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――4年半で新たな歌声に取り組まれてこられていますが、改めてこの楽曲に向き合うのはいかがでしょうか?
この4年半もずっとボイストレーニングは通い続けていて、外に出たら、男役としてしか使ってこなかった範囲ではなくて、女性パートとして歌っていかなければいけないので、歌ももちろんそうですが、声の質感とか、発声方法は、チャンネルを変えていかなければいけないところがすごくあったので、そのあたりをずっとトレーニングし続けていました。
それをやってきたことによって、先日も『エリザベート』の歌稽古をさせてもらいましたが、当時は高いと思っていた音や、若干出しにくいなと思っていたところが、「あれ、なんでこんなに苦労していたんだろう?」と思ったところも正直あって。もちろん、その時の自分が必死にやっていたという環境もあるかもしれませんが、今の生活環境プラス4年半のそういう訓練によって、声帯も筋肉ですし、自分でも実感として少し変化を感じられたのが、すごく嬉しかった最初の歌稽古でした。
――そうすると、今までとはまた違う表現方法を手にしてらっしゃるんですね。
少しゆとりを持って表現できるようになっているというか、表現に余白ができるというか。もちろん、当時も歌で表現しようとしていましたが、多分そう思っている部分が強かったのかなと、振り返ってみたりしています。今はもう少し俯瞰して見られるところがあります。

――俯瞰して見ると、どんなことが発見できたり、新たに見えたりしますか?
こういうところで緩急をつけて、そこにもうちょっとここのフレーズに色がのせられるかな、とか。そういうことを少し考えるゆとりができたかなという気はしますね。
――トートという役自体に久しぶりに取り組むのは、どんなことを感じたり考えたりしていますか?
当時、トートをどう表現したらいいのかと、死という存在そのものの役に対する解釈を、当時かなり悩んで、小池(修一郎)先生とも擦り合わせながら作っていったのですが、腑に落ちた自分なりのトート像が自分のなかでは明確に残っているので、そこは揺らぐことはないかなと思います。そこをベースに、一緒にお芝居する方たちが変わるので、お互いがどう影響し合うかはお稽古しながら、一緒に作っていけたらいいなと思っています。
【アニヴァーサリー’18月組ver.】3月14日(土)17:00公演
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