さて、この『ウィッシュ』はどんな願いも叶うという魔法の王国ロサスが物語の舞台。この国で暮らす17歳の少女アーシャの“願い”は、100歳になる祖父の願いが叶うことだった。しかし、国民の“願い”は魔法を操れるマグニフィコ王の支配下にあり、ごく限られた願いしか叶えてくれないという衝撃的な真実を知ってしまう…。人々の“願い”を取り返すべく、アーシャはディズニー史上最も恐ろしいヴィラン(悪役)であるマグニフィコ王に立ち向かうことを決意する。ディズニー映画ではさまざまな形で、主人公たちの“願い”を描き続けてきた。タイトルに“願い”を意味する「ウィッシュ」を付けたことからも、本作はディズニー映画の原点回帰的な魅力があり、さらにこれから続く未来の道を切り拓くに相応しい作品と言える。配信が始まった『ウィッシュ』とあわせて、多くのディズニー映画の中から押さえておきたい5作品をピックアップしてみよう。
今すぐ『ウィッシュ』を観る
ディズニーアニメ5選
アナと雪の女王
まずは『アナと雪の女王』。触れた途端に凍らせてしまう秘密の力をもつエルザは、真夏の王国を冬の世界に変えてしまった。そんな姉と王国を救うために妹のアナが雪山の奥深くへと旅に出る。2014年に公開され、エンターテインメント界の記録を塗り替える空前の大ヒットとなったミュージカル映画で、主題歌「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」も含めて日本でも大ブームを巻き起こした。『ウィッシュ』も“アナ雪”のスタッフ陣による制作なので、テーマが直結する作品とも言えるだろう。
今すぐ『アナと雪の女王』を観る
アラジン
続いては『アラジン』。魔法の世界で機知に富む庶民のアラジンが、自立心の強い利発なジャスミンと力を合わせて邪悪な魔法使いジャファーと戦い、王位を狙うジャファーの野望を打ち砕く。“3つの願いごと”を叶えられる10000歳の陽気なジーニーの助けを借りて、アラジンは自分自身を信じることも学んだ。主題歌「ホール・ニュー・ワールド」がアカデミー賞最優秀主題歌賞、グラミー賞ソング・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、ミュージカル映画の金字塔的作品となっている。
今すぐ『アラジン』を観る
美女と野獣
3作目は『美女と野獣』。魔女の呪いによって野獣の姿に変えられてしまったわがままな王子。魔法のバラの最後の花びらが散るまでに、心から人を愛し、愛されなければ、永遠に醜い姿のまま。美しく聡明な娘ベルに、呪いで家具や道具に変えられた家来たちは期待するが、野獣(王子)の傲慢さにベルは心を閉ざしてしまう。果たして、奇蹟は起こるのか…。アニメーションとして映画史上初のアカデミー賞最優秀作品賞にノミネートされ、最優秀オリジナル作曲賞、最優秀主題歌賞など多くの賞を受賞。ディズニー映画史上最高の愛と魔法を描いた作品として長く愛されている。
今すぐ『美女と野獣』を観る
リトル・マーメイド
アンデルセンの童話「人魚姫」が原作の『リトル・マーメイド』。陸の世界に憧れるアリエルは、人間の王子エリックと出会い恋に落ちた。一途な恋を叶えるために、海の魔女アースラとの魔法の約束を果たさなければならない。ディズニー映画らしい明るいハッピーエンドで描かれたミュージカル・ファンタジーで、『ウィッシュ』日本版のアーシャ役の生田絵梨花も挿入歌「パート・オブ・ユア・ワールド」を一番好きなディズニー作品の楽曲に挙げている。
今すぐ『リトル・マーメイド』を観る
白雪姫
最後は『白雪姫』。世界初のカラー長編アニメーション作品であり、不朽の名作。白雪姫と7人の小人たちの物語は多くの人におなじみだと思うが、“願い”が込められたストーリーや、音楽(「私の願い」「いつか王子様が」「ハイ・ホー」など)が重要な要素になっているところなど、『ウィッシュ』までつながるものがあり、ディズニー映画の“原点”の一つととして、やはりはずせない作品だ。
今すぐ『白雪姫』を観る
(文・田中隆信)
Rakuten TVで視聴する
472354,296886,86822