RECCOMENDイチオシ
SERVICE関連サービス
――俳優としてもこれまでとは違うチャレンジもありますし、ファンの方が見た時の反響も楽しみですよね。毎話見終わるごとに考察したり。
そうですね。第1話を見ただけでは全然分からないと思うんです。第2話、第3話と進んでいくごとに印象も変わりますし、毎話いろんな展開があるので楽しんでいただけるのではないかなと思います。
――夫役の萩原利久さんとは以前にも共演経験(『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』と『降り積もれ孤独な死よ』)がありますが、今作でまた共演してみていかがでしたか?
初めてご一緒させていただいたのが19歳の時なので、約6年前なのですが、同世代ということもあって、仲良くしていただいて。お芝居の部分に関してすごく信頼を置ける存在なので、今回もご一緒することができて心強かったです。普段、私はその場で感じたことをやったほうがいいかなって思っているので、相手役の方と「このシーンはこういう見せ方にしよう」とか、お芝居の相談はあまりしないんです。でも、今作に関しては撮影が順撮り(シーンを順番に撮影する)ではなかったので、話し合う時間も結構多かったということもあって、皆さんといろいろ相談してチームワークで乗り切りました。
――話がどんどん展開していきますから、順番に撮っていく形ではない場合、感情表現も含めてそのシーンに合ったものにしないといけないですからね。
そうなんです。夫に久しぶりに会った時は敬語を使っていて、少し慣れてきたら敬語じゃない言葉も出てきたりしますし、距離感みたいなのがシーンによって異なるので、そういう部分も話し合ったりしました。
――いろんな見どころがありますが、どういうふうに見て楽しんでもらいたいですか?
細かく言っちゃうとネタバレになってしまうので言えないのですが(笑)、本質的なところで言うと“サスペンス”というよりは“社会問題”の話だと思っています。共感できる方もいらっしゃると思いますし、でも受け取り方って人それぞれな作品だと思うので、正直、私自身もこれが放送されるのがまだちょっと怖い部分があります。救いようがない感じがありつつも、その中から光を見出してほしいなとも思います。深刻で暗いお話ではあるのですが、人生は暗い時期、なかなかうまくいかない時期があるからこそ、うまくいった時、何か成功した時に心から喜べるじゃないですか。ささやかな幸せとか希望を、この作品をご覧いただいた皆さんに感じてほしいなと思います。
連続ドラマW-30 「殺した夫が帰ってきました」(WOWOW)
222487