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本土復帰が目前に迫った中、現金を輸送していた銀行の車両が何者かに襲撃され、100万ドルが強奪される事件が発生する。当時沖縄では復帰に際し円ドル交換(米占領下ではドルを使用していたが、復帰に伴い円への交換が必要だった)が琉球政府の重要事業と位置付けられており、琉球警察はこの件が日本政府やアメリカ政府に知られると、重大な外交問題に発展しかねないと、これを秘密裏に解決する特別対策室を編成。復帰までの期限は18日。彼らは事件解決に奔走する。
捜査に当たる特別対策室の班長・真栄田太一を演じるのは連続ドラマW作品で初主演を飾る高橋一生。真栄田は石垣島出身、さらに東京の大学に進学し琉球警察に入署したエリート。沖縄の出身でありながら地元の署員からは「ないちゃー(本土の人間)」と揶揄され、真栄田は自分が何者なのかアイデンティティを問い続ける。監督は、『愛を乞うひと』(98)、『閉鎖病棟 -それぞれの朝-』(19)の平山秀幸。
解禁されたメインビジュアルでは、沖縄の海の波打ち際に真栄田が佇み、その周囲には沖縄で先祖供養の際に用いられている、あの世のお金「ウチカビ」が、まるで螢の光のように燃え上がり、舞う、まさにタイトル通り、「渚の螢火」が表現されている。1972年を生きる登場人物たちが、熱いまなざしで今後の沖縄の未来を見据えており、ドラマチックで緊張感を漂わせたデザインとなっている。
また、併せて予告映像も解禁された。立ち上げ時は真栄田(高橋一生)と玉城(小林薫)の二人だった特別対策室に、新たなメンバー、与那覇(青木崇高)、愛子(清島千楓)、比嘉(広田亮平)が増員され、捜査に乗り出す。さらに、出産前に沖縄に真栄田に会いに来た、東京出身の妻・真弓(北香那)、コザでバーを営む伊波正美(MAAKIII)、そして米国の外交官オーガスト・ミラー(Jeffrey Rowe)も本予告で登場している。襲ったのは本当に米兵だったのか。そして暗躍する地元ギャングの狙いは何なのか。特別対策室は事件の真相を突き止めるべく、捜査を進めていく。
琉球警察・刑事。八重山諸島・石垣島出身。東京の大学に進学した後、当時珍しかった大卒として琉球警察に入署したエリート。警視庁の派遣の後、琉球警察に戻ってきたところ、特別対策室の班長に任命される。東京にいたことや、見た目から周りからは内地の人間と揶揄される。自分が何者なのか、常にアイデンティティを問い続けている。
琉球警察・刑事。真栄田とは高校の同級生。沖縄を出て東京に行っていた真栄田のことをよく思っておらず、嫌悪を剥き出しにする。玉城に声を掛けられ、対策室に入ることになる。叩き上げの刑事で独自で培った捜査ルートを持っている。
琉球警察・刑事。定年を控えたベテランで鑑識など署内にも顔が利く。情に厚く、誰からも慕われる。付き合いが長い真栄田が若いころは玉城の妻に食べさせてもらっていたことも。
川平興業社長。沖縄政財界に太いパイプがある沖縄の実業家。戦後の沖縄で事業を成功させ、政財界にも影響力を持つようになる。成功の影には、戦後、米軍から物資を略奪する、いわゆる“戦果アギヤー”だったという噂もある。
日系二世。ベトナム戦争で負傷し、沖縄のCID(アメリカ陸軍犯罪捜査局)に配属される。真栄田ら特別対策室に協力し、事件解決に尽力する。
『連続ドラマW 1972 渚の螢火』は10月19日(日)より、WOWOWにて放送&配信スタート!
連続ドラマW 1972 渚の螢火