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――そうすると、会場や公演日によっても違いますよね。
そうなんですよ。ライブの面白くて良い部分だと思ってます。お客様もパフォーマーだと思っているので、ライブの成功はお客様の役目が重大です(笑)。
――なるほど! 皆さんにも役目があるんですね(笑)!
皆さんがいないと始まらないので、ライブの大きい要因ですよ!同じようにしていても、みんなのテンションによって、パフォーマンスも変わる。ライブは相乗効果が生まれるんです。ですので、みんなも万全に準備を整えて思いっきり楽しんでほしい!
――特に海外の公演などは歓声がすごいですよね。
そうかもしれません。(宝塚歌劇団の)台湾公演のときも思ったんですが、すごくアドレナリンが出ました。でも、ゆっくり集中して楽しみたい人もいれば、盛り上がりたい人もいると思っていて、楽しみ方は自由であってほしい。正解はなく、一人ひとりが最高の時間を過ごせたら大成功だと思ってます。
――なるほど。
見に来てくださるお客さんとのキャッチボールが大事だなと改めて思います。自分がライブを観に行ったとき、ついお客さんを見てしまうんです。「お客さんたちはどんな感覚の顔をしているのかな」「ノリはどんな感じかな」と見ていると、みんな幸せそうな顔をしてるんです。その時、すごく幸せだなって感じます。『One-man LIVE773“Crystal”』でも、みんなの幸せな顔が見たいです。
――新たなライブ体験を相乗効果で作り上げようと。
ライブも育っていくものだと思うんですよ。私やお客さんと一緒に、ライブも成長していってほしいな。「聞く」というよりは「一緒にノる」。気持ちが前のめりになってほしいです。
――参加型ってことですね。
そう!
――拳を上げて。
ぴょんぴょん跳んだり。
――踊れそうなナンバーも、一緒に声を出せる曲もたくさんありますね。
立ちたい人は立つし、座りたい人は座ってていい。自由に楽しんでほしいです!
――アルバムの内容も伺わせてください。リード曲「Skyward」は植木豪さんプロデュースですが、植木さんとどんなお話をされて誕生した曲でしょうか。
ヒップホップの曲にいつか挑戦したいなと思っていたんです。「DAYLIGHT」のときも、挑戦しようかという話も出たんです。実は長年、いつかラップやヒップホップの曲をやりたいと言っていたんですが、「まだ早いかな、今じゃないかな」みたいな気持ちがあって。『サイボーグ009』『blue egoist』でヒップホップの曲を歌う経験をさせて頂きましたが、みんなで歌った曲で、自分ひとりで歌ったことはないんです。
「ひとりで歌う、ラップが入ったヒップホップの曲」と考えたときに、『サイボーグ009』『blue egoist』で触れたタイミングの「今だ!」と。
――ともにその経験を進んできたんですね。
『サイボーグ009』で植木豪さんと一緒に作品を作らせていただいたこともありますし、植木さん自身もアーティストとして歌も出していらっしゃるので、「ヒップホップの曲をやりたいと思うのですが、植木豪さんプロデュースしてください!」と直接ご連絡させていただいたら、即返事を頂きました。
――具体的にはどんな風に進められたんでしょうか。
私から曲のイメージをお伝えし、植木豪さんからもご提案をいただいて、ディスカッションしてすり合わせしました。初めての挑戦だったので、技術より気持ちを乗せやすいという楽曲にしたいなど。難易度は高くなると、カッコはいいけど伝えたい想いが薄くなってしまいそうな気がして…。その部分を、植木豪さんと何度も話し合いました。いわば、名人のような植木豪さんが出してきてくれたスタイリッシュなイメージに、「もう少しお茶の間な感じで…!」とお伝えしたり(笑)親しみのあるヒップホップにして頂きました。上がってきた曲は、「さすが豪さん! そうなんです! それです!(拍手)」という曲でした。
七海ひろき『One-man LIVE773“Crystal”』
507854,507855,507856