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星風まどかがセレクト 宝塚時代の思い出とおすすめ作品とは?:インタビュー後編

星風まどかがセレクト 宝塚時代の思い出とおすすめ作品とは?:インタビュー後編

――次は『うたかたの恋』を選んでくださった理由をお聞かせください。

今まで数多く再演されてきた、宝塚で有名な作品ですが、そのなかで、私たちが一番直近で再演させていただいた『うたかたの恋』は、衣裳も演出もセットもガラッと変わって、新しい令和版といいますか、結構リニューアルしたところもあります。
『ベルサイユのばら』や『うたかたの恋』は、ちょっと時代物の作品です。古き良き柴田(侑宏)先生の作品をするにあたって、1個そのフィルターがかかるんですよ。むしろそうでなければならないというか、どこかお客様もそれを期待して観てくださるし、演じるにあたっても、ちょっとセリフの言い方が変わったり。

でも、私がやらせていただいた『うたかたの恋』は、芝居を一から考えて構築しました。今までいろんな再演もありましたし、観たこともありましたから、皆さんも情報をいろいろ知ってらっしゃると思いますが、新たに作っていく作業が新鮮でした。その結果、逆にすごくクラシカルな、重厚感のある作品に仕上がったのではないかなと。柚香(光)さんが演じられるルドルフがすごく儚くて、その切なさとか、そういったものがよりそうさせたのかなと思います。宝塚らしいですし、衣裳も素敵ですし、曲も良いので。

476756 『うたかたの恋(’23年花組・東京・千秋楽)』(c) 宝塚歌劇団 https://tv.rakuten.co.jp/content/476756/

Rakuten TVで『うたかたの恋(’23年花組・東京・千秋楽)』を観る

――衣裳の色彩のトーンが変わりましたよね。

そうなんです。ちょっと(英国)ロイヤル・バレエ団みたいな感覚かもしれないです。華やかですし、観てくださる方もきっと喜んでいただけるんじゃないかなと思って、おすすめです。

――『うたかたの恋』が大劇場で上演されるのは久しぶりでしたね。

そうなんです。やっぱり幕開きの大階段の赤絨毯ですね。元旦公演でしたが、すごく緊張したのを覚えています。皆様の期待値と、初日は元旦でしたし、大階段で有名な前奏が鳴った瞬間、震えが止まらないぐらい。やはりパワーのある作品だなと思います。

――星風さんが演じたマリー・ヴェッツェラに関して、どういうところを見ていただきたいとかありますか?

彼女は16歳、ということですよね。すごく若い彼女を、当時の私が演じていたので、なかなかお見苦しいところがあるかもしれませんが(苦笑)。でも「私は恋する16歳の乙女」と思って演じました。そういった昔の恋心とか、乙女な気持ちみたいなものも、共感していただけるところがあるかもしれません。すごく一途な女性なので、年齢は若いですが、大切な人に一生ついていくというその気持ち。しかも、あの時代ですし、すごいことだと思います。彼女を尊敬する部分もあったので、そういう女性として見ていただけたら嬉しいです。

――当時、その前の公演が『フィレンツェに燃える』(’22年花組・全国)でしたよね。そちらではマダムを貫禄を持って演じられていたので、次にマリーを演じたらどうなるんだろうと思って拝見したら、本当に16歳だったので驚いた記憶があります。

しんどそうじゃありませんでしたか?(笑)

――いいえ、全然!さすがだなと感嘆しました。

前半は特に夢見ている少女でしたから。彼女の人生を、最後に亡くなるまで演じたので、その成長過程が楽しかったですし、すごく幸せだったんですよ。最後、ああいう終わり方で、見方によれば悲劇、悲恋物かもしれませんが、演じている時はすごくハッピーで。もうこんな幸せな終わり方はないだろうっていうぐらい。好きな人と死ねて、最後天国で結婚式を挙げて、マリーとしては本当に満たされていたので。みんなは「可哀想だね、マリー」とか言われますが、「えっ何が!?」という感覚なんです。

――なるほど。あれは幸せなエンディングなんですね。

なので、その過程を演じるのがすごく楽しくて。確かに、『フィレンツェに燃える』のパメラ(・クレメンティーナ)との違いも楽しかったのを覚えています。

――『フィレンツェに燃える』も配信しているので、良かったら順番にご覧いただけたらいいですね。この2作品を続けて演じられているというところもご覧いただきたいなと思いました。

気になる方はぜひ順番にご覧ください。

作品情報

ミュージカル『マリー・キュリー』

<strong>ミュージカル『マリー・キュリー』</strong>

●あらすじ

19世紀末、マリーは、大学進学のためパリ行きの列車に乗っていた。そこで出会ったアンヌと希望に胸を躍らせ、当時、少なかった女性科学者として、研究者のピエール・キュリーと共に新しい元素ラジウムを発見し、ノーベル賞を受賞する。ところが、ミステリアスな男・ルーベンが経営するラジウム工場では、体調を崩す工員が出てきて…。

●キャスト・スタッフ

出演:
昆 夏美/星風まどか(Wキャスト)、松下優也/葛山信吾(Wキャスト)、鈴木瑛美子/石田ニコル(Wキャスト)、水田航生/雷太(Wキャスト)
能條愛未、可知寛子、清水彩花、石川新太、坂元宏旬、藤浦功一、山口将太朗、石井 咲、石井亜早実、飯田汐音(Swing)

脚本:チョン・セウン
作曲:チェ・ジョンユン
演出:鈴木裕美
翻訳・訳詞:高橋亜子

●公演情報

【東京公演】天王洲 銀河劇場
2025年10月25日(土)~11月9日(日)
【大阪公演】梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2025年11月28日(金)~11月30日(日)

ヘアメイク:菊地由美子

Rakuten TVで視聴する

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