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――それは楽しみです。歌についてもお聞かせください。歌いたい曲や、ジャンル、もしくは声のレンジとか、考えていることはありますか?
コンサートに向けて、自分で調整のお稽古をした時に、今まで全然出なかった音が自然な発声によりどんどん広がっていったんです。元々私は声があまり低いほうではなく、男役としての声を作っていたことが多かったのですが、本来の自分の声で歌えることもまたひとつ楽しいなと、今感じているところです。
――高い音でも新しい声なんですね。
もっと素直な声かなと思います。
――『ODYSSEY-The Age of Discovery-』で歌われていた「BIG SPENDER」が、中高音域からファルセットの歌声で、こういう声を持ってらっしゃるんだと感動した記憶があります。
ありがとうございます。あの声は男役の時でも普通に出ていました。元々声が高い方なので、主の音が今までよりも少し上がると思います。そうすることで、今までと違う表現ができるのではないかなと思います。
――ああいう声とはまた違うんですか?
あの時はどうやって歌っていたんだろう(笑)。
――抜けた感じがすごく良いなと思ったんですよね。
あの曲はどちらかというと、声で歌っているというより、息の使い方とかリズムで歌っている感覚で、ダンスと一体化している感じでした。ああいうリズム系の曲は好きなんです。
――そうなんですね!歌とダンスの融合したひとつの表現としての方法論ですよね。
その通りです。あれは振付もあっての表現かなと思います。三井(聡)先生の振りと、自分の動きと歌がすごくマッチしたのだと思っています。
――そして、水夏希さんと望海風斗さんがゲストでご登場されますが、何かお話されたことはありますか?
お二人ともお忙しいですから、まだお話しはできていません。先日望海さんご出演の『マスタークラス』を拝見しました。望海さんがどこまでも(高みに)昇っていかれる姿を見て、尊敬が増すとともに、共演させていただくまでに自分を磨かなければという思いが湧き上りました。
水さんのYouTubeチャンネルをよくチェックしています。いつも新らしいことを吸収されている方なんですよ。在団中に、舞台を観に来ていただいた時は、感想やアドバイスなどをお聞きすると、いつも答えてくださいました。さらにご自身が最近刺激を受けられたり、勉強されていることなど様々な貴重な情報を話して下さるんです。毎回持ってこられるものが新しくて、いつどこでそんな学びをされているんだろうといつも尊敬しています。私もしっかり水さん以上の学びを持って臨みたいなと思っています。
――さまざまな情報を惜しみなく世に出すってすごいですよね。
水さんは本当に昔からそういう方で、なんでもご自分ひとりでしまっておかずに、下級生までみんなに伝えてくださる方でした。
――その思考は受け継いでいらっしゃいますか。
はい。「私もこうありたい」と、ずっと思っています。
――おふたりと歌う曲は、彩風さんから希望を出されているんですか?
私の希望した曲もあります。おふたりそれぞれとの思い出があり、ファンの皆様も「これを聴きたい」と思っておられるであろう曲を歌いたいです。皆様も色々な思いを馳せながら聴いていただけるのではないでしょうか。
彩風咲奈 1st Concert 『no man’s land』
505923,505924,505925