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◆おすすめ作品
――Rakuten TVで配信している宝塚作品でセレクトいただいた、『冬霞の巴里』のお話も伺わせてください。おすすめポイント、見どころなどをお聞かせください。
479159 (c) 宝塚歌劇団 https://tv.rakuten.co.jp/content/479159/
前回のインタビューで『銀ちゃんの恋』をおすすめさせていただいた時も、『冬霞の巴里』とすごく悩んだんですよ。あの時に『冬霞の巴里』を取っておいてよかったなと思うくらい、『薔薇王の葬列』と同じ、まさにダークファンタジーなんです。
『冬霞の巴里』は復讐がテーマ。主人公は永久輝せあさんが演じるオクターヴですが、私は永久輝さんの叔父ギョームで、永久輝さんのお父さんの弟役でした。永久輝さんのお父さんが殺されるところから物語が始まるんですが、それが復讐劇の始まりで、私は最終的な黒幕でした。その展開もとてもエモいですし、最終的に手放しでハッピーエンドと喜べる展開ではないんですが、何だか心が洗われたような、不思議な気持ちになる、最後にすっきり終われるおしゃれな物語になっているところがおすすめポイントです。
そして、永久輝せあさんという人物と、オクターヴという主人公のキャラクター、演じられる方とキャラクターの融合性がすごく高くて、合っていました。オクターヴも素敵に見えるし、永久輝さん自身も素敵に見えるみたいなところが、すごくいい作品だったなと思っています。
――飛龍さんの演じるギョームもいいお役でしたよね。
卒業公演の前の作品でしたが、あの役を最後に演じさせていただいたことは、本当によかったなと思っています。
――飛龍さんの宝塚時代の集大成ですね。
そうですね。渋い叔父さんの役を。永久輝さんに「叔父さん」と呼ばれていました(笑)。
――(『薔薇王の葬列』の)リチャードとは全然違うお役ですね。
渋い男役でした。魅力がたくさんあるお役だったので、ぜひ観ていただきたいです。
――『薔薇王の葬列』は中世イングランドの史実に基づきつつ創作されていて、『冬霞の巴里』は古代ギリシアの作家アイスキュロスの悲劇作品三部作「オレステイア」をモチーフに創作された作品で、作品の背景も面白いですよね。
『薔薇王の葬列』の原作を読んだ後に歴史の勉強をしたんですが、「えっ、すごい!」と思うくらい史実に基づいていて、リスペクトが止まらないというか、感動しました。作品をご存じない方にも、歴史がお好きな方にも喜んでいただける作品になるんじゃないかと思っています。原作ファンの方にはもちろん納得していただけるような舞台をお届けしたいですし、原作を全然知らない方にも楽しんでいただける作品に仕上げたいなと思っています。
https://news.tv.rakuten.co.jp/2025/04/news-baraou-live.html 主演・飛龍つかさ!ミュージカル『薔薇王の葬列』 Rakuten TVで独占ライブ配信 https://news.tv.rakuten.co.jp/2023/08/tenju-hiryu02.html 【後編】天寿光希さん&飛龍つかささんインタビュー:『Neo Doll』出演
ミュージカル『薔薇王の葬列』
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