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柚香光、宝塚退団後初の舞台で“鬼”に挑戦 劇団☆新感線出演への想いを語る:インタビュー前編

柚香光、宝塚退団後初の舞台で“鬼”に挑戦 劇団☆新感線出演への想いを語る:インタビュー前編

――『BURN THE FLOOR(バーン・ザ・フロア)-COLOR MY HEART-』にもご出演されますが、公演を観に行ったり、ダンスレッスンを始めていると伺いましたが、印象や、この公演シリーズの魅力もお話いただけますでしょうか。

カンパニーの皆さんとお会いした時に、すごくハートフルだなと感じました。ダンスを愛して大事にしていらっしゃって、かつ日常のなかにそれがすごく自然に溶け込んでいるんです。コミュニケーションをとる時には自然に踊り出すと言うか、「今日調子どう?」って会話をするような感じで、一緒に踊り出したりされるんですよ。それがすごく印象的で、かつ素敵だなと。本当に会話をするようにダンスをする、コミュニケーションツールとして踊りを楽しんでらっしゃって、しかもそれがすごくかっこよくて、その姿がすごく印象的でした。

ボールルームダンス、社交ダンスというのは、社交界のコミュニケーションとしての踊りなんですよね。音楽に乗せて表現するだけじゃなくて、本当にコミュニケーションとしてダンスをしている。

『BURN THE FLOOR』のこれまでの公演の、私が感じる魅力的なポイントや印象は、「BURN」というだけあって、燃えるように躍動して、舞台上での摩擦や、飛び跳ねている衝撃が、本当に熱くて焦げてしまいそうなぐらいのエネルギーが充満しているイメージですね。

時折キャストのダンサーの方が、客席に降りて踊られたりするんですが、その舞台上の熱気を伴って客席に降りてきて、一緒に踊って、お客様も巻き込んで、すごく熱のある空間になる印象があります。踊りがメインのショーですが、お客様に「踊りって楽しいだろー!来いよー!」っていう、ウェルカムの熱がすごく高いカンパニーじゃないかなって思います。

――きっと客席の皆さんも踊りたくなっちゃいますね。

踊り出さずにはいられない、みんながウズウズしちゃうような公演じゃないかなと思います。

――柚香さんといえば、お芝居の上手さだけでなく、その圧倒的な高い身体能力や、ダンスの実力が宝塚在団中もすごく魅力だったと思います。これから先の舞台、『紅鬼物語』や『BURN THE FLOOR(バーン・ザ・フロア)-COLOR MY HEART-』に持っていくような柚香光の強みを、ご自身でどう考えますか。

1回見たらなかなか忘れない顔と言われるんですよ(笑)。華やかさと、印象的な自分の個性は、自分にとっては大事にしていかなければいけないですね。それは姿形もそうですし、自分の感性による芝居でも歌でも踊りでもそうですね。何か聞いた時に、自分に湧き上がってくるもの、それを見た時にどのように感じて、どのように表現したいのかと思う感受性の部分が、自分の大事な部分であるなと思います。

――新感線では歌って踊って、殺陣もあるかと思いますが、ご自身の中で準備はどこまでできていますか。

気合は十分です。「よしやるぞ!」とエンジンをふかしているんですが、本当に今からっていう感じですね。

――いのうえさんの1,000本ノックも楽しみですか?

そうですね。体力には自信があるので、やる気バリバリでおります。

――宝塚退団後のコンサート『TABLEAU』、『RUNWAY』、『マチュー・ガニオ スペシャル・ガラ ニューイヤーコンサート』を経て、今後の新感線や『BURN THE FLOOR』に繋がる経験や、何か新しく手に入れたものはありますか?

宝塚歌劇団という劇団で舞台を15年ずっとやってきて、自分のなかで核となっているもの、自分で大事にしているもの、自分の技がありますが、今までに出会ったことのない方々とご一緒することによって、自分が持っているもの、自分とは何かをすごく考えたり、探したりという時間を過ごせたこと、そういうことに気づかせていただく機会があったことは、次に進んでいく上でとても大きな学びであったなと思いますし、今も学んでいる最中です。

初めてお目にかかる方々に、「自分はこういう人間です」と、自分がわかってなければお伝えすることができない、表現することもできないというなかで、自分を見直すことは、とても大事なことだなと思いますし、すごくありがたいなと思います。

インタビュー後編を読む

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作品情報

2025年劇団☆新感線45周年興行・夏公演 いのうえ歌舞伎【譚】Retrospective『紅鬼物語』

●あらすじ

昔々、そのまた昔。都には鬼が現れ、人々を襲っていた。 貴族である源蒼(鈴木拡樹)の家臣、坂上金之助(喜矢武豊)も鬼に襲われるが、反撃して片腕を斬り落とすと、鬼は捨て台詞を吐いて飛び去った。
これを蒼に報せると、それを聞いた同じく家臣の碓井四万(千葉哲也)は、蒼の奥方が神隠しに遭ったのも、鬼の仕業ではないかと言い出した。
10年前のある朝、奥方の紅子(柚香光)と娘の藤(樋口日奈)は忽然と姿を消した。庭には鬼らしき足跡が一対、残されていたという。
それから紅子たちの行方は杳として知れない。
それでも「紅子と藤は生きている」と信じる蒼は、鬼の根城を探し出し、二人を取り戻そうと心に決めて、金之助、四万、そして桃千代(一ノ瀬颯)らと陰陽師の阿部辺丁迷(あべべていめい)のもとへ。だが、そこに金之助を襲った鬼の栃ノ木(早乙女友貴)がやってきて、桃千代を連れ去ってしまう。栃ノ木を追いかけ、蒼たちはシノナシ国へ向かった。
その頃、紅子と藤、紅子の両親は、シノナシ国の小さな村に身を寄せていた。紅子と藤の舞の見事さに村長の八十八(粟根まこと)は感心するばかり。そして八十八に尋ねられた紅子は、村を訪れた経緯を語り始めるが……。
ともに生きるか、ともに死ぬか――。
血の宿命に引き裂かれた二人の、哀しきお伽噺が今、幕を上げる。

●キャスト・スタッフ

出演:柚香光/早乙女友貴、喜矢武豊、一ノ瀬颯、樋口日奈/粟根まこと、千葉哲也/鈴木拡樹 ほか
作:青木 豪
演出:いのうえひでのり

●公演情報

【大阪公演】SkyシアターMBS
2025年5月13日(火)〜6月1日(日)
【東京公演】シアターH
2025年6月24日(火)〜7月17日(木)


スタイリスト:大園蓮珠

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