ったらここから検索! https://news.tv.rakuten.co.jp/2025/01/k-tenkiyoho.html シンプルだからこそハマれるラブストーリー:韓国BLドラマ『天気予報のような恋愛~A Breeze of Love~』(※ネタバレあり) https://news.tv.rakuten.co.jp/2024/12/k-yubisaki-int.html ヒットBLドラマ『俺は恋愛なんか求めてない!』人気サブカップルのスピンオフドラマ誕生! ウォン・テミン、ドウにインタビュー
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