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『時をかける愛』歐陽ママとお勉強ちゅう♡ #43

『時をかける愛』歐陽ママとお勉強ちゅう♡ #43
(C)Fox Networks Group Asia Pacific Limited, Taiwan Branch & Three Phoenixes Production Co. Ltd. All right reserved.
中国語映画・ドラマの翻訳や、日本で開催されたアジアBLドラマイベントMCなどに携わり、アジアドラマをこよなく愛する歐陽ママが、注目するドラマの台詞をきりとり、読者の皆様に中国語の表現の面白さなどをお伝えする「歐陽ママとお勉強ちゅう♡」。
目次

このドラマ、あたし大好きだったからさ、紹介できることになって小躍りしたんだけど、いざ書きだしてみるとキーボードを打つ手がパタッと止まってしまったの。細い線が絡み合って、全体として像を結ぶような、繊細さと大胆さを兼ね揃える脚本、これはね、もう見てもらうしかないわ。あたしが切り取って中国語の解説を加えてしまうとその綿密に用意された像の見え方を変えてしまうかもしれない、そう思ったわけ。「面白い」っていうのはこういうことを言うんだなとつくづく思ったのでした。

『時をかける愛』× ウザい!

そういうわけでドラマ本筋の、鍵になるような内容とは関係のないところから勉強してきた今月、今週もそのシリーズです。今週はなかなか教科書では紹介されないと思われるフレーズよ。ズバリ「ウザい」。これも知ってなきゃ困るけどどこで勉強するかよく分かんないよね。台湾のバラエティ番組なんかよく見る人は日常的に使われているのに気づいているかもしれないけどそういう人は少数派だろうし。そしてそれに続けてのセリフも中国語としての面白さがあるから、今週もお勉強しましょ!

第十三話 98年の世界線に戻った雨萱に子維がかける言葉

“你好煩喔” 訳:しつこいわね

陳韻如の叔父さん、陳韻如の同級生の李子維と莫俊傑を指して「あの二人のうち、好きなのはどっちなんだ?」って訊く。好きな人を巡ってからかったりからかわれたり、高校生あるあるよね。今日のフレーズはこの叔父さんの発言に対する“你(ㄋㄧˇ|nǐ)好(ㄏㄠˇ|hǎo)煩(ㄈㄢˊ|fán)喔(˙ㄛ|ō)”よ。
“麻(ㄇㄚˊ|má)煩”という単語は教科書にも出てくる重要単語で、その意味は「面倒だ」。ただこうして「ウザい、うざったい」の意味で使われるときは“煩”一文字で使う。日本語だと「煩(わずら)わしい、煩雑」なんかがすぐに出てくるけどね。そもそも日本語でも「ウザい」っていう感覚を他の言葉で説明するのってなかなか大変よね。まあでもとにかくよく使うわね。ほかにもちょっと「意地悪だ」っていうニュアンスも含まれる言い方で“你很機(ㄐㄧ|jī)車(ㄔㄜ|chē)”ってのもある。この「ウザいわね」あたしが店でよく聞く(よく言う)っていう特殊な事情はあるにせよ、何かからかわれたりバツの悪いこと言われたらこれよ“好煩喔!”

“你舅舅我也有追過女孩子,所以一聽就知道是藉口” 訳:僕にだって恋愛経験はある。隠したって分かるさ。

「そんな関係じゃない、ただ心配してアルバイトに送ってくれているだけ」と返す雨萱、それに叔父さんが言う言葉
“你舅(ㄐㄧㄡˋ|jiù)舅(ㄐㄧㄡ˙|jiù)我(ㄨㄛˇ|wǒ)也(ㄧㄝˇ|yě)有(ㄧㄡˇ|yǒu)追(ㄓㄨㄟ|zhuī)過(ㄍㄨㄛˋ|guò)女(ㄋㄩˇ|nǚ)孩(ㄏㄞˊ|hái)子(˙ㄗ|zi),所(ㄙㄨㄛˇ|suǒ)以(ㄧˇ|yǐ)一(ㄧˋ|yī)聽(ㄊㄧㄥ|tīng)就(ㄐㄧㄡˋ|jiù)知(ㄓ|zhī)道(ㄉㄠˋ|dào)是(ㄕˋ|shì)藉(ㄐㄧㄝˋ|jiè)口(ㄎㄡˇ|kǒu)”
“你舅舅我”の部分は「お前の叔父であるこの私」という言い方。「〇〇である私」として〇〇にいろんなものを入れることができるの。“也有追過女孩子”は「女の子を追いかけたこともある」。「恋愛経験はある」っていうふうに訳されている(あたしでもそう訳す)けど、言っているのは「俺だって女の子を追いかけたことくらいある」ということ。後半の“所以一聽就知道是藉口”は「だからちょっと聞けばすぐに(それが)いいわけだと分かる」なんだけど、「一+V就〇〇」の形で「ちょっとVすればすぐに〇〇だ」という構文を作る。そして“藉口”は「いいわけ」、よく使うわよ。字幕は短く奇麗にまとまっているいい訳ね。

「会いたい」人はいる?

時空を越えて会いたい人がいるっていうのがこのドラマのテーマの一つなんだけど、あたしはやっぱり時空を越えて昔の台湾に会ってみたいな。初めて台湾に行ったのが2004年の3月。まだぴちぴちだったあたしだけど、台湾の台湾としての重要なターニングポイントって例えば90年代に多く起きていたのよね。あの頃の台湾、どんな空気が流れていたんだろうなと想像をするしかない。あたしも毎日“五佰”の「LAST DANCE」をカセットで聞き続ければそのうち…。

執筆者情報

歐陽(オウヤン)ママ

早稲田大学大学院修了。論文のテーマは台湾の文化。
2012年から2013年にかけて台湾で生活、日本語の先生などしてふらふらする。
新宿二丁目では2021年10月15日に新しいお店「美麗島」をオープン!

Rakuten TVで視聴する

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歐陽ママ 台湾ドラマ 中国語講座

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