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本作は今年で45周年を迎える劇団☆新感線の記念イヤーを飾る第1弾公演として、“【譚】Retrospective”と銘打って鬼が棲まう平安の世を舞台にした新感線流お伽噺を上演する。
青木豪が脚本を書き下ろしを、いのうえひでのりが演出。
主演は元宝塚歌劇団花組トップスターの柚香光が務め、早乙女友貴、喜矢武豊、一ノ瀬颯、樋口日奈、粟根まこと、千葉哲也、鈴木拡樹らが出演。
会見では、いのうえが本作の企画概要を「鬼をモチーフにした作品は新感線でも過去にやっているが、大体が征服者や敵国のメタファーだったりすることが多いため、鬼自体を扱った民話や伝承を由来とする話をやりたかった。今回柚香さんが来てくださるということで、新しいことに挑戦しようと思った。今までの新感線の鬼を扱った作品より民話や昔話独特の生々しさや怖さ、北欧系ホラーのニュアンスが出ればいい」と説明。
続いて柚香が劇団☆新感線の印象を「華やかで、迫力のある立ち回りの数々。一度見たら心を掴まれる」と語った。また2024年5月に宝塚歌劇団を退団してから初の舞台出演の本作では、男性と本読みが初めてということもあり「何もかもが新鮮で刺激的でした」と笑顔で述べた。
柚香が演じるのは、鈴木演じる源蒼の前から忽然と姿を消した謎多き妻・紅子。脚本を担当した青木は当て書きで作ったとのことで「(柚香が宝塚時代に出演した)『鴛鴦歌合戦』を偶然拝見していたので、柚香さんの凛とした立ち姿を大切にしつつ、宝塚時代にはない部分を少しずつ取り入れたい」とコメント。
さらにいのうえは柚香に対して「恐らくこれまで一度もやられたことのない母性とか女性らしく包み込むところがある役で、鬼なんだけど鬼を抑え込んで生きている女性。ゆえに儚い、弱いところがある。これまではかっこいい男性を演じられることが多かったと思うが、今回は真逆のものを要求される」と期待を寄せた。
会見の最後には、柚香は「鬼を演じることが本当に嬉しくて、今からやるぞ!という気合いが満ち溢れています。紅子の赤の衣装に血潮が燃える、という意味を込めて作品に向かって、自分にしかできない役作りをしていきたい」と意気込みを語った。
「2025年劇団☆新感線45周年興行 初夏公演 いのうえ歌舞伎【譚】Retrospective『紅鬼物語』」は、5月13日(火)〜6月1日(日)大阪・SkyシアターMBS、6月24日(火)〜7月17日(木)東京・シアターHで上演される。
https://news.tv.rakuten.co.jp/2024/09/yuzukarei02.html 柚香光が厳選!宝塚歌劇のおすすめ作品3選:インタビュー後編