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344007 (C)2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved. https://tv.rakuten.co.jp/content/344007/
映画ファンの間ではじわじわ人気を確立してきた“北欧ホラー”だが、広くお茶の間に浸透させたのはスウェーデンが舞台の『ミッドサマー』だろう。同作は不慮の事故で家族を亡くしたダニー(フローレンス・ピュー)ら大学生5人が旅行で訪れた太陽が沈まない白夜の村で、90年に1度開かれる祝祭に参加することになる。穏やかな雰囲気とは裏腹に狂気的で異常な村の“宴”にダニーたちは巻き込まれていく様が描かれていく。
劇中では不気味なシーンが多い中、一面に広がる色鮮やかな花畑や澄み切った青空など、陰と陽が巧妙に混じり合うことで視聴感覚を狂わされていくような印象が残る。興味本位で観た人たちもこれまで味わったことのない異様な雰囲気を目の当たりにしたことだろう。
(レンタル:440円〜、購入:2,200円〜)
288946 (C)PaalAudestad/Motlys https://tv.rakuten.co.jp/content/288946/
“北欧ホラー”としてくくられるようになったのは比較的最近だが、『ミッドサマー』公開前の2010年代後半から徐々に、強烈なインパクトを与える北欧映画が製作されていた。北欧を代表する映画監督ヨアキム・トリアーが手掛けた『テルマ』は、ノルウェーが舞台。
幼い頃の記憶が封印された主人公の少女・テルマ(エイリ・ハーボー)が成長過程で初恋を経験したことを機に、次々と彼女の周りで奇妙な出来事が起きていく。不可解な発作を起こすテルマと、じわじわと何かに侵食されていくような不穏な空気が観る者を飲み込み、独自の世界観で多くの観客を唸らせた。
(レンタル:330円〜、購入:1,650円〜)
341804 (C)Meta_Spark&Kärnfilm_AB_2018 https://tv.rakuten.co.jp/content/341804/
不気味なポスタービジュアルでも印象的な『ボーダー 二つの世界」は、スウェーデン・デンマークの合同制作作品。主人公は、醜い容姿のせいで孤独と疎外感を抱えてきた女性税関職員・ティーナ(エヴァ・メランデル)。
違法な者を持ち込む人間を嗅ぎ分けるという特殊能力を持つ彼女は、ある日怪しい旅行者・ヴォーレ(エーロ・ミロノフ)と出会うが特にこれといった証拠が出ず、彼は入国を許可される。ひと目見て本能的に何かを感じたティーナは、次第に彼にひかれていくが、そんな彼にはティーナの出生に関わる大きな秘密が隠されていた。先の読めないスリリングな展開に翻弄され、決して後味が良いとは言えない結末が、観る者の心に重くのしかかる。
(レンタル:440円、購入:2,200円〜)
https://im.akimg.tv.rakuten.co.jp/content/01/61/431016/chapter_l_0010.jpg (C)2021 Silva Mysterium, Hobab, Film i Väst https://tv.rakuten.co.jp/content/431016/
2022年にはフィンランド出身の新鋭女性監督ハンナ・ベルイホルムが手掛けた『ハッチング―孵化―』が公開された。同作では12歳の少女・ティンヤ(シーリ・ソラリンナ)が森で奇妙な卵を持ち帰り、内緒で孵化(ふか)させたことをきっかけに、次々と悪夢のような出来事が巻き起こり、家族が崩壊していく様子が描かれた。
まさに“北欧スタイル”といわんばかりの美しいインテリアに囲まれた部屋で、幸せに満ちた家族が暮らしている、という全てが穏やかな環境下で不協和音が奏でられる表現は、暗闇より何倍もの恐怖さを感じてしまう。
(レンタル:440円、購入:2,200円〜)
464347 (C) 2021 MER FILM, ZENTROPA SWEDEN, SNOWGLOBE, BUFO, LOGICAL PICTURES (C)Mer Film https://tv.rakuten.co.jp/content/464347/
そして2023年には漫画家・大友克洋原作の「童夢」からインスピレーションを受けたというノルウェー映画『イノセンツ』が公開された。子どもたちが危険な超能力を持ってしまうサイキックスリラーであり、タイトルにもこめられた少年少女の純粋無垢さと残酷さが表裏一体であるということも劇中で描かれている。
(レンタル:440円、購入:2,200円〜)
488757 (C) 2022 NORDISK FILM PRODUCTION AS https://tv.rakuten.co.jp/content/488757/
人間の心理描写からさし迫る恐怖を描いた作品が多い一方で、2024年に公開された『ナイトメア 夢魔の棲む家』では、北欧神話の悪魔“メア”によって呪われてしまったアパートが舞台となっている。
主人公モナ(エイリ・ハーボー)が新居で毎晩悪夢にうなされるという、想像しただけでも地獄のような日々が淡々と描かれており、物語が進むにつれてその悪夢の元凶となるメアと対決していくというファンタジー要素も相まった見応えのあるホラー作品だ。
(レンタル:440円〜)
独特なアプローチと恐怖でファンを唸らせる“北欧ホラー”。これを機にぜひ一度その怖さを体感してほしい。
(文=suzuki)
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