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韓国発『Stand BI Me』、ジェンダーブラインド型の新しいリアリティーショーの魅力

韓国発『Stand BI Me』、ジェンダーブラインド型の新しいリアリティーショーの魅力
(C)Thisplaycompany Co.、Ltd
舞台設定やルールなど工夫を凝らした多彩な恋愛リアリティーショーが製作されている韓国。多様性の時代を背景に、2022年には男性同士をターゲットにした『ボクらの恋愛シェアハウス~Boys Love∞(アンリミテッド)~』が放送されて人気を博し、シリーズ化。2025年には女性同士の『彼女たちの恋愛シェアハウス~ToGetHer~』が話題になった。そして、新たにバイセクシャルの男女8人の恋模様を描く『Stand BI Me』が誕生した。

本作を手掛けたのは『ボクらの恋愛シェアハウス』シリーズの製作チーム。同シリーズのシーズン4と『彼女たちの恋愛シェアハウス~ToGetHer~』で監督を務めたイ・ヒョンギョンがメガホンを取った。

『ボクらの恋愛シェアハウス』、『彼女たちの恋愛シェアハウス』と同様、初めに年齢や職業は明かされず、教えられるのは名前と性格検査であるMBTIだけ。その状態で出会い、1週間の共同生活を送りながら、恋愛関係になる相手を探す。

540113 第1話 https://tv.rakuten.co.jp/content/540112/

出演者全員がバイセクシャルという韓国初のジェンダーブラインド型。男性同士、女性同士の場合もそうだが、誰もが恋の相手になる可能性があり、誰もがライバルにもなりうる。そのなかで、性別に境界を設けない出演者たちは心が動くままに駆け引きをする。

第1話は、事前の診断テストをもとにAIがマッチングした3組のデート模様から始まる。共同生活するハウスのある場所まで約2時間の距離をバスで一緒に移動することになったヒジンとヘヨンは女性同士のマッチング。海辺で待ち合わせとなったスジンとヨンギュは男女。丘の上の教会で初顔合わせとなったスンホとジヌは男性同士。それぞれ探り探りの会話をする中で、MBTIを手がかりにするのは今の時代らしい。感覚型、直感型、感情型、思考型…、それが自分の性格と合うか、恋愛観とマッチするか、判断材料の一つにするのだ。見ている側としても傾向が同じ者同士がどう感じるのか、逆に対照的だったらどうなのかという点で見ても楽しい。

さらに男子のチェベ、女子のウンチェが合流してハウスで8人がそろう。初デートに続くミッションは、ルームメイトを決めるくじ引き。部屋は1人部屋、3人部屋、4人部屋と別れていて、ここから今後の展開を予想して選んだり、さっそく好意を抱いた相手がどうするかを計算する動きがあったりする。そしてその夜は、「第一印象が強烈だった人」の投票で最多得票だった人物が、相手を選んでシークレットルームで2人きりで過ごせることに。

540115 第3話 https://tv.rakuten.co.jp/content/540112/

ある1人の出演者は「これまで男性でも女性相手でも自分の指向は隠してきた」というが、「今回はそれをしなくていい」とオープンに挑めることを喜んだ。その“指向”が誰に向くのか分からないドキドキがある。ところどころで明かされる、それぞれの気になる人。境界を設けない彼らは、まっすぐに相手の心を見て判断していく。

周囲にも分かるほどに1人に好意を向ける者もいれば、女性だけで三角関係のような感情になったり、男女混合でライバル同士となったり。ミッションでは性別縛りで偏らない工夫や、専用のメッセージ機能で駆け引きを促すなど、7日間という短い間でも恋愛が生まれるような仕組みが満載だ。

その中で同性愛と異性愛についての話題、元恋人が自分のあとに交際する相手が同性だったら&異性だったらということに対する考えなど、赤裸々な会話も繰り広げられる。男女という性別はあっても、バイセクシャルである彼らの心の中が垣間見えるようだ。男性相手に求めるもの、女性相手に求めるものというのも見えてきて興味深い。

540120 第8話 https://tv.rakuten.co.jp/content/540112/

相手は自分を思っていないかもしれないけれどやれることはやっておこうと前向きになったり、どうしたらいいか分からなくなって思わず涙がこぼれたり、デートしてみたら印象が変わって気になるようになったり、ライバルを焦らせる作戦をしたり。そんな普遍的な恋する気持ちは共感できるものであり、一方でジェンダーブラインド型という新しさで見ると気付くこともある。

全14話のうち、第9話で年齢と職業が明かされる。なんとなく年上かも、年下かもと感じていたことが思った以上のギャップで驚く者や、職業で共感を見い出す者。性別で境界線がなくとも、他の条件でふっと境界ができる。その瞬間、恋愛とはということを考えさせられる。揺さぶられながら進む恋愛の行方は、見る側も心を揺さぶられながら夢中になるはずだ。

(文・神野栄子)

https://news.tv.rakuten.co.jp/2026/06/info-stand-bi-me.html 愛のすべての可能性を追求する――。韓国発の新たなジェンダーブラインド・恋愛リアリティ『Stand BI Me』本日配信スタート https://news.tv.rakuten.co.jp/2026/06/k-sharehouse4.html イケメン日本人メンバーも出演!「ボクらの恋愛シェアハウス」新シーズンの魅力を解説(※ネタバレあり) https://news.tv.rakuten.co.jp/2025/06/k-kanojotachino.html 恋と友情が交差する場所──韓国初の女性同士の恋愛リアリティーショー『彼女たちの恋愛シェアハウス~ToGetHer~』が描くリアルな女の恋と友情 

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