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――居心地の良い状況で過ごしてらっしゃるんですね。ダンスについて、荻田さんや、振付の方々に何か要望を伝えたことはありますか?
在団中にコンテンポラリー系のダンスに触れることが多く、その時にSeishiroさんにお世話になりました。Seishiroさんのダンスがすごく好きなので、ガッツリ踊りたいとお伝えしています。
――コンテンポラリーのダンスは、彩風さんのなかで表現のなにが違うんでしょうか。
在団中に初めてSeishiroさんの振付を受けた時に、プロモーションビデオという題材で、J-POPの曲に振りをつけていただきました。カウントももちろん、歌詞の意味をすごく考えられた振付や、自分がよく学んできたシアタージャズとは違った体のラインや流れ、動作の繋がりなどをすごく大事にされると思いました。私はお芝居が好きなので、歌詞の意味を考えて踊ることが好きなんです。もちろんリズムに合わせてひたすら踊っていくダンスも好きですが、コンテンポラリーは漠然と踊っていたり、技術を表現しているわけではなく、心のなかの表現や、テーマみたいなものがあるじゃないですか。そこがすごく魅力的で、また挑戦してみたいと思いました。
――その場合、役というよりは自分自身として表現されるんですか?
その題材によります。自分自身のことだけを考える時もありますし、J-POPの場合は、自分の思いも反映しながら、曲を作られた方がどういう気持ちで歌詞を書かれたのか、その背景を調べて踊ったりもしていました。
――シアタージャズもきっとあるのかなと思いますが、男役での表現とはきっと変わってきますよね。
変わってくると思います。でもどう変わるんだろう……?
――観劇などもされていると思いますが、例えばOGの先輩方の表現などもどんどん広がっているのをご覧になって、自分の選択肢のなかに「ああなりたい、こうなりたい」とか、「こういうのも出てくるのかな」みたいなのは考えたりしますか?
(少し考えて)元男役の先輩方は、その公演の踊りに順応して、すごくいろんな表現をされています。OG公演の時には、現役バリバリの頃と殆ど変わらないお姿で登場されて、そのかっこよさは健在でいらっしゃる。あんな風に、いろんなスイッチが自分でも入れられるようになりたいと思います。
――逆に言うと、もしそういう機会があれば、すぐに当時に戻れるぐらいのスイッチを持っておきたいということですか?
そうですね。持っておきたいです。
――いつかまたその姿に会えると思ってもいいということですか。
はい、そうですね。
彩風咲奈 1st Concert 『no man’s land』
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