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Fortことティティポン・センガーイが演じるのは、VPGグループの後継者である投資家のウィアー。そしてPeatことワストーン・チャイジンダーは、ホテル業界を牽引するキング・グループ一族の次男・ケルビンを演じている。
ホテル業界への本格参入を見据え、キング・グループとの資本提携を模索していたウィアーは、一族の邸宅に招かれる。一族の長男で、副社長のケンと話していると、ウェイターとぶつかった。ケンは彼を叱りつけるが、ウィアーは彼が濡れているのを見てハンカチを渡してやる。翌日、ウィアーは昨夜の人物がケンの弟・ケルビンだと知る。ケルビンはケンとは異母兄弟で、母は亡くなり、ケンだけでなく父からも虐げられていた。
出会った当初から、ケルビンに興味を抱いていたようなウィアーに翻ろうされるケルビン。兄の罪をかぶらされて留置所に入れられるが、保釈金を出して迎えに来てくれたウィアーに「僕だけのものになって」と言われ、戸惑いつつもウィアーに迫られて体の関係を持つ。すでに夢中になったルビンは「これからあなたが望むものはなんでも全部捧げるよ。僕の人生さえも」と告げるが、ウィアーからは「一夜限りの関係」と返されてしまう。
ケルビンはずっと眼鏡姿で、父や兄の前でのおどおどした態度もあってどこか野暮ったさがあったのだが、留置所でのアクシデントで壊れてからは眼鏡なしで、Peatの美しい顔が映える。それ以降、眼鏡なしを通したのは、ウィアーに「眼鏡なしのほうがいいよ」と言われたこともあるだろう。初めての日に胸につけられたキスマークを愛しそうに見つめる顔はドキッとするほどのかわいさだ。
ここまでの出来事は、実は1年前のこと。第1話ラストでは、現在という時間軸の2人となり、驚きの展開を迎えていた。ケルビンはウィアーの足に鎖をつなぎ、いわゆる監禁をしていたのだ。
530253 第1話(C) WeTV https://tv.rakuten.co.jp/content/530252/
いったい2人に何が起きたのか。そこから現在と1年前以降のことが行きつ戻りつしながら描かれていく構成は、物語への没入感を高める。ウィアーは下働きをさせられているケルビンにセンスと商才を見いだし、彼のホテルに個人の資金で投資することを決めた。事業のパートナーとなり、自分を支えてくれるウィアーに感謝しつつ、その目にどんどんと熱を帯びていくケルビン。ウィアーも一夜限りとしたはずが、ケルビンに惹かれていく。
ただ、ケルビンの愛は重く、激しい。母が亡くなってから感じられなくなっていた幸せを与えてくれるウィアーに夢中になるのも無理はないが、愛を知らずに育ったゆえのゆがみがある。ウィアーの親友にやきもちを焼き、ウィアーに近づこうとする者には容赦なくナイフを突きつけることも。熱っぽいまなざしにはキュンとしたり、ドキドキさせられたりしつつ、次第に鋭さや、光を失ったような冷たさを感じるようにもなる。Peatの繊細な演技と、端正な顔立ちは“病み系”が恐ろしいほどに引き立つ。
ケルビンにとって、大きくは愛を守るためと考えることが、ウィアーを傷つけることになるとは思いもしない。愛を利用することすら、愛なのだ。しかしウィアーは憎しみの感情を抱くようになってしまう。そんなウィアーの感情を、ポロリとこぼす涙で表すFortも見事だ。
愛ゆえの裏切りが渦巻き、ケルビンは“罪”を犯す。ダークな愛憎劇で新境地を見せるPeat。Fortとの変わらない抜群のケミストリーとともに見届けて。
(文・神野栄子)
https://news.tv.rakuten.co.jp/2026/02/info-yesterday.html Fort & Peat 3度目の共演!『Yesterday』日タイ同時配信開始。愛と裏切りが交錯するダーク・ロマンス https://news.tv.rakuten.co.jp/2024/04/bl-list.html 【BL関連記事一覧】新作・おすすめ・ランキングをご紹介!
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