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――万博のステージに宝塚OGの皆様が集まって、世界に向けて発信する場になると思いますが、今回のご出演にあたってはどのようなお気持ちですか?
万博といえば55年前の、1970年の大阪万博が私の親戚世代にとってストライクなんですよ。話だけ聞いていたものが、今年大阪で開催され、それに出演するという驚きと喜びがありました。さらにOGの方々とご一緒できるなんて素敵だなと。自分にとっては親戚の話でしかなかったものが、やっと身近に感じられることになりそうです。
――前回の万博を知っている上の世代のお話に、さらに実感が湧くようなお気持ちでしょうか。
そうですね。現代に蘇って自分も参加できる、みたいな。大きな会場もそうですし、宝塚のこの公演も「ミニ世界一周旅行」みたいな感じになりそうなので、楽しみに思っています。
――特に楽しみにされていることはありますか?
初めて観た宝塚歌劇の公演が麻実れいさんの出演作だったので、今回ご一緒できるのが本当に光栄で幸せです。実は、宝塚音楽学校100周年のイベントでゲストに呼んでいただいた時にも麻実さんとご一緒だったんです。
――音楽学校向けのイベントがあったんですか?
音楽学校100周年で、トークやショーを含む記念式典がありました。その時にご一緒させていただいて、最後の並びが麻実さんの隣だったんです。体半分は小学生、半分は大人みたいな感じで大変でした。私の宝塚に入るきっかけになった方と、時を経て、今年私の(芸能生活)40周年になる年にご一緒できることがとても嬉しいです。
――今回、麻実れいさんとご一緒されるのはそのイベント以来ですね。
私は50年前の『ベルサイユのばら』を東京で拝見しました。
でも、決めているんです。今回は、憧れの気持ちはやめましょうって。大谷翔平さんの言葉をお借りして(笑)。
――憧れを封印して一緒に舞台に立てるのはすごいことですよね。
封印と言ってしまいましたが、宝塚ってトキメキも大切じゃないですか。だから逆に、それを封印しないのもありなのかな、みたいなところもありますね。
――歌われる曲など、伺えることはありますか?
これまでに万博開催された国や都市をもとに、宝塚とマッチングするような楽曲を選んでくださっています。今回は私も含めてロンドン公演のメンバーが結構集まっているので、そのロンドン公演を行った『ミリオン・ドリームズ』から数曲歌います。その場面のダンスも随所にちりばめながら 、今回のメンバーにふさわしい振りもつきました。当時をご存じの方にとっては、懐かしいのに新鮮と感じていただけるのではないでしょうか。
――なるほど。真琴さんがご出演されるシーンで、ここが見どころという点は他にありますか?
安寿ミラさんが踊られて 、私が歌う場面があるのですが……ちょっとドキドキしています。舞台上にふたりだけだそうで……! 足を引っ張らないように頑張ります。
――そういうシーンは緊張されますか?
初めてなので緊張しますね。私はダンサーでもシンガーでもなく、自称エンターテイナーでしたから(笑)。絞られた人数での場面の経験はあまりないんです。今回は上級生の方とご一緒ですから、身が引き締まる思いです。
――新しいステージを拝見できますね。
はい。あとは、万博だけのスペシャルメドレーとしてアジアコーナーがあります。昔からある日本の曲を歌い継いでいくのですが、皆さんご存じの民謡がリズミカルなメドレーになっていて、振付はまだですが、音楽を聴いただけでワクワクしています。
それからソロ曲としては皆さまご存じの曲も歌います。最近歌ったことがあるのですが緊張してます。
EXPO2025『未来へのOne Step!〜世界を結ぶ愛の歌声〜』
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