1. TOP
  2. インタビュー
  3. 朝月希和が喜劇に挑戦!『歌喜劇/〜蘇る市場三郎 冥土の恋〜』でみせる“新たな顔”:インタビュー前編
  1. URLをコピー
  2. Xでシェア
  3. Facebookでシェア
  4. LINEでシェア

朝月希和が喜劇に挑戦!『歌喜劇/〜蘇る市場三郎 冥土の恋〜』でみせる“新たな顔”:インタビュー前編

朝月希和が喜劇に挑戦!『歌喜劇/〜蘇る市場三郎 冥土の恋〜』でみせる“新たな顔”:インタビュー前編
元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の朝月希和が、舞台『歌喜劇/〜蘇る市場三郎 冥土の恋〜』に出演する。宝塚退団後は重厚な作品に出演することが多かったが、喜劇に挑戦してみたかったという。今作は、濵田崇裕(WEST.)主演の『歌喜劇/市場三郎』シリーズ第三弾で、ヒロインの僧侶・青蓮役を演じる。作品に出演する思いや、青蓮役にどんな風に取り組んでいるかなど話を聞いた。
また、後編ではRakuten TVで配信している宝塚歌劇団の作品から、おすすめ作品をセレクトしてもらい、おすすめの理由や思い出を語ってもらった。
(文・写真:岩村美佳)

インタビュー後編を読む

――オファーを受けた時のお気持ちをお聞かせください。

この作品は歌喜劇なのですが、喜劇にはいつか挑戦してみたいなと思っていましたので、その機会が巡ってきたのはすごく嬉しいなと思いました。過去2作品の資料映像で、全編アカペラの公演というものを初めて拝見して、大丈夫かな、と不安がよぎりました。そして、皆さまの勢いのある、明るく楽しくテンポよく進んでいくお芝居が私にできるだろうかという気持ちはありましたが、観終わった後に感じたワクワク感を作る一員になりたいなと思って、ぜひお願いしますとお話をお受けしました。

――朝月さんでも、アカペラは大変かもしれないと思うところはありますか?

完全にアカペラというものを初めてさせていただきますので。お稽古初日にみんなで和音を合わせる稽古をやったのですが、皆さんは3回目で、みんなの音を聴いてすぐ反応していく耳がありますので、それを私も早く体に入れないといけないなと強く感じました。

――お稽古で皆さんとご一緒されてみて、新鮮に感じたことや、印象などお聞かせください。

皆さん、お役のキャッチが早くて、何役もされるのに、そのちょっとしたお役の違いだったりを本当にナチュラルにどんどん演じ分けられていくので、すごく刺激になりました。このお稽古場で、たくさん学ばせていただきたいと感じながら稽古をしております。

まだ数回しかお稽古ができていないのですが、コメディを作っていくというよりは、皆さんがすごくまっすぐにお芝居をされていく中で、「じゃあここは?」と少しずつ(笑いが)派生していくといいますか。その根本にあるものが、変化球じゃなくて、まっすぐのボールを投げてキャッチボールをしていくというのがすごく素敵ですし、この作品にぴったりだなと感じていて。私もそこを大切に、これからお稽古を重ねていきたいなと思っています。

――先ほど、コメディをやりたかったとおっしゃっていましたが、その理由を伺えますか?

重厚感のあるお芝居も、観ていてすごく感動しますし素敵なのですが、コメディは無条件に心が明るくなりますし、明日への活力になるといいますか。それはやっぱりコメディからもらえるものだと思います。ちょっと思い出した時にふっとこぼれる笑みだったり、心が軽くなる感じは、私もコメディを観劇しに行った時にすごく感じるものでしたので、ぜひやりたいなと思っておりました。自分からどんなものを生み出すことができるのかという、自分への興味もあったり、どういう風に作り上げていっているのか、ぜひそこに参加してみたい思いもありましたので、コメディをやってみたいなと思っていました。

――その片鱗が今、稽古で出始めていますか?

皆さんからアイデアがどんどん出てきていて、「どうして私はこんなに全然思い浮かばないんだろう」と(笑)。そう思うのですが、その中でもお稽古を重ねていく中で生み出していけたらいいなと思っています。

作品情報

『歌喜劇/~蘇る市場三郎 冥土の恋~』

<strong>『歌喜劇/~蘇る市場三郎 冥土の恋~』</strong>

●あらすじ

毎度毎度恋に破れ、つかみかけた幸せを逃し続けている市場三郎。
相変わらず厳しい環境の三田運送会社で働いている。

7年ぶりの慰安旅行、行先は京都大阪関西ツアー。

行く先々で実らぬ恋を経験してきたが早速京都では懲りずに舞妓はんに声をかけたり。
そして三郎は精進料理を食べに訪れた「青福寺」で美しい僧侶・青蓮と出会う。
良い雰囲気になるものの、次の観光地へ行くため名残惜しそうに別れる二人。

次に訪れたのは大阪・通天閣。
そしてうっかりが過ぎる事故のため、三郎がたどり着いたのは「あの世・黄泉の国」。
するとそこにはあの美しい僧侶・青蓮もいて……。

温泉宿、グアムと続き、今回の舞台は冥土?!
今度こそ、三郎の恋は実るのか……!

●キャスト・スタッフ

出演:濵田崇裕 朝月希和 笠松はる 大堀こういち 玉置孝匡 高木稟 前田悟 山岸門人 シューレスジョー 松之木天辺
脚本:福田転球
演出:河原雅彦


●公演情報

【東京公演】東京グローブ座
2025年6月30日(月)~7月27日(日)
【京都公演】京都劇場
2025年8月1日(金)〜8月10日(日)

ヘアメイク:西川直子

ポスト
シェア
送る
TAKARAZUKA ONDEMAND プレミアムプラン
宝塚歌劇LIVE配信一覧
BL特集
  • 年月別アーカイブ
楽天モバイル照会キャンペーン