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――ご出演が決まった時の思いをお聞かせください。
初演の評判を聞いていましたし、愛希(れいか)さんという宝塚の上級生で、お世話になった方が演じていらっしゃった役ということで、プレッシャーの方が大きくて。今まで卒業してからやってきたミュージカルとまた違う毛色の、繊細な芝居心みたいなものが必要とされるような感覚もありましたので、私にとってすごく大きな挑戦だなと思いました。まだ稽古も始まっていませんが、すでに緊張しています。
――緊張するというのは、今仰ったお芝居のところと、愛希さんが成功を成し遂げた作品だという部分でしょうか?
そうですね。あとは、やはり演出の鈴木裕美さんも初めてですごくお芝居の熱をもって指導してくださると聞いていましたし、自分自身お芝居心をもっと伸ばしたいと思っている時期でもあって。楽曲も難しいですし、初めてご一緒するキャストの皆様は、すごい役者さんばかりで。初演の愛希さんも大好評でしたし、あらゆるものがプレッシャーとなって感じております。
――ミュージカルの主人公を演じるのは初めてのご経験かと思いますが、その点についてはいかがですか?
女性が主役の作品が今の時代に多くなってきていますが、まだまだ、男性が主役の作品の方が多いのかなという気もしています。特に私は宝塚にいたので、宝塚の男役さんに寄り添う娘役を演じてきましたが、また環境が変わって、初めてそういうお役をさせていただけるのは、新たな大きな挑戦だなと思います。
――自分が演じる役に沿って物語が書かれているというのは、台本を読まれて感じることが違ったりしますか?
今までも、特にトップ娘役に就任させていただいてからは、娘役といえども、ありがたいことに台本のなかにもいろんなバックボーンも描かれていて役柄を想像しやすく、演じるのが実際の人物だったりするともっと想像しやすいこともありましたので、あまり感覚は変わらない気がしています。
ただ、単純に主演の作品は初めてなので、そういった意味ではすごく緊張していて、稽古が始まったり、幕が上がったらその責任ももっともっと伴ってくると思うので、どうなるんだろうなという感覚があります。今まで主演されてきた数々の皆さんを、また改めてすごく尊敬するだろうなと思いますね。
ミュージカル『マリー・キュリー』
●あらすじ
19世紀末、マリーは、大学進学のためパリ行きの列車に乗っていた。そこで出会ったアンヌと希望に胸を躍らせ、当時、少なかった女性科学者として、研究者のピエール・キュリーと共に新しい元素ラジウムを発見し、ノーベル賞を受賞する。ところが、ミステリアスな男・ルーベンが経営するラジウム工場では、体調を崩す工員が出てきて…。
●キャスト・スタッフ
出演:
昆 夏美/星風まどか(Wキャスト)、松下優也/葛山信吾(Wキャスト)、鈴木瑛美子/石田ニコル(Wキャスト)、水田航生/雷太(Wキャスト)
能條愛未、可知寛子、清水彩花、石川新太、坂元宏旬、藤浦功一、山口将太朗、石井 咲、石井亜早実、飯田汐音(Swing)
脚本:チョン・セウン
作曲:チェ・ジョンユン
演出:鈴木裕美
翻訳・訳詞:高橋亜子
●公演情報
【東京公演】天王洲 銀河劇場
2025年10月25日(土)~11月9日(日)
【大阪公演】梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2025年11月28日(金)~11月30日(日)
ヘアメイク:菊地由美子