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――Rakuten TVで配信されている宝塚作品から、<宝塚を初めて観る方にオススメの作品>としてセレクトいただいた作品について、おすすめの理由を伺わせてください。
漫画原作作品を3本選ばせて頂きました。とても有名な名作を舞台化した『花より男子』『ポーの一族』『はいからさんが通る』です。漫画原作ということで、キャラクターがはっきりしているので、初めてのお客様にもご覧いただきやすいんじゃないかなと思います。3作品とも、すごく面白い作品なので、舞台のお衣裳や装置、キャラクターたちのビジュアル、音楽など、いろんなものが初めてご覧になる方にも観やすくて、楽しみやすいんじゃないかなと思います。
――柚香さんは、漫画原作のキャラクターを演じる時に、何を大切に演じていましたか?
原作第一ですね。何よりも、原作の作者の方が何を描かれていらっしゃるのか、どういう人物を描いているのかという、本当にその原作が命です。原作モノを舞台化、アニメ化、映画化することは、元々の原作ファンの方は「どうなるんだろう」と、期待とちょっとドキドキとがあると思うんです。ファンの方々の、名作を大事に思っていらっしゃる思いは絶対に傷つけてはならないという思いがあります。そして、何より作者の先生の、作品に向かう思いが一番強いですから、原作に忠実に、できるだけ本当に漫画から飛び出てきたように作りたいというのが一番強くあります。
――ご覧いただくお客様にも、原作のキャラクターがそのまま登場したようなところをご覧いただきたいですか?
そうですね。『花より男子』では、道明寺(司)をさせていただいたんですが、原作者の神尾(葉子)先生が、「私が本当に描きたかった道明寺を舞台で体現してくれた。柚香さんがやってくれてとっても嬉しかった。ありがとうございます」と言ってくださったのは、本当に嬉しかったので、そういうものを舞台でお届けしたいという思いがすごく強いです。
347903 (c) 宝塚歌劇団 https://tv.rakuten.co.jp/content/347903/
――原作の先生がそう仰ってくださったならば、自信を持っておすすめできますよね。
あはは……そうですね……あの……(照)。でも、嬉しかったので。
2025年劇団☆新感線45周年興行・夏公演 いのうえ歌舞伎【譚】Retrospective『紅鬼物語』
●あらすじ
昔々、そのまた昔。都には鬼が現れ、人々を襲っていた。
貴族である源蒼(鈴木拡樹)の家臣、坂上金之助(喜矢武豊)も鬼に襲われるが、反撃して片腕を斬り落とすと、鬼は捨て台詞を吐いて飛び去った。
これを蒼に報せると、それを聞いた同じく家臣の碓井四万(千葉哲也)は、蒼の奥方が神隠しに遭ったのも、鬼の仕業ではないかと言い出した。
10年前のある朝、奥方の紅子(柚香光)と娘の藤(樋口日奈)は忽然と姿を消した。庭には鬼らしき足跡が一対、残されていたという。
それから紅子たちの行方は杳として知れない。
それでも「紅子と藤は生きている」と信じる蒼は、鬼の根城を探し出し、二人を取り戻そうと心に決めて、金之助、四万、そして桃千代(一ノ瀬颯)らと陰陽師の阿部辺丁迷(あべべていめい)のもとへ。だが、そこに金之助を襲った鬼の栃ノ木(早乙女友貴)がやってきて、桃千代を連れ去ってしまう。栃ノ木を追いかけ、蒼たちはシノナシ国へ向かった。
その頃、紅子と藤、紅子の両親は、シノナシ国の小さな村に身を寄せていた。紅子と藤の舞の見事さに村長の八十八(粟根まこと)は感心するばかり。そして八十八に尋ねられた紅子は、村を訪れた経緯を語り始めるが……。
ともに生きるか、ともに死ぬか――。
血の宿命に引き裂かれた二人の、哀しきお伽噺が今、幕を上げる。
●キャスト・スタッフ
出演:柚香光/早乙女友貴、喜矢武豊、一ノ瀬颯、樋口日奈/粟根まこと、千葉哲也/鈴木拡樹 ほか
作:青木 豪
演出:いのうえひでのり
●公演情報
【大阪公演】SkyシアターMBS
2025年5月13日(火)〜6月1日(日)
【東京公演】シアターH
2025年6月24日(火)〜7月17日(木)
スタイリスト:大園蓮珠
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